新しいことを学ぶときにまず何から手を付ければ良いのか、何から始めれば良いか。
こういった疑問に1つの回答があります。それは、ズバリ過去問です。
何も知識がない状態であっても、まず過去問を解くべきです。
知識ゼロでも過去問を解くべき理由と利点
なぜ何もわからない状態でも過去問を解くのか説明します。
出口を把握するため、つまり、最終的に試験にはどのような問題が出るか知るためです。
どのような問題がでるか把握できれば、試験に向けて必要な知識や、求めらることが分かり、試験に向けての道筋が見えてきます。
いきなり過去問を解こうとしても、最初は知らないことだらけ、まったく分からないことばかりです。しかし、ショックを受けてモチベーションを下げる必要はありません。「できなくて当たり前」というスタンスで過去問を解いてみましょう。
ゴールに向かってどう進んでいくかは、まず出口(試験)を知らなければ、さまようことになり、不安にもなります。まずゴールを知るべし。
新しいことを学ぶと、新しい力が身につくことで自分の知らない世界を見させてくれます。
ですが、試験に合格しなければ、学校への入学や資格の取得は実現できません。できることなら、最短距離で合格したいものです。
世の中にはいろんな試験がありますが、必ず問題の作問者が存在し、作問者は何かしらの意図をもって問題を作成します。その意図が出題の傾向として問題にあらわれます。
その傾向をつかんだうえで勉強することで、試験に出題される限られた知識で合格が望めるのです。
1つの分野をすみからすみまで全てを網羅し、学ぶことはその分野を極めるために大変重要です。しかし、試験は全ては出題されません。
限られた時間で最短で合格を目指すのであれば過去問から解くことが効率的です。
学ぶ分野の基礎事項を、順を追って勉強するとき、覚えなければならないことがでてきます。
過去問を解いていないと、この知識が試験でどう役に立つのがわかりません。そのため、役に立つかどうかわからないことを必死で覚えようとすることが、精神的に苦しくなります。「これは試験に役に立つのか」「無駄な勉強ではないのか」などと不安になってきます(´Д`)
事前に過去問を解いていれば、出題のされ方がわかり、覚えることの必要性を実感できます。そのため、「これは試験に出るから絶対覚えよう!」とより意欲的になれます。
どの分野を学ぶにしても、その分野はカテゴリーに細分化され、分けられたことを細かく深く学んでいきます。
例えば、分野→単元→章→節のように細かく分けられ、”ある分野のある単元の第3章の第4節”を学び、次は”第5節”、その次は、第4章1節という流れです。
その節ごとに、得られる知識は、他の節で得た知識とどのように関わっているのかを学ばなければテストの問題は解けません。試験は得た知識を総動員して解いていくわけです。
得た知識が、他の章や節で得た知識とどう絡み合うのかを知る手がかりが過去問にはあります。過去問を解いていくと、何のつながりもわからなかったことの関係性を捉えられます。
受験指導をしていると、「まだ、全て勉強していないし、準備できていないから、過去問は解きません。模擬試験も受けません。」
という考えの人によく出会います。
確かに、過去問や模擬テストができないと、メンタルへのダメージが多いです(+_+)
しかしショックを受ける必要は全くありません。先ほども伝えましたが、学び始めはできなくて当然です。
傾向をつかみ作問者の意図を読み解くために過去問は有効ですが、前回の試験とまったく同じ問題はまずでません。試験直前にだけ過去問を解こうとせず、勉強初日にやって、勉強のスタートラインに立ち、勇気をもって遠くにあるゴールをおぼろげにみてみましょう。
学ぶことは試験に合格するための行動ではありません。最短で合格をつかむ手段の1つとして参考にしてもらえたら幸いです( ˘ω˘ )