なぜ中3から入塾する子が伸びるのか?【成績が上がる要因】

こんにちは、「学ぶことは真似ることから」まねこです。

中3の春頃に塾に入る中学生は、成績が上がりやすい傾向にあります。なぜでしょうか。

今回はその要因を考えて、成績が上げるヒントになればと考えています。

なぜ中3から入塾する子が伸びるのか?【成績が上がる要因】

今回は内容は、全ての中学生に当てはまるとは限りません。

しかし、中学3年生から始めて塾に入る子供が、既に通っていた子を追い抜くのを、毎年のように目にするのです。

この理由を明らかにして、成績が伸び悩む子供に足りないものを明らかにしたいと考えています。

では、「なぜ伸びるのか」その理由を取り上げていきます

「高校受験に合格する」という明確な目標を持って入塾する

中3から入塾する子の多くは高校受験をします。中には中高一貫校に通う生徒もいますが。

「絶対に合格したい」という意志を持った子は、明らかに目の色が違います。

入塾してから、授業で1つでも聞き漏らすまいと真剣で、課題を精力的に取り組み、疑問を解決しようと必死です

「明確に合格したい高校がある」⇒高いモチベーション⇒質の高い勉強⇒成績向上

逆に、志望校が不明確で何となく塾に通っている生徒は、中3になっても勉強に身が入りません。

中3春に意を決し、高校受験に挑もうと入る子は、心機一転して塾に入るため、あっという間に他の子を追い抜きます(・ω・)ノ

また、この”追い抜く”立場ということも成績が伸びる要因だと考えています。

塾に通っていた生徒を追いかける立場にある

既に塾に通っていた生徒は、塾のカリキュラムに沿って順調に勉強しており、新しく塾に入った生徒より先を行っています。

つまり、新しく入った生徒は”追いかける”立場にあるわけです

初めて塾に入ると、自分の知らないことを知っている生徒や出来ない事が出来る生徒、自分よりも成績が良い生徒、などを目の当たりにします。

高い意欲で入塾することに加え、さらにレベルの高さを肌で感じることで刺激を受けることになります。

”在塾生”が目の前のちょうどいい目標となる

「塾にいる生徒に追いつこう!」「こいつらを追い抜いてやろう!」と口には出すかは別として、意気込みがひしひしと伝わってきます。中3からの途中入塾生が、人一倍宿題をやり込んでくる様子は毎年恒例となっています。

※追いかけられる立場の在塾生
追いかけられる立場となる
既に塾に通っていた子の中には、
何かとだらだらしがち(-_-;)
塾に通っているだけで安心してはいけないと
つくづく感じます(^O^)/
長く塾に通っている生徒は
気を引き締める必要があります。

中3から入塾する子が伸びる要因は、親との関わり方も関係しています。

親から塾に通うことを禁じられていた

中3から塾に通うのは、遅い時期と言っても過言ではありません。塾によっては募集停止で、入塾を断るケースもあります。

中3という時期まで塾に入らず、受験学年で入ってくる生徒で、よくあるのが「自分は塾に入りたいが、親に止められていた。」場合です。

親が塾に通わせない理由は主に2点。「費用面」と「塾の必要性がない考え」です。

塾で学びたいと強く希望し、その親を説得し、ようやく塾に通わせてもらったわけです。頑張らないはずはありません。

「通塾の禁止される」⇒「通塾の許可される」⇒何が何でも成績を上げたい⇒質の高い勉強⇒成績向上

「塾に入りたい」と言ったからには、結果を出し親に認めてもらう必要があるのです。成果が出ず「やめろ」と言われるのを、どうしても避けたい子供の心理が働きます。

さらに、義務教育と違い授業料を払ってもらっている自覚も生まれます。「親のおかげで塾に通わせてもらっている。親のためにも勉強はおろそかに出来ない。」1つでも何か得ようと必死になれます。

塾に通わせてもらう親への感謝が芽生える。

勉強することは、自分ひとりのためでなく親のためでもある。勉強が「高校への合格」という目的の他に、「親へ報いる」という目的が加わった子は強いです。自発的な勉強によりどんどん成績が伸びます。

また、親自身も通塾の許可を出したわけですので、子供に無関心ではいられません。

親の適度な期待は一層子どもを成長させます。

通塾を許可した親自身から期待され応援される⇒子供にとって何よりの後押し⇒勉強へのモチベーションを高める

https://manabi-skillup.com/?p=874

今まで一人で時間をかけて勉強してきた

塾に通わず一人で勉強してきた子の多くは、勉強のやり方を自分で試行錯誤してきています。

そのため、ある程度自分オリジナルの勉強法が確立されています。さらに塾に通うことで効率的な勉強法を知るわけです。

自分の勉強法に、塾で学ぶ勉強法を取り入れ、より効果的な勉強ができるのです。

「自分の勉強法」+「塾の新たな勉強法」⇒より効果的な学習法に

また、塾に通わず勉強してきた生徒は、一人で勉強することが当たり前になっています。

一人で勉強することは、周りとの競争も少ないうえ、受験の情報も乏しく、不安を生みます。一人で勉強することが難しいことも経験しているため、勉強できる環境の”ありがたみ”を実感できます。

一人で勉強していた分、勉強する環境のありがたみを実感できる

一生懸命になって当然です。一人で勉強することがいかに難しいか”自分の弱さ”を知っていることは、逆に強みなのでしょう

また、”勉強するのは自分”というスタンスをしっかり持っているため、人に頼り過ぎないのも成績が伸びる要因と言えます。

「塾だからすぐに講師に聞く」というスタンスは、自分の頭で考えない癖がつく恐れがあります。

「勉強するのは自分」という自覚がある

さらに、自分で勉強をしっかりとしてきた子が多く、勉強するための土台となる人間力のようなものを兼ね備えていることも大きな要因です

人間力とは曖昧な言い方ですが、時間の使い方など生活の工夫ができる人です。メリハリをつけて勉強できる子です。

では、今回は以上になります。

誰しも入塾した当初は「塾への大きな期待」を持って入塾します。次第に環境になれてくると、なあなあになることがあります。

そうなったときは、入塾当初の目的や達成したい目標を親子で確認する時間を設けるべきでしょう。それでは(^^)/