【中学生】入試直前でも成績が伸びる人の特徴とは?【7つの行動】

こんにちは、「学ぶことは真似ることから」まねこです。

高校入試を控える中学生にとって、1月頃を過ぎると不安がつきものです。自分の進路が決まらず、周囲の何気ない声掛けも気になってしまう中学生が多くなります。

メンタル面で不安定になって勉強に気が向かず、ますます勉強時間が減少。勉強しなかったことに自己嫌悪に。成績が思うように伸びなければ、なおさら辛くなります(-_-;)

将来のことをしっかり考えられる人ほど、恐怖を感じやすいのかもしれません。

不安から入試直前に悪循環に陥らないために、試験前でも成績が伸びる子の特徴や行動を紹介します。

心が触れ動くことは、誰でもあることです。ひどく動揺しているときは、上手くいっている人の真似をして、行動することで、メンタル面が落ち着き、好循環を生み出せるでしょう。

【中学生】入試直前でも成績が伸びる人の特徴とは?【7つの行動】

勉強に関することや日常生活に関することなど、何か1つでも真似できることがあれば、やってみて、自分に合うようにアレンジすることをおすすめします。

1.今までの勉強してきたことを”解き直す”

直前でも伸びる子は、受験に向けて勉強してきたことで、間違ったことをもう1度トライしています

第一に「どうして間違ったのだろう?」と思えることです。

第二に、自分考え方が間違っていたのか検証できることです。

第三に、模範解答の考え方を自分のものにできることです。

間違えたからといって、自分の考え方を全否定する必要はありません。真面目な人で多いのが、ミスをしたとき、自分の解答方法が全て無意味なことだと勘違いしてしまうことです。

ときには、まったく見当違いのことをしていることもあると思います。しかし、直前期でよく目にするのが、解答に至るまでの思考は正しいのに、途中のたった1つのミスで不正解となっているケースです。にもかかわらず、「自分はできない人間だ…(T_T)」とやたらとネガティブになっている中学生が見られるのです。

成績が伸びる子は、ミスをした後に、途中のたった1つのミスを見つけて、修正し正答を導く”解き直し”をやっています。

”解き直し”をすれば、単純に学力が上がるだけでなく「自分の考え方が正しかった」と自信を持てます。さらに、自分の考え方の他に、模範解答に記載されている方法も熟読し、考え方や知識の確認をすれば、さらに成績が伸びることが期待できます。

2.基礎・基本の繰り返し

直前期になると、模擬試験を受験したり、より実践的な問題に挑戦したりすることが多くなります。

しかし、難易度が高い問題ばかり解いていると、成績が低迷する子もいます

地域のトップ校を志望している人にとって、難問を解くことは大事です。しかし、正答率が1%を下回るような問題があるのは事実です。試験の問題は、受験者の全員が解ける問題では、合否がつけられないため、予想正答率が設定されたうえで作成されます。つまり、中にはめちゃめちゃ難しい問題も、めちゃめちゃ簡単な問題も存在するのです。

伸びる子は、正答率が0%に近い問題にこだわらない傾向があります。潔く次の課題に進む。これが秘訣です。

また、応用問題は、基本を組み合わせて解答します。そのため、基礎・基本の問題がしっかり解ける子は、応用問題も解ける可能性が高いと言えます。成績が直前でも伸びる子は、そのことを知ってか知らずか、基礎・基本となる学習をおろそかにせず、反復しています

一問一答形式の問題、知識を体系的にまとめたノートなどを直前でもきちんとやるべきです。例えば、数学や理科の単位量あたりの知識の確認などですね。>試験直前で確認したい”単位”【全部知ってる?】

3.スキマ時間でも勉強している

勉強は、授業の時間や塾の時間、自分が決めた時間でやる。しっかりタイムマネジメントをしながら学習計画を立てることは重要です。

しかし、直前でも成績が上がる中学生を見ると、勉強すると決めた時間にかかわらず、ちょっとした時間でも勉強しています。

  • 授業の間の休み時間
  • 迎えを待っている時
  • 急遽、学校の授業が自習になった時

ちょっとした隙を見ては、勉強しようと企んでいます(^▽^;)

計画を立て、計画通り勉強を実行することも大事ですが、状況に応じて変化する意識もあるといいですね。

https://manabi-skillup.com/?p=2702

4.しつこく、納得するまで

  • 疑問があればすぐ調べ、すぐ考える
  • 間違えた箇所の正答を導くまでやり直す
  • 教えられても、分かった”ふり”をしない
  • 知らなかったことを、シンプルに覚えようとする

など。疑問なこと、不確かなこと、分からないこと、これらをほっとかないことです。

特に、熱心と思われる子はよく質問してきますが、その説明になかなか納得しなかったりします。自分の腹に落ちるまで熟考し、説明したことを自分の言葉に言い換えてから納得する子は伸びる傾向にあります。ただし、質問しているからと言って必ずしも成績が伸びやすいわけではありません(・_・)>しょっちゅう質問してくる子供の心理状態【勉強熱心?】

また、精神的に弱っているときは、ミスを悲観して、ミスから目を逸らしたくなります。1度目を逸らすと、癖になって、ミスをどんどん放置する子も見られます。”解決するまでやる所”と”とばす所”を、難易度によって明確にすみ分けをすると、安心して勉強できます。

5.抱え込まず人を頼る

「分からない所を自分ひとりの力で解決するには限界がある」と割り切ることです。

先ほどの”しつこさ”と相反することかもしれませんが、自分の限界を設定し、これ以上は無理という所までは自分ひとりで考え抜きます。設定した限界を超えたのなら、潔く先生など大人に助けてもらう。限界の設定は、問題にかけた時間と心理状態で決めれば良いでしょう。

同じ疑問を2・3日間も持ち続けていると、常に頭の片隅に1つの疑問があり、目の前のことに集中できません。学習能率が良いとは言えないため、限界を設定し、適度に人を頼ることも伸びる秘訣です。

6.上手く気晴らしができる

受験直前は、1日のほとんどが勉強となります。直前の適度な危機感は、学力を大きく伸ばすチャンスです。

しかし、受験勉強が人生の全てで、勉強で潰れてしまってはいけません。人としての目標はもっと先に定めるべきです。

成績が伸びる子は、勉強の合間に全く別のことにも夢中になる子が見られます。(中には永遠と勉強しまくる人もいますが(>_<))

  • 学校の体育の授業は本気で体を動かす
  • 1時間勉強したら必ず外に走りに行く
  • 日曜日の夜7時からは絶対勉強しないで、好きなことをやると決めている
  • 勉強開始5分前は、好きな音楽を絶対聞く

勉強のことなどさっぱり忘れ、夢中になれることを持つことが、かえって勉強に没頭することにつながるのでしょう。>やりたいことはやるべき【趣味と娯楽の付き合い方】

7.得意な教科を自覚している

一般に、高校入試の試験科目は5科目です。合否は5科目の合計点によって決まります。(内申点などもありますが)

既に9割以上の得点を取れる得意な科目と、6割程度しか取れない苦手な科目では、直前ではどちらに注力することが良いのでしょうか。ずばり、苦手科目です。

苦手科目は、まだ基本的な問題でも得点の取りこぼしが考えられ、基本的な問題を勉強するだけでも得点を上げる可能性は高い。一方、得意科目は、得点を上げるためには、あとは超難問を正解するしかありません。直前では得点が上昇しにくいのです。

伸びる子はこの得意不得意を自覚し、苦手科目に時間を割き、効率よく得点していることが考えられます。

さらに、苦手科目の勉強は、苦手であるがゆえ、続けて長い時間することが難しい。そこで、苦手科目の勉強に疲れたら、得意科目に移行するなどの工夫ができます。

得意科目を自覚することで、苦手科目の勉強に上手に向き合えることができます。

では、今回は以上になります。

何かと心配になる入試の直前期。伸びる子の特徴を真似しつつ、自分に適した行動を探ってみてください。それでは(^^)/