
こんにちは、「学ぶことは真似ることから」まねこです。
勉強し始めの初期段階は、覚えるべき知識がたくさんあります。
学年が上がるにつれて勉強の難易度も上がり、覚えるべき知識レベルも高くなります。なかなか知識が頭に入らず、思考力を問う問題まで進めない人もいるのではないでしょうか。
資格試験でも最初は知らないことばかり。まずは”覚える”ことは欠かせません。
今回は、記憶するときに工夫して覚えるヒントになればと思います。
【記憶術】複雑なことを覚えるには〇〇化する【勉強を工夫する】
早速ですが、タイトルにある「○○化」とは、以下のようになります。
”複雑なことを覚えるには「グループ化」する”
例えば、次の10桁の数字を即座に記憶することはできますか。
『0120441202』
語呂合わせなどでもしないと、なかなか難しいのではないでしょうか。
「ゼロ、イチ、ニー、、、」と覚えようにも思い出すには一苦労。しかし、少し工夫して、以下のように数字を見てください。
『0120-441-202』
電話番号に見えますね。10桁の数字を分割して、『4桁-3桁-3桁』とグループ分けをしたことで一気に覚えやすくなったのではないでしょうか。
無意味な数字の羅列もグループ化することで覚えやすくなるのです。
このグループ化して覚えやすくすることをチャンク化と言います。

チャンク化とは
チャンク化はチャンキングとも呼ばれ、あるものをより小さな断片に分割したり、逆により大きな断片にまとめたりすることです。
※チャンクとは chunkは「塊」のこと。
正確にはチャンク化は3種類あります。
この3種類の簡単な説明と例を以下で確認します。
まとまりのものを、細かく具体的にすることです(具体化)。
例として、次の17文字のひらがなの羅列もチャンク・ダウンしなければ頭には入りません。
チャンク・ダウンすることで、松尾芭蕉の”おくのほそ道”の中にある一句と分かります。
分割してグループ化することで、詳細に目が届くメリットがあります。
あるものを、より大きな単位にまとめることです(抽象化)。
例として、目標設定が挙げられます。
具体的な行動の根源は、抽象的な目標があるからこそ。チャンク・アップは具体的な行動のための目的設定に有効です。
ものの見方を横にずらして、別の視点で物事をとらえることです。
例としては、数学の問題で解法に息詰まったときに、「三平方の定理でダメなら、相似を利用して解いてみよう。」など別角度で問題をとらえるときに有効です。
心理学者ジョージ・ミラー チャンク化理論は、認知心理学の先駆け ジョージ・ミラーによって発表されました。 アメリカの心理学者であり、プリンストン大学、 ロックフェラー大学、マサチューセッツ工科大学、 ハーバード大学でも教授をつとめ、 オックスフォード大学ではフェローを務めました。

勉強でチャンク化を取り入れる
例えば、英語の熟語を覚えるとき、無作為に覚えていくよりもグループ化して覚えることが威力を発揮します。下記の例を参考にしてください。
この他にも、以下のような方法でグループ化をして覚えたり理解することで、勉強効率が高まります。
※マジカルナンバー7±2 心理学者ジョージ・ミラーは 短期記憶の容量が7個前後であることを発見。 7個というのは、意味を持った塊(chunk)。 覚えにくいことは、7個前後のグループに 分けて覚えることが良さそうです(^o^)丿
では、今回は以上になります。
力技で気合で覚えることだけでなく、グループ化することで効率よく覚え、忘れにくい記憶術を試してみてください。それでは(^^)/
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