こんにちは、「学ぶことは真似ることから」まねこです。
今回は中学受験をお考えの家庭に向けての内容です。
心身ともに子供であるため、小学生の受験には保護者のサポートが欠かせません。
そこで、中学受験を目指す親御さんが担うべき役割を紹介します。
中学受験での「親の役割」8選【合格する家庭に共通すること】
実際に中学受験に合格している家庭の話を伺うと、共通する役割があることがわかります。
8つに絞って取り上げます。
1.「叱咤役」と「褒め役」
中学受験に合格するためには、中学生顔負け高難易度の問題と圧倒的な勉強量が求められます。
子供にとってはとてもハードで、気分によっては勉強に向かえないときもあります。そんなときに背中を押す役割が必要です。
一人親の家庭もあるかと思いますが、家族の中で「叱咤役」と「褒め役」の役割分担をしている家庭は上手くことが多いです。
「叱咤役」⇒シンプルにダメなことはダメと厳しく接する役割
「褒め役」⇒結果が出たときはもちろん、何気ない行動も観察し評価してあげる役割
子供は厳しいだけでは、中学受験を途中放棄する可能性もあります。
重要なことは、心の逃げ場となる居場所は用意しておくことです。家族の中でも役割分担、塾の先生との役割分担が出来たらいいですね(^^)
2.子どもを認める役割
子供が自ら考え行動したことに対してコメントしてください。
言葉にすることで、自分の行動が良かったのか悪かったのか把握できます。子供が、親の期待する行動をした場合、褒めることで、子供はまたその行動をしようとします。
上手くいった結果に至るプロセスを評価し承認する
ざっくりした例を挙げると「テスト100点とれたね。すごいね。」より「授業中に集中し、家でも復習したから100点とれんたんだね。頑張ったね。」といった言い方です。
結果が出たときの行動を褒めると、もっと行動しようとする習慣が身につくことが期待できます。
子供は、承認欲求を満たしより自主的に行動をとるようになります。
3.最大級の応援者
応援者というスタンスであり続けることです。
「宿題をやらないなら受験は諦めなさい。」といった冷酷さはあまり小学生には効果がありません。危機感を持たせようとついつい言いがちですので注意です。
とはいえ、親であれば子供の行動にイライラすることは多々あり、口を出したくなるものです。
子供の勉強の不満は学習塾と相談を。
自宅の学習状況が良くなく、子供に言いたいことが溜まっている(=_=)こんなときは、学習塾の講師に代弁してもらうことをおすすめします。
家庭にもよりますが、よくありがちなのは、母親に対しては強気で反発する子。塾の先生の言うことはすんなり受け入れる子。こういうときは、叱ってもらう役割を人に任せちゃいましょう(^O^)/
4.”約束+公言”で行動を促す役割
役割としては分かりずらいですが、子供と約束し、公言させる役割です。
「家庭での破ってはいけないルール」「受験は途中で放棄しない約束」などです。やってはいけないこと・目標に向けて継続することなど、しっかり時間をとって話し合い、守るべきことを親子で確認する。
約束の内容は違えど、受験に成功しているどの家庭でもやっていることです。ざっくりした約束の内容は以下が参考になるかもしれません。
上記の約束より細かく、時間帯や内容などの設定は必要でしょう。
「○○中学に絶対合格する!」「合格するために毎日10ページは勉強する」「必ず寝る前に30分は読書をする」など約束したことを子供に宣言させることです。
宣言したからにはやらざるを得ません。
自分で決めて宣言したことを、自分のプライドにかけてやりきらせてください。
この約束と公言は、親子間だからこそ重みがあり、家庭だからこそできることです。
また、中学受験が何の苦労もなしに突破できることは珍しく、本来の定めた目標から外れそうになるときがあります。
そんなときにも親の役割が重要です。
5.原点回帰をさせる役割
子供が本来の目標から外れそうになったときに引き戻すことです。
- ○○中学に合格する
- 将来は東大に行く
- 宇宙飛行士になりたい
中学受験をするときは、受験をする目的を明確にすることが必須です。
誰しも受験を志したときはモチベーションは高いのですが、時間が経過するにつれ、辛くなったときに「なぜこんなに勉強しなければならないのか?」と疑問が生まれます。
この疑問が生まれ徐々に勉強することに気が進まなくなり、学力の向上がストップ、スランプに突入、受験を断念。なんてことも。
中学受験はスムーズにはいかない。
本来の目標である”原点”に子供を引き戻し、再び目標に向かい背中を押す。
子供の目を見て時間をかけて本音で話し合うことは、親子だからできることです。子供の表情が曇り出したら、一度ひざを突き合わせて子供の不満や不安を吐き出させる。気分を一新させる役割を上手に出来たらいいですね(*^^*)
6.学力把握
役割といいますか、親が知っておくべきことです。
「受験する中学の学力レベル」「子供自身の学力レベル」の2つです。
というのは、学力差がありすぎる非現実的な受験をするのを防ぐためです。
高い目標を定めるのは構いません。しかし、いよいよ受験直前となったときは、可能性が0に近い学校を受けようとするのは、単なる記念受験になるだけです。
「可能性が0でないなら挑戦する」「ダメもとで受験する」などよく聞きます。そこは少し冷静になって、経験が蓄積されている学習塾の意見を参考にすべきです。”無謀な受験”というのはプロならすぐにわかりますから。
逆に低すぎる志望校を選択しようとすることも避けるべきです。「落ちるのが怖い。」不安は受験につきものです。
不安を解消するためには情報収集と子供の現状は把握することです。
模試やテストで子供の学力(偏差値)を把握。
志望校の合格基準はプロに聞く。
現実を知ることで、子供への頑張らせ方も変わってきます。志望校をどのように定めるかの指標になります。
7.志望校へのいざない
どこの中学に行くのかは子供だけでは決められません。中学の情報が皆無に等しい子供に目指すきっかけを与える役割です。
子供と一緒に学校を調べよう!
スマホ1つあれば私立中学などの情報はネット上で調べられます。子供自身のことと中学のこと、以下のような項目を一覧化してみるといいです。
- 将来の夢
- 行きたい学校
- 費用面
- 通学手段
- 大学の合格実績
- 校風
- 先輩の声
- 私立か公立か国立か
- 共学か別学か
- 進学校か附属か
パソコンやタブレットなどで調べるだけでなく、パンフレットなどの資料もあると子供がイメージしやすいです。
最も効果的なのは中学に行くことですね。受験するときに志望理由を書く必要の中学もあります。実際に良く調べていれば、こういった志望理由書や面接で回答しやすくなるメリットもあります。下記を参考にしてください。
8.衣・食・住のサポート
特別なことは必要ありません。
注意したいことは3つ「朝食・睡眠・会話」です。
食事や睡眠が十分にとらないと頭は働きません。また、コミュニケーションのある空間は、子供を精神的に落ち着かせ勉強に集中できます。適度なコミュニケーションで、子供の心身の不調も察知できます。
では、今回は以上になります。
小学生の挑戦を正しく応援したいですね。それでは(^^)/