こんにちは、「学ぶことは真似をすること」からをコンセプトにブログを書いています。
小さい子から高校生の親が直面する、「子どもやる気ない問題」
どう接したら良いのでしょうか。普段の何気ない子どもの行動(アクション)に対する親のリアクションが1つの要因になっています。
子どもがやる気を出てし、自分から勉強したり新しいことに挑戦したりする「ほめる」方法をまとめていきます。
自ら成長する子どもになる「ほめ」【ほめ方】
ただ単にほめれば良いということでははありません。ほめることが逆効果になることもあります。
期待することは、親がほめることによって、子どもが自ら行動し、能力を得ることです。
子どもは自分の行動が、のちにどのような成果を生み出すのか想定できません。親は、子どものした行動の結果、どういうことが起こったのか子どもに分からせる役割があります。
子どもが「行動→成果」という事実を認識し、自分がした行動が、将来何かしらの成果を生むと分かれば、子どもは自ら行動します。
どのように行動したことによって、どのような結果となったのか、客観的な情報を分かりやすく伝える必要があります。
自分のどの行動が、どういった成果を生んだのか伝えると良いです。
「すごい」「えらい」は子どもをやる気にさせるには有効です。伝えることに躊躇してしまう人もいるかと思いますが、子どもは自分の行動に価値があったと分かり、今後も主体的に行動します。
【やる気を失う】やってはいけないほめ方
ほめることをよく観察し、思ったことをストレートに伝えることで、相手に伝わります。
ほめることで、子どもが自ら「行動」し「成果」を得ることによって、今後も自ら行動することを求めています。
子どもが行動することに躊躇したり、不安を抱かせたりするような接し方を紹介します。
テストなどの結果をほめることも悪くはないですが、結果のみほめるより、良い結果となった要因をほめるべきです。
まれに努力せずにたまたま結果出てしまうケースがあります。このときに結果のみほめると、自ら努力せず、次も行動しなくても結果出ると勘違いさせ行動しなくなります。
「あなたならきっとできる!」「大丈夫!」など具体的なことがないのにほめられても、本当に自分はできるのか、大丈夫なのか、と不安に思ってしまいます。
価値観は人それぞれです。
自分の判断基準だけで、これはダメ、これは良いと判断するのではなく、柔軟に良いところを見つけ評価することで、子どもの行動が制限されず、いろんなことに積極的に挑戦します。
ほめることで高まる自己効力感【ほめる効果】
カナダ人の心理学者アルバート・バンデューラが提唱したセルフ・エフィカシー(self-efficacy)は「自己効力感」と呼ばれ、「人はうまく行動できると自分の可能性を認知する」というものです。
これは、行動をした結果、自信が生まれ、自分の可能性を信じられるようになるということです。
ほめることで「自己効力感」が高まり、行動することへのモチベーションがあり、挑戦する意欲が湧きあがります。
私自身、数学のテストで100点中30点も取れない、数学が苦手としている子がいました。授業の前に遊び感覚で導入する数列の問題で、その子が他の子よりも次々に早く答えを見つけることができました。羅列された数の規則を、見破り次にくる数を予想することにたけており、 みんなからも称賛されました。
これをきっかけに、数学の苦手だった子は、数学の他の単元も、自ら練習するようになり、数学が得点源の科目になりました。
さらに、驚いたことに、他の科目も全て大幅に成果が上がりました。
数の規則を見つけること称賛され自信を得たことで、全ての科目において大きな成果を出した良い例でした。
的確に行動をほめることは、子どもを行動させるだけなく日ごろの生活の充実感も与えます。
子どもとコミュニケーションをとる中で、何気ない努力に気づき評価することでやる気がでます。
アンテナを張り巡らせ、良いところは言葉にし続けることで、どれか1つの言葉がきっかけで大きく変わります。ぜひ参考にしてください。
また、自己効力感を持つことは、大人にとっても必要に感じます。小さな目標を設定し達成していくことが自己効力感を得られる1つの方法です。 仕事などで新しいことを学ぶ必要があるとき、内面から変えることを意識してみると行動が変わるはずです。