こんにちは、「学ぶことは真似をすることから」をコンセプトにブログを書いています。
新しいことを学んでいると、「ものすごくはかどる時」や「いまいち集中できない時」など、好不調を感じることはありませんか。
誰だって体調やメンタルの状態で、効率的に学べるときもあれば、そうでないときもあります。
今回は、「もっとやる気を出したい」「もっと集中したい」というときのヒントをご紹介します。
少しでも真似できることがあれば取り入れてみてください。
【効率的な学び】「ポーズ」をとるだけ【やる気アップ法】
あるポーズをとるだけで、やる気ができることがハーバード大学の研究で分かっています。
ハーバード大学の研究では胸を開いた堂々としたポーズを2分間とるだけで、やる気がでることが分かり、逆に、体をすくめた弱々しい姿勢をするとやる気が起きないというのです。
この他にもやる気の出るポーズ以下のようなものがあります。
こういったポーズをとることによってなぜ、やる気や集中力が上がるとされているのでしょうか。
これはホルモンが変化することが大きく関わっています。
ポーズをとるとやる気がアップする理由【テストステロン】
ポーズをとるとやる気が上がるという研究結果は、力強い堂々としたポーズを2分間継続してとった人は、男性ホルモンである「テストステロン」が20%増加するが判明しました。
つまりテストステロンが増えることが、やる気アップ・集中力アップの理由です。
テストステロンは、男性は精巣と副腎でつくられます。また、女性にも存在し、卵巣、脂肪、副腎でつくられます。
筋肉を作る作用や骨格を発達させる役割などがありますが、その他にも男性特有の機能だけでなく様々な作用があるとされています。
未知のことに対することに興味を持ち、旅にでたり新たなことに踏み出そうとする作用があるとされます。
男性を対象にテストステロンを投与する人としない人に分け、サイコロを振ってもらい、出た目の大きい人が賞金をもらえる実験があります。出た目は自己申告で行ったところ、テストステロンを投与した人の方が、虚偽の自己申告をしない割合が多かったのです。
自分という存在が社会の中にいることを意識し、人からの見え方を意識するようになるということでしょう。
テストステロンは20代で最も高くなるとされ、以後年齢とともに低下します。
テストステロンの減少によって、気分の落ち込み、頭痛、疲れやすくなるなど体に不調がでます。また、内臓脂肪が増える傾向にもあります。
ポーズをとるとやる気がアップする理由【コルチゾール】
力強い堂々としたポーズをとると、「コルチゾール」というホルモンが40%減少する実験結果も明らかになっています。
コルチゾールは副腎から分泌されるホルモンで、ストレスを受けたときに分泌され「ストレスホルモン」とも呼ばれています。
このコルチゾールが減少するということは、ストレスを感じることが減ったことを意味しています。
適正なコルチゾールは、炭水化物や脂肪、たんぱく代謝を制御し、人体の健康に不可欠ですが、多量に分泌されると血圧や血糖値を高め免疫低下をもたらしてしまいます。
学ぶ姿勢を変えてみる【ポーズをとって勉強もあり!?】
机に向かって勉強することがほとんどでしょうが、少し疲労を感じたり、やる気が低下した時に少しだけ姿勢を変える工夫をしてみてはどうでしょうか。
同じ姿勢で勉強することは疲れますので、姿勢を変えて勉強している人もいるかと思います。
かといって、前屈みになって体を縮めながら勉強はしない方が良いということですね(^-^)やる気がますます減少するかもしれません。
少し疲れたら以下のようなポーズで勉強することもありだと考えています。
- 椅子に座る場合は、前屈みにならず、背もたれに大袈裟にもたれ、テキストを斜め45°持ち上げ音読する(黙って読むより声に出すと気分も変えられます)
- 暗記すること紙に書いて、壁に貼り、壁の前に立ち、腰に手をあて胸を開いて暗記する(仁王立ち勉強)
不格好かもしれませんが、少しだけポーズを変えるだけでも気分転換にもなり、その後の勉強の集中力も変わっていきます。だまされたと思ってやってみてください(^_^)/~