こんにちは、「学ぶことは真似ることから」まねこです。
既に塾に通っている人の多くは意欲的に学べているでしょう。しかし、中には塾に行くのが億劫で辞めようか考えている人もいるかもしれません。
今回は、塾を辞めるタイミングについて、”辞め時”を考えていきます。
塾の辞め時を見極める【転塾や自宅で勉強すべき場合とは】
辞めざるを得なくなる前に、入る前に十分に検討すべきこともあります。小学生や中学生の保護者で、塾に通わせようと考えている場合は、良ければこちらの記事を確認ください。
では、塾の辞め時がどんな時か見ていきましょう。
1.本来の目的が変わった時
塾に通うには、通う目的を明確にしてから通塾することは必要です。
- 中学に向けての基礎学力を身につけるため
- 私立中学に合格するため
- 学習習慣をつけるため
- 志望校に合格するため
- 検定に合格するため
- 自宅ではできない学びを経験するため
- 学校のテストで10位以内に入るため
入塾目的は人それぞれ異なります。「叶えたい夢」「将来やりたいこと」「行きたい学校」が主な目的の原点となるはずです。
当初、自分の目的に応じるような塾選びをして入塾したはずです。
しかし時間が経過して、新たな経験や人との出会いなどがきっかけで「叶えたい夢」「将来やりたいこと」「行きたい学校」の変更は当然あります。新しい目標が生まれたら”辞め時”となる可能性が高いです。
塾で学ぶことが、新たな目標の達成とつながっているか考える
「塾で学ぶことで自分の目標は達成されるのか」を考え、通塾目的が不明確であれば辞めることを検討すべきです。
2.成果がでない時
勉強しても結果出ない時です。頑張って塾の方針に従って勉強しても成果でないのならば”辞め時”となります。
しかし、これには注意が必要です。自分の行動と成果の検証が必要です。
勉強のやり方に問題がある場合があるため、自分だけの判断ではなく、塾に一度相談しましょう。
勉強のやり方で改善すべき所があるはずです(多くの場合は勉強量の不足)。やったつもりになっている。
また、成果の検証の仕方も慎重にすべきです。検証はテストの成績推移でするものですが、テストは作為的に難易度の上げ下げが作問者によって簡単にできます。塾側の作成しているテストのみで成果検証するのは気を付けてください。
さらに、難易度のやたらと高いテストの成績が上がらないからといってすぐ”辞める”のはおすすめできません。逆に難易度が低すぎてもダメです。
どのくらいの期間で何が出来るようになったか検証する
重要なのは「勉強した内容が出来るようになっているか」です。点数だけではなく、中身の部分を見て判断してください。
3.塾への不信感が積み重なった時
成績のことだけではありません。よくあるトラブルをあげていきます。
- 授業料の支払い方法が不明確
- 授業料以外の料金の発生
- 授業の日程変更の連絡が不徹底
- 子供に対する言動が劣悪
- 教室環境が不衛生
- 友人関係のトラブルの対応の仕方が不十分
このようなトラブルが続く場合は”辞め時”を考えるべきでしょう。
多くの場合は、塾側の気のゆるみ、人手不足が原因です。
特に、昨今のどの業界でもよくあるでしょうが、講師不足は顕著です。
”ブラックバイト”などでも学習塾が話題になり、積極的に塾で働こうとする人材が少なく、敬遠されているのが現状です。
しっかりと子供と接する時間を設けられる塾を選ぶべきです。
4.受験の結果が出た時
塾の中には、幼児から高校生・既卒生まで一手に引き受ける塾もあります。一貫して教育できるメリットはあります。
ただ、どの塾にも強み・弱みはあり、指導が得意な年齢層があります。
「中学受験に強い塾」「お受験に重点を塾」「地元の国立大学への進学率が高い塾」など。
受験して進学先が決まったときは、引き続きこの塾で良いのか、あるいはもっといい選択肢はないか、精査すべき時期でしょう。
5.(中学受験をする小学生)”1月”
中学受験をする小学生にとって1月が”辞め時”になることがあります。
中学受験に対応する塾の多くは、2月からカリキュラムが始まるからです。
例えば、小学3年生の2月から4年生の勉強がスタートします。約2か月早いということです。
多くの中学受験が2月の頭に集中することから、学習スタートを調整しています。
通っている塾を辞めて他の塾を検討している場合は、カリキュラムの途中で入塾すると追いつくのが大変です。中には、カリキュラムの途中での受け入れを断る塾もあります。
スムーズに新しい塾で中学入試の合格を目指すのであれば、1月で決断すべきです。
6.勉強以前に人としての行動に問題がある時
塾によっては定期的な三者面談を実施している所もあります。
面談の中で、成績推移や塾での様子が伝えられます。もし塾側から、勉強面以外の行動面を指摘された場合は注意が必要です。
- えんぴつを持てません。
- 持ち物を持ってこれません。
- ノートに字を正しく書けません。
- 他の子供に迷惑をかけています。
- 15分も椅子に座れません。
- 配られたプリントをしまえません。
- 時間通りに教室に入れません。
など行動面で指摘があれば、勉強よりも生活面で改善すべきことがあるはずです。
塾の中には子供の生活面の改善にも力を入れている所もあり、厳しく丁寧に指導してくれます。ただそういった塾は多くはありません。
まずは、自宅で読み書き計算、整理整頓、時間管理、学習への姿勢など鍛えてから塾に行くのも遅くはありません。
7.人に無理やり塾に入れられた時
家族からの強制で塾に入るのは良くありません。
自分で希望し、自分で決め、自分で継続して頑張る。きっかけは大人から与えられてもいいですが、最終決定は子供自身がすべきです。
もし、人に無理やり塾に行くよう言われて、塾に入った場合は自分の辞めるべきです。
塾で学ぶ目的が明確になってからでも遅くはありません。
自宅で学ぶ手段はいくらでもある
学校の教材は内容が充実しています。
中学生の教科書は以前より問題数が増え、子供が自分でトレーニングし知識・技能が身につくようになっています。
さらに様々な教材にQRコードで参考資料、付属の問題、動画、画像などを閲覧できるようになっています。スマホの普及に対応しいろんな工夫が施されていることには驚きます。
塾以外にも学ぶ手段は多くあり、ネット環境があればタブレットやパソコンで学ぶ方法、通信教育で学ぶ方法なども考えられます。参考までに以下に内容も確認してみてください。
では、今回で以上になります。
塾を継続するかどうかの参考になれば幸いです。それでは(^^)/
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