【勉強できる子にする】小学生で身につけたい10のこと

こんにちは、「学ぶことは真似ることから」まねこです。

子どもは小さい頃に何を身につければ「あと伸び」するのでしょうか。

小さい頃に、最低限できるようにすべきことを紹介します。

【勉強できる子にする】小学生で身につけたい10のこと

小さい頃の行動は、成長する過程で重要な土台になることです。

土台を基礎とし、土台の上に成長とともに学んだことを積み上げていきます。

しっかりとした土台であれば、たくさんのことを積み上げられる、一方、軟弱な土台は積み上がらず、あと伸びが期待できません。

勉強できる子になるために、小学生のうちに学ぶ癖をつけることです。

自主的に勉強する習慣

家庭でも、自ら学ぶ習慣がつくまで、面倒を見る必要があるのです。

では、習慣的に学ぶために身につけるべき10の行動を見ていきます。

Preschool aged girl at the library

1.きちんとした座り方

きちんと座れる子にする。

姿勢が悪いまま勉強しようとすると、血流が悪くなり頭が回らない、ストレスが溜まるなど勉強のデメリットがあります。

https://manabi-skillup.com/?p=250

酷いと体への不調にもつながりますので、小さい頃に正しい姿勢を仕込みましょう。

※「ちゃんと座りなさい!」
このように指導しても子どもは「?」となります。
「背筋を伸ばす」
「お尻に力を入れる」
「背もたれにもたれかからない」
など具体的な声掛けだとわかりやすいです。

中学生になっても座れない子どもはいます。

勉強を長い時間”できる子”は、長い時間”座れる子”です。ただし、同じ姿勢は身体によくないので、適宜立ち上がるなどの休息は必要ですが。

勉強”できない子”は、授業中に座れず机に突っ伏したり、すぐにトイレに行って現実逃避したりします。その分勉強量は少ない。成績も伸びない。

学校では座学の時間が圧倒的に多いです。

多少の長い時間、難なく座ることができれば、学校での勉強も集中でき、新しい知識も吸収しやすいでしょう。

学ぶときは座っていることが大半。きちんと座れば多くの情報を得られ、落ち着いて物事を考えられる。

※座りすぎは身体に悪

2.話の聴き方

”しっかり聴く”ことができれば、耳から情報を得ることができます。

耳から入る新しい情報が知識となり、その知識を使って物事を考えていきます。

家庭で出来ることを挙げていくと、以下のようなことを実践していくことをおすすめします。

  • 相手の目を見て話を聴かせる
  • 他のことを中断させ、聴くことに集中させる
  • 聴いたことを理解したか、オウム返しさせる
  • 聴いたことの要点を捉えているか、要約させる

これは、子どもとのコミュニケーションの中で育まれることです。時折、単なるおしゃべりを、会話によるトレーニングと位置付けてみる。しっかりと要旨を捉えられ、的確な返答ができる子になります。

https://manabi-skillup.com/?p=2338

「聴く力は、学ぶ力」

「聴く力」は日々の会話で養うことができる。

3.えんぴつの持ち方

勉強で欠かせない行動である”書く”。

”書く”にはえんぴつを使います。が、小学校高学年でえんぴつを持てない子が多くいます。

幼少期の勉強は、自然に触れたり、会話したり、デジタル教材を使用したりと様々です。

学ぶ手段が様々がゆえに、えんぴつの持ち方がなおざりにされているように個人的に感じます。

えんぴつの持ち方は、大人が手取り足取りの指導が不可欠と考えています。言葉では伝わりません。

また、最近は”書く”ことも重視したデジタル教材もあります。

https://manabi-skillup.com/?p=1491
https://manabi-skillup.com/?p=1516

勉強していく過程で、えんぴつで書く行為は膨大です。

正しいえんぴつの持ち方ができれば、人よりも書くスピードは増し学習量は増えます。えんぴつを持てない人と比べ、毎日積み重ねる量が全く異なってくるのです。

勉強に必須の”書く”には、まずえんぴつを持てるように。

正しいえんぴつの持ち方は、今後の学習量に影響する。

4.消しゴムの使い方

えんぴつ同様、消しゴムもです。

「文字を消せない」「消す時間がかかる」と学習時間が奪われます。

※道具を使う経験不足
学ぶときに、学ぶ道具を使用します。
消しゴム、定規、ノートなどなど。
こういった文房具を操れない子どもを
多く見てきました。
小さい頃に、道具に触れる経験が
不足しているのかな、と感じます。
文房具に限らず、手の感覚を養う訓練は
子どもにとって必要ですね(^_^)

勉強道具を操る経験を。短い時間で勉強の効果がでる。

5.荷物の整理の仕方

  • 筆記用具(赤ペン、えんぴつ、消しゴム、定規、鉛筆削りなど)
  • ノート(科目数に応じた冊数・使い方など)
  • テキスト(教科書、ワーク、補助教材、参考書など)
  • 教材の模範解答(各科目に挟み込むなど)

勉強することが増えるにつれ、使用する教材も増えます。

勉強する都度、教材を探し回って時間を浪費すると、勉強時間がロスしてしまいます。

勉強する科目に応じて、すぐに荷物を取り出せる。取り出せるようにしまい方を工夫する。いわば「整理整頓力」です。

※教材をなくす子ども
教材などを保有する意識がない子がいます。
平気でなくす、友達に貸しっぱなし、
借りっぱなし、散らかし放題。
教材をはじめとする学びの道具は
能力を高める貴重なツールであるということを
認識させてしっかりと保有する。
子どもの頃から意識づけが必要です。

整理整頓は、頭を使います。

子どもが自ら「どうすれば効率よく道具をだせるか」と考える癖は、勉強においても効率を求める姿勢が身につきます。

「整理整頓力」は学力と直結する。

6.プリントの整理の仕方

紙の管理です。

デジタル教材が増えてきていますが、依然としてプリントを利用する場面はあります。

日常で書き留める場面、勉強する場面、仕事をする場面。

情報を整理するには紙は有効です。情報源の紙を整理できれば、「情報整理力」が身につきます。

氾濫する情報を整理する力は、子どもの頃の紙を整理することから。

分野による分類、紙のサイズによる分類、時系列による分類など、分類のヒントは子どもに伝授しておくといいですね。

「情報整理力」は紙を整理することから。

7.きちんとした文字の書き方

道具を整理し、道具を使いこなす。これと同じく文字を書くことです。

「文字は書けなくてもスマホやタブレットで十分」

「音声入力で文字おこしできるから、喋れればいい」

「書くのは効率が悪く時間がかかる」

など。技術革新により学び方も大きく変わっています。

それに伴って、”文字を書く”必要性を疑う声も大きくなりつつあります。

個人的な意見ですが、”文字を書く”ことは経験すべきと考えています。

  • ”文字を書く”ことは、思考を手助けする簡単な手段

ではないでしょうか。

”書く”ことで頭の中が視覚化でき考えを整理できます。しかも、紙とえんぴつさえあればいつでもどこでもできます。タブレットなど機器、起動に必要な電気も要りません。

ゆっくりと思考したり発想したりする有効な手段として、子どもの頃に身につけておいて損はないです。

子どもがデジタルツールを使いこなし、より効率的な思考手段を獲得できれば、そのとき柔軟に移行すればいいのです。

文字がありから思考できる。

8.テキストを使った勉強の仕方

教材の使い方を教えておく必要があります。

のちのち子どもが自然に本や教科書、テキストを開いて習慣的に勉強するには、どんな風に使うのかを一緒にやってみせてください。

多くの子どもがテキストの使い方を知りません。

最初のうちは、補助者となる人が、書いてあることを簡単に言い換えてあげる。言葉でやり方を説明するというよりも、親が興味を持ち、実際に一緒にやりながら、言い換えて、感心する。(感心したように振る舞う。)

子どもは、親がやっていることをやりたがります。

親を通してやり方だけでなく、興味をもつところ、感心するところを知る。すると、子どもが一人で勉強するときに、興味をもつポイント、感心するポイントも抑えられる。

親の興味⇒子も興味をもつ

親のやっていること⇒子もやりたがる

親が感心したこと⇒子も感心したがる

また、実際にテキストを利用した勉強では、子どもは何をすればいいかさっぱり分かりません。

  • 何を読み取るのか
  • どうやって考えたらいいのか
  • どこに何を書くのか
  • 読んで書いて次は何すればいいのか

習慣化するまで、一緒に座って勉強すべきですね。子どもは知らないことばっかりです。

子どもは知らないことばかり。何をどうするかはまず親と一緒に。

9.丸つけ・解き直し方

勉強で間違いを正すことは重要です。

問題を解いても、”自分の解答があっているかどうか”に興味を持たない子が多いです。

子どもの考えは尊重し、同時に、別の考え方を”丸つけ”を通して知れることを教えます。

採点して解き直すことは、知識不足を補い、論理の組み立ての基礎を身につけられます。

間違いから、知識を増やせる。

正すことで、未知の考えに触れられる。

10.時間の使い方

時間の感覚です。

自分のした行動に、どれだけの時間がかかったのかを認識する癖をつける。短い時間で成果を出すために、行動と時間の感覚を身につけるということです。

子どもはついつい、だらだらと過ごしがちです。そのだらだらを許容しない。

時間は無限にあるという錯覚を与えず、行動の質を高めるように手助けしましょう。

  • 時間制限をして勉強する
  • 細かく区切って勉強する
  • 締め切り時間を設定する

などすると効率を意識するのではないでしょうか。

時間は有限。単位時間あたり濃密な行動を。

では、今回は以上になります。

小学生のうちに最低限身につけておきたい10のことを紹介しました。

学習を習慣化するまでに、子どもに仕込むことは多々ありますが、子どもの性格に応じて優先順位を決めて身につけさせてください。それでは(^^)/