こんにちは、「学ぶことは真似をすること」からをコンセプトにブログを書いています。
みなさんは、どのような姿勢で勉強をしていますか?
今回は勉強と集中力についてのまとめです。
そもそも姿勢を良くした方がいいのか?【背筋を伸ばした方が良い理由】
勉強するときの姿勢はそれほど気にしない方もいらっしゃるかと思います。
一方で、子どものいる方は子どもの学ぶ姿勢に対して、「きちんと座りなさい」「姿勢を正しなさい」と指摘をした経験があるかと思います。
では、なぜ姿勢を良くした方がいいのでしょうか。
脳は全身の血液のおよそ2割を消費し、消費する酸素のおよそ2割を消費することが分かっています。
脳は働くためにエネルギーが必要です。エネルギーの大部分は、血液から送られるブドウ糖です。
頭が前にでるような猫背だと、首などの血管や神経が伸ばされ、血管が細くなり、血流量が減ります。脳への血流量が減ると、血液によって脳へ運ばれるブドウ糖の量も減り、エネルギー不足となり、脳が働かなくなるのです。
姿勢が悪いと内臓が圧迫されます。
内臓も働くときにエネルギーを消費しますが、圧迫された状態の内臓は、エネルギーが余計に必要になり、良い姿勢のときよりエネルギーが必要になるのです。
エネルギーをすぐに消費することで疲れやすく、集中力が切れやすくなってしまいます。
その他に、姿勢が悪いと肩こりの原因や目の疲れ、肥満の原因などがあるとされています。
たかが姿勢されど姿勢【背筋を伸ばすとこう変わる】
ということで姿勢は良くしましょう(^^)/
では背筋を伸ばし良い姿勢をするメリットをご紹介いたします。
ワーキングメモリとは、考え行動するときに一時的に情報を記憶する概念のことをいいます。
例えば、
- 12+35÷7を計算するときに、”12”を一時的に記憶し先に35÷7を計算、その後12+5(35÷7の答え)を計算する
- 文章を読むときに、一時的に最初に書かれていることを記憶し読みすすめ理解する
などが挙げられます。一時的に記憶しなければ人間は思考や行動ができません。
つまり、ワーキングメモリは何か考えたり、作業したりするときに一時的に記憶することです。
背筋を伸ばすためには、筋肉が必要です。姿勢を維持するための筋肉は抗重力筋と呼ばれます。
抗重力筋は首筋や太ももなどの筋肉で、抗重力筋がしっかり収縮すると、脳内で神経伝達物質が分泌されワーキングメモリの働きが増えます。ワーキングメモリの働きが活発になれば、悪い姿勢のときよりもより考え行動する効率があるということです。
小脳にある虫部は、主に体のバランスをとり、視覚や聴覚などから得た情報を判断します。
体のバランスが崩れると、視覚や聴覚から得た情報にずれが生じ、脳に負荷がかかり疲れやすくなってしまします。
脳が疲れてしまっては、自分の脳を最大限に活かせません。体のバランスを整え姿勢を正すことで脳のパフォーマンスを最大限に引き出しましょう。
フロリダ州立大学の研究結果に、「同じ姿勢をとることは、自分に関する記憶に働きかけ、その記憶は長持ちする」というものがあります。
これは、テストなどで思い出そうとしているときに、記憶するために学習したときの姿勢をとると、その時の記憶が思い出しやすいというものです。
パワーポーズという言葉はご存知でしょうか。ハーバード大学のエイミー・カディ博士の、堂々とした姿勢をとることで内面も変わるという発表です。
堂々とした姿勢をとると、ストレスが減少するうえに、テストステロンを上げより行動的になるという研究結果です。
逆に悪い姿勢(縮こまった姿勢)をとるとストレスに弱く落ち込んだような状態になることもわかりました。
表面的なことが内面にも影響をもたらすんですね(‘_’)
長らく続いた慣れた姿勢はすぐに変えられません。
まずは、勉強していないときの姿勢から直してみると良いかもしれません。
また、悪い姿勢で、腰痛や首の痛み、肩こりは、勉強の効果を弱めます。科学的に良いことはどんどん真似してみてください(^^)/