こんにちは、学ぶことについてまとめています。
多読とは、主に外国語を習得するために、たくさんの外国語を読み習得する学習法です。「多読」という字のごとく、単純に多くの外国語の本を読むことです。
ここでは、日本語の文章の多読をおすすめします。
【たくさん読むだけでOK】多読のメリット
読書をする習慣がない人はまず、本を読み始めましょう。
「朝の通勤通学前に10分だけ読書」「寝る前に2ページだけ読書」など簡単にできることを決めやってみましょう。
ポイントはこれなら絶対できるという簡単なルール設定をすることです。
たくさん読むだけで、国語の力はつきます。
国語の力とは考える力です、すなわち思考力です。
しかし、物事を考えたりするのに、言葉を知らなくては考えられません。人は言葉を使って考えます。言葉をいっさい使わずに何かを考えることはできるでしょうか?言葉をまず知るために多読をおすすめます。
小学生の読書と読解力の調査では、日ごろから読書習慣のある小学生と読書をしない小学生では、読解力にさほど差がなかったとの調査があります。
小学生の場合、読書習慣がある人は語彙力はつきますが、読解力の向上には直接つながらなかったというこです。
しかし、年齢が上がるにつれて、小学生の時の読書習慣と読解力の関係を調べたところ、中学生や高校生になると、小学生の時に読書習慣があった子の方が、文章理解力がつきやすいことがわかりました。
小学生のうちにたくさんの言葉に触れておくと、小学生のうちは語彙力がつき、小学生の時に獲得した語彙力を中高生で読解力に結びつけることができます。
多読のコツ【早く上達する5つのポイント】
「読みたい」「読んでいて楽しい」と思った本から読んでいきましょう。字の大きさや小学生低学年向けでも構いません。
やりたいことからやり始めることが、途中で挫折しないポイントです。
また、読書習慣がついたら、興味のない読み物にも手を出してみると、想定外の意外な知識が得られます。習慣化できた、ぜひまったく縁のなさそうな分野にぜひ挑戦してみてください(^O^)
文脈から判断し、言葉の意味を考えてみる。想像できなければ飛ばす。
また、理解できない箇所や読めない漢字は飛ばしてOKです。後にいろんな読み物を読むにつれて、言葉の意味が発見できます。
どうしても気なったものは調べて構いません。
読んでみなければ、内容が自分に合っているかどうかは分かりません。
面白そうだと思って手に取った本を読んでみたら、内容はまったく興味がないものだったら他の本に移りましょう。
他の本を読むのであればけっして挫折ではありません。自分に厳しくなりすぎないように。
1日も欠かさず読書をする( `ー´)ノ
毎日読み続ければ、読むスピードも速まり、スムーズに様々な言葉が頭に入ってくることが実感できます。
理解できなかった箇所を何度も戻って読み返すことではありません。
全て1回読み終わってから、最初から最後までもう1度読むことです。できれば、2度3度読むことをおすすめします。
読書以外でも、「教科書を何回も読むことで、それも覚えるまで読んで、書いていることを理解し、出来るようになる。」という勉強方法で難関大学に合格された方もいます。
「山口真由さんの7回読み勉強法」をご紹介します。
多読での成功者に学ぶ【多読のやり方】
山口真由さんは、札幌出身、東京大学法学部3年生で司法試験合格、4年生で国家公務員一種合格、首席で卒業後、ハーバード大学ロースクール修了後、弁護士として活躍されています。
山口さんは、小学生の頃から親の本棚にある本を読んでおり、この時から読書習慣があったそうです。
そして、高校生の時に、7回読み勉強法を確立、「忘れてももう1度読めばよい」とわりきって、テキストを何度も読むそうです。
山口さんの著書「7回読み勉強法」をざっくりとご紹介する(詳しくは本を読んでみてください)と、次のようになります。
1回目から3回目は理解しようとせずにさらさらと読み全体を把握、4、5回目はテンポよく黙読し理解度を上げる、6、7回目で細部まで黙読しページごとに要約する。
多読を小さいことから継続したことで、高校生、大学生、さらには最難関の資格試験に合格されています
勉強法には、人それぞれ向き不向きがありますが、「読む」ということを最大の強みに勉強をし、成功をしている例です。ぜひ1度真似してみてください。
読むということを軸に勉強をするという7回読み勉強法は、国語だけではなく他教科、他分野でも実践できます。何より国語は全ての勉強の基礎です。
紹介した多読の方法に納得されない方も、読み考えることは尊い行為であるというお考えはあるのではないでしょうか。