
こんにちは、「学ぶことは真似ることから」まねこです。
子どもの進路で中学選びは悩むことではないでしょうか。
- 私立中学校
- 公立中高一貫校(公立中高一貫校の適性検査とは)
- 大学附属の国立中学校
- 近所の公立中学校
などが選択肢として考えられます。
上記の1と2は試験・検査などがあり、3は検査や抽選など、4は試験はありません。
とりわけ、試験や検査がある中学校に進学するには、事前の準備”受験勉強”が必要になります。
中学受験をするにあたって、事前に家族と話し合い、約束(ルール・決まり事)を決めておくことをおすすめします。
【小学生】中学受験をする前にすべき10の約束【子どもと家族と】
なぜ約束ごとをするのか、それは中学受験が簡単なことではなく、子ども一人では乗り切れないからです。家族との協力、学校・塾との協力、多くの人の理解が必要です。
家族会議で約束ごとを決めておくと、困難やトラブルが起きたときに、その約束に立ち返って解決することができます。
受験勉強を開始する時期で多いのが小学校3・4年生です。
子どもはまだ幼いく、小学校で習わない難しい大量の問題に一人で挑むには、周囲のサポートが欠かせません。
では、”中学受験をする前にすべき家族との10の約束”を確認していきましょう。

1.受験する目的を忘れない約束
なぜ受験(受検)するのか。受験は、大人が押し付けるものではなく、子どもが決めることです。
子どもの知らない情報である、公立中と私立中の違い、メリットデメリットを伝える。さらに親の意見、家族の意見、あるいは希望を伝える。その意見を聞いて子ども本人に決めさせる。
あくまで最終判断は本人に決めてもらうのがベストです。子どもが幼いとある程度の導きは必要です。
- 自分のやりたいことが実現できるから
- 大学進学率が高いから
- 学習環境が整っているから
- 憧れの人の出身校だから
- 受験という困難を経験したいから
受験の理由は様々です。重要なのは子どもの”今やりたいこと”と”将来の自分”を子どもに考えさせることです。最終結論はでなくてOK。子どもが自分の頭で考え、その時点での目的を明確にしておくことが大事です。
こうすることで、子供自身が勉強する目的をしっかり持っているため頑張れます。
2.入試を理解し、現実を受け入れ、次を目指す約束
中学入試は全員が合格できません。むしろ不合格になる子どもの方が多いです。
この入試の仕組みを子どもだけでなく、家族全員が理解しておく必要があります。
不合格になった場合、意欲を失うのではなく、現状の自分の力を受け入れ、本来の目標に向かう約束をしておきましょう。
第1志望校を不合格になった場合、第2志望、第3志望、第4志望、、、に進むか、あるいは公立か。
どのような進路であれ、理由のない中学選択はせず、その中学に進む目的を明確にすべきです。中学での過ごし方に大きく関わってきます。
※不合格の悔しさは利用できる 絶対に合格する意志、 不合格であっても大学入試で、 リベンジする意志、 両方を持ち受験に望みましょう(・ω・)ノ
3.送迎の約束
中学受験で大切なことは、時間の扱い方です。
出来る限り、移動時間や何もしない待機時間を最小限に留めるために送迎をルール化すべきです。
特に、両親が共働きで、子どもの祖父母が遠方にいるなどで協力を仰げない場合は大変です。
- 塾への「行き」は母親、「帰り」父親で役割分担する
- 送迎の待機時間は塾の宿題をやるなど、子どもと待機時間の約束をする
- 子どもに「送り迎えが遅れてもイライラせず勉強をしておく」など親の立場を説明し理解してもらう
- 祖父母に協力してもらえるときは、時間や待ち合わせ場所を明確に伝える
- 祖父母にも家族会議の内容を理解してもらう
など、子ども、父と母、祖父母、全員で一丸となって子どもが頑張れる体制を組むことが大事です。
誰かが納得いかないことが起きた場合、何度も話し合い、全員が納得して子どもを応援できる雰囲気をつくりたいですね(^o^)丿

4.やりぬく約束
子どもとの約束です。
入試に向けての勉強は長丁場になります。必ずと言っていいほど、スランプや困難が訪れます。何事もなく順調に入試を迎える子どもはごく少数です。
- 学習内容の難易度の上昇
- テストの成績の低迷
- やりたいこと(遊びなど)の変化・増加・多様化
- 心身の成長と変化
- 体調の不調
- 友人関係
様々な状況の変化に伴い、当初の目的を達成するための行動ができなくなることがあります。これを回避するには事前の約束です。
子供自身が、辛いことを乗り越えて”諦めずやりぬく”決意を家族全員の前で宣言することが効果的です。
自ら”宣言”したことは撤回しにくいため、子どもが道を外れそうになったら”宣言”を思い出させることで、原点回帰できます。
5.自宅学習の約束
- 学校の宿題はいつどこでやるのか
- 塾の宿題はいつどこでやるのか
- 毎日習慣化することは何か
子どもが長い時間を過ごす自宅での学習が、受験では物を言います。
一方で自宅は、子どもが最もリラックスできる環境でもあります。ついついだらけることもあるでしょう。子どもが甘えられる空間でもあるのです。
そこで、家族全員で受験するうえでの自宅学習ルールを共有し、子どもが勉強に励む時間・場所を約束しておきましょう。
6.友達との接し方の約束
受験に向けて勉強を積み重ねていくと、塾で習うことが高度化し、学校で習うよりも遥かに学力がついていきます。
塾に通う子どもにとって、学校の授業で学ぶことが簡単に感じることがあります。
そこで、学校の授業をないがしろにすること、勉強の苦手な友達を見下すことをしてはならない約束です。
「自分が簡単に理解できることを、他人が理解できていない。」「自分は出来るのに、友達は出来ない。」
自分を中心に考えることが多い子どもにとって、最初は納得できないことです。
「何でこんなことが出来ないの?」と配慮に欠けた言葉も発するでしょう。学校の友達同士で遊んだり、話したり、宿題をしたり。いろんな状況は考えられます。
受験期間は、自分と異なる他者を尊重し、認める人間力を養う期間でもあります。

7.転塾しない約束
塾を変えることを簡単に許さない約束です。
中学受験に向けて、多くの場合は塾に通うことになります。塾は多くあり、どの塾に通うべきか迷うこともあるでしょう。
しかし、一度決めた塾を簡単に変えることはおすすめしません。
書く塾には指導方針があり、合格に向けてカリキュラムが考えられています。
学習進度も塾により異なり、途中で塾を変えるとなると「これは習った、あれは習ってない」と既習範囲の調整せざるを得ません。
進度だけでなく、勉強のやり方も異なり、新しい勉強法に戸惑うことでしょう。
さらに、通塾場所と時間帯の変化で、生活リズムも再構築する必要がでてきます。
以上の理由で、子どもにとって、塾をとっかえひっかえすることは良くありません。
「塾の勉強が大変だから塾を変えたい」「友達と一緒の塾に行きたい」など言わせないためにも事前に転塾しない約束はすべきです。
8.中学受験をやめるときの約束
途中で受験を断念するときの約束です。
前にも述べましたが、”最後までやりぬく約束”は必要です。
とはいえ、心身ともに幼い時期に、心も体も不調になるまでは無理をさせることはできません。
”本当にやめたいとき”はどうするのかを決めておくと良いです。
「しんどい」「きつい」「今日は勉強できない」など弱音を吐くことはあるでしょう。本心では合格したいと思っても、体調面などの理由でポロリと口走ることはよくあることです。
本当にやめる子どもが意を決したときは...
- 父親に伝える。
- やめると決意した次の日の朝9時に伝える。
- 家族全員がそろった中で伝える。
など約束をしておきましょう。

9.兄弟・姉妹との約束
受験をしない兄弟・姉妹がいればその子に対しても配慮が必要です。
受験生がいれば、何かとその子中心の生活になりがちです。他の子はほったらかしになることも。
事前に、受験の難しさ・大変さ、協力の必要性を説明して理解を求めましょう。
特に受験生より下の小さい子がいればわがままも言うでしょう。しかし、下の子が、上の子を見て高い志を持つチャンスでもあります。
上の子の良い所と悪い所を学ぶことができ、下の子が受験する場合はより効率よく受験に挑めることが期待できます。
10.中学入試がゴールではない約束
合格であれば成功者、不合格であれば人生終わり、そんなわけありません。
あくまで中学受験は、自分の夢の第1歩目に過ぎません。
進学した中学でどのように過ごすかが重要です。進学校に通い、さも勝ち誇って努力を怠れば大学入試に痛い目にあいます。社会人になっても努力を惜しまず行動した人が自分の志したことに近づけます。
合格不合格は別として、受験という困難に立ち向かった経験は、のちに訪れる困難にも果敢に挑める人にしてくれます。
では、今回は以上になります。
中学受験の人気の高まりは近年増えてきています。少子化に伴い、私立の中高一貫校は、高校の募集を停止・定員の減少するなどして、中学入試の段階から早期に子供を集める方針も見えています。
また、ネット申し込みにより、スマホ、タブレット、パソコンがあれば、容易に出願できる中学が増えてきているのも要因の1つでしょう。
子どもの周囲が中学受験が増えたとしても、受験をする目的は明確に持ち、しっかりと事前の約束をしてから受験に望んでほしいです。それでは(^^)/
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