受験に科目バランスは必要なくなるか?【求められる力と入試の変化】

こんにちは、まねこです。

入試で合否を決定づけるのはテストの得点です。

中学・高校・大学のあらゆる入試で推薦などもあり、

  • 面接、ディスカッション
  • 作文、小論文
  • 内申点、活動実績

といったことが、各カテゴリーの入試で選抜方法として取り入れられています。

とはいえ、現状の大半の入試が、複数科目のテストの合計点で入学者が選抜されています。この入試の選抜方法は最近の変化しているようですので、少し拾い上げてみようと思います。

受験に科目バランスは必要なくなるか?【求められる力と入試の変化】

中学入試・高校入試・大学入試で気になったものをピックアップしていきます。中学入試が多めです(^_^;)

中学入試

世田谷区にある中高一貫校。2019年度の大学入試では、早慶上理には100名以上が合格、東京大学にも現役合格が出た進学校です。

算数1教科入試

算数一本勝負。60分100点で合否が決定する入試。

英語1教科入試

英検レベルで2級~準1級程度の出題。>英検のレベルについてはこちらで紹介。

アクティブラーニング型入試

思考力・協働力テストとして、特別な知識などが不要で、与えられたテーマに向き合う論述テストと、テーマについてグループごとの討議による試験。

参考までに以下の動画で学校側から入試についての説明を掲載します。

2020年度東京都市大学等々力中学校 AL入試について
出典;東京都市大学等々力中学校より

東京都江東区にある私立の中高一貫校。早慶などの難関私立大や、海外の大学への進学者もいる学校です。

ポテンシャル入試

題材に関する400字程度の作文と面接で選抜。2020年度の作文の題材の1つは「日本の文化」。

面接は10分のうち、3分を自己アピール、残り7分で面接。90秒まで゙動画を使用できたりプレゼン力が試されます。

東京都千代田区にある私立の中高一貫校。

インタラクティブ入試

算数とインタラクティブトライアルの2科目による入試。インタラクティブトライアルでは、英語を使ったゲームや対話などで評価します。

試験のサンプルを動画で閲覧できます。

【共立女子中学校】2/3インタラクティブトライアル「英語インタラクティブ説明動画」
出典;共立女子中学校より

1926年(大正15年4月)に創立した東京都八王子市の中高一貫校。

プログラミング入試

面接と、タブレットを使用してプログラミングした作品をプレゼンする形式。ジュニア・プログラミング検定を持っていれば免除もあり。

自己表現入試

事前にエントリーシートを書いて、それについての発表と面接。

適性検査型入試

作文と適性検査型の総合問題。>適性検査とは

埼玉県嵐山町にある私立の中高一貫校。

1教科型入試

英語か算数のみで合否判定。

ストーリーテリング入試

写真などの資料を見て自分の意見をまとめてプレゼン。

プログラミング入試

プログラミング言語を使って物語やゲームを作成しプレゼン。

1906年創立の東京都北区にある私立の中高一貫校。

ものづくり思考力入試

2020年度の実際に出題された問題は以下。

「ついうっかりやってしまう失敗」についてLEGOを使って表現する

日本の気候変動に対して具体的にどのようなことに取り組んでいけばいいか、LEGOを使って表現

東京都板橋区の私立の中高一貫校。

思考力(プレゼン)型

10ほどのテーマから1つを選択し、書籍やネットに接続可能なタブレットで情報収集し、まとめ上げ発表する。

東京都中野区にある理数的思考力・コミュニケーション能力・プレゼンテーション能力を重視した学校。

リベラルアーツ入試

日本語リスニングと、12歳までの学習歴などをプレゼンする面接試験。

AAA入試

Athlete・Artists・Academicで全国レベルの実績を持つ人が対象。

グローバル入試

日本語リスニングと、英語によるプレゼン。

読書プレゼン入試

日本語リスニングと、自分の好きな本をプレゼン。

東京都港区の私立の中高一貫校。

スマホの持ち込み可

2020年度の算数でスマホや書籍を参考にできる。

アイスクリームを食べる量と気温の関係はどのような関係にあるか

日本中にアンパンマンのぬいぐるみは何個あると思うか。

デジタルデバイスを文房具の延長と位置付けて、検索力や情報収集力も評価される。

高校入試

  • 神奈川県立高校

特色検査(自己表現検査)

横浜翠嵐高校、湘南高校、厚木高校、小田原高校をはじめとする進学校でも特色検査が導入されます。

知識を教科の枠に留まらず、横断的に活用する問題で、考え方・表現力・コミュニケーション能力などが問われます。

大学入試

今までも、数学オリンピック国際科学オリンピック出場は、東京大学や京都大学といった最難関大学の推薦入試でも評価されています。

その他の大学を取り上げます。

グローバル・セミナー入試

4月・8月のグローバル・セミナーに参加、作成したレポートや面接などで合否決定。

グローバル・ワークショップ入試

4月・8月のグローバル・ワークショップに参加、活動内容や面接などで合否決定。

1科目+小論文

総合政策学部と環境情報学部では、”英語と小論文”、”数学と小論文”、”英数と小論文”のみで合否決定。

一芸一能入試

過去にはけん玉日本一や、一輪車日本一などで入学者も。

特別型選抜

過去には全国金魚すくい選手兼2位の実績をアピールした入学者も。

簿記利用入試

英語か国語と、商業簿記で合否決定。

プレゼンテーション入試

求められる力

一般に入試で求められる力は、幅広い教科・科目でバランスよく得点する力です。

例えば、

  • 中学入試⇒国・算・理・社の4教科
  • 高校入試⇒英・数・国・理・社の5教科
  • 大学入試(理系国立)⇒英・国・数ⅠA・数ⅡB・理から2つ・地歴公民から1つの7科目
  • 大学入試(文系国立)⇒英・国・数理から3つ・地歴公民から2つの7科目

といったように、複数科目で得点することが求められます。

恐らく、この入試形態がすぐに消えることはないでしょう。

あらゆる教科・科目の問題を解ける能力は、実社会の課題にもあらゆる角度からアプローチして解決する土台になるからです。

しかし、最近の入試の動向を拾い上げていくと、複数の教科・科目をバランスよく得点する以外の選抜方法が見られます。

以下のような力も求められている傾向があります。

  • 1つの突出した能力
  • 教科・科目の枠を超えて横断的に考えられる力
  • 知識だけでなく、知識の活用力
  • 英語コミュニケーション能力
  • 自己表現力

1教科型入試のような突出した1つの能力を評価したり、適性検査型の入試、知識だけを問わない問題、言葉や言葉以外による表現など、必ずしも勉強のバランスは重視されていません。

集団の中で、自分の強みを自覚し、磨き、活し、人と協働できることが求められている気がします。

では、今回は以上になります。それでは(^^)/

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