こんにちは、「学ぶことは真似ることから」まねこです。
中学受験の算数は好き嫌いがはっきり分かれる科目です。
特に、国語は大得意なのに、算数嫌いの女の子。受験は全科目バランスよく得点するのが合格のポイントです。
算数を苦手な人の特徴と改善策を見ていきます。
中学受験の算数で手こずる女の子の6つ特徴【改善策】
1.”やり方”ありきで解こうとする
※【中学受験】算数のテキストの内容
中学受験の算数で使用するテキストの大半が単元に分かれています。
教材によっては、第1回、第2回、、、などの分け方など。
各単元ごとに例題、確認問題、類似問題、演習問題、応用問題、入試問題などが記載されています。
最初の例題は、解法が示されています。例題を通して解法を学ぶことになります。
例えば、特殊算のやり方(線分図、面積図など)や、図形の求め方や公式を理解していきます。
解法を使って解こうとする子どもです。
「これはどうやるの?」「この問題はやったことがない」「これは割るの?掛けるの?」と言うような子どもです。
こういう子どもはやり方に囚われてしまっています。
目の前の問題は唯一の解き方があってその解き方を探している。問題に解法を当てはめようとしている。例題にはない問題を見ると解法を知らないから手も足も出ない。
「解法を暗記し解法をあてはめる」やり方は、中学受験の定番の問題には通用します。しかし、初めて見る問題には対応できません。
解法は1つではない。自分の考えでOK、その後に他の考えを吸収する。
間違えても構いませんので、まず自分の頭で考えることです。やり方など存在しないという前提で挑むのをおすすめします。
「解法の暗記⇒解法あてはめ」より「自分の考え⇒他の考えを吸収」の方が、論理的思考力を鍛えられます。
やり方ありきから脱却しましょう( `ー´)ノ
※”型”も大事 解法という名の”型”の暗記だけでは×ですが、 思考は知識が不可欠です。 型をまず学ぶことは悪ではありません。 【勉強法】型を学ぶすすめ【真似る⇒工夫⇒オリジナル】
また、親など周りの人は、子どもが自分で考えたことがたとえ遠回りすることだったとしても、否定したり、すぐに正攻法を教えたりすることは、おすすめできません。
子どもが主体的に考える癖をつけるためです。
ミスをしていい雰囲気、挑戦していい雰囲気があるといいですね。
2.すぐに「わからない」と訴えてくる
これも、自宅でやる光景です。
塾の宿題がわからず、親に教えてと訴えてくる。受験算数は、限られた知識で解答するため、大人でも難しい問題が多々あります。困りますね(”_”)
この場合も自分の頭で考えることができていないケースが多いです。
先ほどの「自分の考え⇒他の考えを吸収」で、”他の考え”は模範解答・解説と塾の先生への質問のことです。
しっかり考えたうえで、出来なかった箇所に印をつけさせればいいです。親は勉強の内容を教えなくてOKです。
しっかり考えるには、ただ問題文を何回も読むだけだと考えが進みずらいことが多いです。
式を書いたり、手を動かすことで思考できます。
そして、「わからない」ときの対処法として、”真似の仕方”、”調べ方”、”優先順位の付け方”を身につける必要があります。
「わからない」⇒自分で手を動かし考える⇒他の考えを吸収⇒印つけ
3.図や式を書こうとしない
女の子によく見られることですが、問題用紙をきれいに使う子。むやみやたらに書き込みたくない子。
こういう子どもも算数で苦労します。
中学受験の算数の問題分は長文です。ポイントとなる数字などに線を引いたり、丸を付けながら読む”汚し読み”が必須です。
図形の問題では、問題文に書かれていることを図に書き込んで、図の中で考えることも欠かせません。
そして、重要なことは、文に書かれたことを図式化することです。
図や式に転換することで、頭の中が整理できます。
”汚し読み”+”図式化”
4.分かってから書こうとする
”じーっ”と問題文を読む子ども。
稀に”超天才児”に出会うこともあり、”じーっ”と問題を見て解答用紙に答えだけ書いて満点。こんな子も中にはいます(*_*)
しかし、大半の子どもはこんなことはできません。思考の過程を”見える化”する必要があるんです。
中学受験の算数はすぐに答えを導ける問題は少ないです。
順序よく論理を組み立てていかないと答えは出ない。
そのため、その順序を視覚的に分かるように、図、式、イラスト、表、グラフなど書く。書くことで、思考していく順序が見えて分かりやすいんです。
一方で、算数で手こずる子は、頭で解答までのルートが見えたら、書こうとする。それまでは動かない。
「分かってから書く」ではなく「書きながら解き明かす」
「分かってから書く」ではなく「書きながら解き明かす」
5.解き直しで書写する
テストで間違えた問題を解き直す。解き直しをすることは素晴らしい(^^)
しかし、よく見ると、模範解答の解説を丸写し。女の子特有の美しい文字と図で解説書顔負けの作品です。
聞けば解き直しに2時間かかったそうです(-_-;)
算数でなかなか成果が上がらない子の特徴は解き直しのときにも見られます。
解説に書かれた方法が全てだと思っている子。しかし解き方は1つではありません。
解き直しは、自分の考えのどの部分で間違いが起こったかを確認することが大事です。
それに加えて解説の方法を吸収する。
自分の考えを全否定する必要はありません。
さらに、解き直しに時間をかけ過ぎ。ノートに解き直す目的は、原因分析し論理の破綻を突き止めること、知らない知識と新しい考えを獲得することです。
美しいノートを作り出すことにこだわる必要はありません。
”解き直す”という形にこだわり過ぎない
6.完璧主義
真面目な女の子に多くいるタイプです。
- 問題を最初から順番通りに解く子
- テキストで、分からない問題を永遠と解こうとする子
- 例題のやり方通りに解こうとする子
- 式の過程を全て丁寧に書こうとする子
- 図を定規やコンパスを使って書こうとする子
などです。
要領を得ていれば、簡略化されていてもいいわけです。ですが、なかなかできないこだわりの強い子は算数で伸び悩む子が多い(=_=)
効率がすべてではないです。とはいえ、入試は試験時間が限られていますので、制限時間内により速く解答する子は有利に変わりはありません。
日頃から、”正確さ””迅速さ””斬新さ”を意識することが求められます。
そして、ときには超難問は”とばしていい””後回しでいい”という考えが、かえって高得点につながることをアドバイスするといいですね。
”いい加減さ”、”適当さ”、”雑さ”は悪ではないときもあります。
柔軟な対応は時間を短縮できる
では、今回は以上になります。
算数でなかなか得点できない子どもに対して参考になれば幸いです。それでは(^^)/
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