【上達する勉強法】受信したら”発信”せよ【効率よく身につく学び】

こんにちは、「学ぶことは真似ることから」まねこです。

勉強のやり方は様々です。

勉強に熱心な中高生が黙々と勉強している姿を見ていると、単語帳を見たり書いたり、世界史・日本史の教科書を読んだり、ちょっとした移動時間でリスニングを聞いたり。

「頑張っているなぁ」と感心することも多々あります。感心すると同時に、せっかく頑張って勉強しているのであれば、”黙々”と勉強することに加えて、勉強したことを外に発信したらもっといいのではと感じます。

【上達する勉強法】受信したら”発信”せよ【効率よく身につく学び】

勉強における、”受信”と”発信”について簡単に確認します。ここでは、厳密さには目をつぶり、以下のように理解してください。

受信とは
  • 情報を受け取る≒インプット

具体的には...

新しい言葉や用語、意味、知識、法則、原理などを知るため「授業を受ける」「話を聞く」「本を読む」「繰り返し書いて覚える」「動画を見る」など。

発信とは
  • 情報を伝える≒アウトプット

具体的には...

知っている言葉や用語、意味、知識、法則、原理などを伝えるため「人に話をする」「人に伝わるように書く」「人に教える」など。

受信が得意な子ども

最近の子ども達を見ていると圧倒的に”受信”が得意な子が多いです。

「話の要点を上手に把握できる」といった子です。”受信”慣れしているからだと考えています。

例えば、

  • ネットで必要な情報だけを探して見る
  • ネットで理解できることだけを見る
  • Youtubeなどの動画サイトで興味のある情報だけ見る
  • スマホの使い方を自然に覚えアプリなどを使う

ネット環境が整い、タブレット・パソコン・スマホで誰でも簡単に情報を得られることが要因ではないでしょうか。

小さい頃から大量の情報に触れることに慣れている。自分の理解できること、好きなこと、必要なこと、を大量の情報から抜き出す力に優れているように感じます。

情報を検索し、必要に応じて取捨選択するなど、情報を処理する力があることは、将来生きる上で必ず役に立ちます。

様々な手段で情報を”受信”している子ども達の多くは、一部の子や幼い子を除いて授業で話を聴くことができます。

https://manabi-skillup.com/?p=2338

一方で、”受信”したことをより効率的に身につけるために、もっと積極的にとるべき行動があります。

情報を”発信”することです。

”定着”=”受信”+”発信”【簡単に発信する7つの方法】

勉強でも新しい情報を得たら、必ず”発信”という行動をとるべきです。

  • 学んだことが整理できる
  • 曖昧なことが詳らかになる
  • 不確かなことを調べるきっかけになる
  • 分かりやすく発信しよとすることで深く理解できる
  • 伝えようとすることで表現力も向上

”発信”するメリットを挙げると上記のようなことになります。

「学んだばかりだし、人に伝えようとするのは、ちょっと...」

「自分から発信するのは恥ずかし...」

「まだ全部理解していないから、全て理解してから」

など躊躇するのは当然です。

とはいえ、発信することによるメリットを得られると考えたらやるべきです(‘ω’)ノ

たとえ学んでいることが中途半端な状態であっても、発信することで、不明確な箇所が明らかになり、調べ直せばさらに身につきます。

身につけたことを効率良く定着するには

受信と発信はセットで!

受信したら即発信!

では、簡単にできる”発信”する方法を7つ紹介します。

1.人に話す・聞いてもらう

学んだこと、知ったこと、理解したこと。勉強したことを人に話すという発信方法です。

  • 小学生⇒1週間分の塾の授業を自分でまとめ。土日でお父さんに対して授業をしてみる
  • 中学生⇒学んだことを友達と共有する
  • 高校生⇒勉強した内容についてディスカッションをして自分の意見を伝える

話したことに対して、フィードバックや質問を受けることも学習効果を高めます

フィードバックから自分の理解が甘かった所を認識できます。質問を受け答えることで、より具体的な説明が求められ、要所をとらえた回答ができます。

1つ目が最も効果的です。相手がいることで、発信の内容をないがしろにできないからです。

しかし相手あってのことですので、一人でもできる発信方法もあります。

2.授業で習ったことを真っ白の紙に書く

授業で習ったことや勉強したことを紙に書く発信方法です。

書いたことを人に見られることを意識して書くことが大事です。

つまり、勉強内容を分かりやすい文章、見やすいイラスト・図・表などで工夫することが必要です。

工夫しようとすることで、頭の中で習ったことを再確認できます

正確な理解、より深い知識が自然と身につきます。

3.日記を書く

日記のように、学んだことを書き綴る発信方法です。

毎日、寝る前に、勉強したことをコンパクトにまとめる。これをやることで、1日勉強したことが整理できます。

なかなか勉強したことのまとめやる人はいません。手間がかかり面倒くさい。しかし、勉強したことを効率よく定着させるには、寝る前のひと手間をおすすめします。

4.ボイスメモとして録音する

話す相手がいないときなど、スマホなどの録音機能を使って勉強したことを記録する発信方法です。

声に出すことで、はっきりとしたものの言い方をしなければなりません。曖昧さを排除できます。

さらに、覚えたいことを音読し記録しておくことで、ちょっとしたスキマ時間で聴くことができます。

https://manabi-skillup.com/?p=2702

5.TwitterなどのSNSを利用する

勉強したことを人に発信する方法としてSNSを使うやり方もあります。

Twitterツイッターであれば文字制限がありますので、制限内に要約することで、勉強内容の要点を捉えることができます。何より第三者に見られることで、自然と正確な発信を心がげるようになります

正確な発信には、正確な理解が必要です。勉強内容を正確に理解しようと、勉強の質も上がるでしょう。

Instagramインスタグラムであれば、自分で紙に書いた勉強のまとめを写真として掲載するのも良いかもしれません。これも他の人見られる意識が働き、自ずと勉強への力が入ります

勉強したことをまとめるツールとしても有効でしょう。

ただし、インターネットリテラシーが乏しい子どもは使用方法に注意が必要です。個人情報を容易に外に発信しない指導が必要です。

6.人に問題を出す

勉強したことについて、自分で問題をつくり、友達などに出題する発信方法です。

問題をつくるには、正しい知識、間違いのない文章構成、明瞭な解答解説が必要です。

問題と解答をつくる過程で、学び直しができます

問題を出しっぱなしではなく、解答解説を用意しなければならないことも学力を高めます。別解を無数に考えておかなければ、正解か不正解かを判断できません。

問題をつくったら、いろんな角度から問題を解くことで、自然と様々な解き方に触れ、考え方も豊富になります。

7.人に解説書をつくってあげる

テストや問題集の解説をつくる発信方法です。

テストや問題集は解説が分かりにくい、あるいは掲載されていない場合がよくあります。

自分で解説をつくることで、問題の内容もそうですが、問題に関わっている分野の知識を整理することができます。

「解説を読んでも意味わかんない...」と困っている友人がいればチャンスです。次の日までにすぐに解説をつくって教えてあげましょう。

知識を深められる、相手に感謝もされる、一石二鳥です(^_^)v

では、今回は以上になります。

勉強というと何かと情報を得る”受信”に重きを置きがちです。

学びのアンテナを張り”受信”することも大事です。さらに”発信”することで、”受信”したことは自分の身になります。それでは(^^)/