スキマ時間勉強のすすめ【隙間時間での勉強こそはかどる】

こんにちは、「学ぶことは真似ることから」まねこです。

自分なりの勉強ルールはありますか。

例えば、毎日夜8時になったら勉強する。といった簡単なルール。学習習慣が身についていない人、特に子どもにとっては有効なルールです。

毎日勉強するためのルールで、習慣化できて積み重なれば、学力向上が望めますね。

しかし裏を返せば、夜8時にならないと勉強しない。ということです。わずかな時間を有効活用する、”スキマ時間勉強”をやることで、もっと質の高い勉強時間を増やすことができるかもしれません。

スキマ時間勉強のすすめ【隙間時間での勉強こそはかどる】

”スキマ時間勉強”は字のごとく、ちょっとした隙間スキマ時間で勉強することです。次の予定までの待ち時間などが考えられます。

具体的にどういった時間を有効活用できるでしょうか。

生活の中の隙間時間を見つける

生活スタイルは人それぞれ。

ちょっとした”スキマ”がないか、1日の流れをシミュレーションして、活用できそうな時間を書き出してみることをおすすめします。5分程度でも構いません

以下に小学生~高校生の生活におけるスキマ時間の例を挙げていきます。

スキマ時間(小学生~高校生)
  • 朝食前の10分
  • 登校前の10分
  • 通学の電車内・車内
  • 学校の休み時間
  • 塾の授業前や授業の間
  • 習い事の送迎の待ち時間

家でがっつり勉強する以外にも、ちょっとした時間はいくつか考えられるのではないでしょうか。

しかし、しっかり落ち着いて勉強しないと身につかない、と考えている人もいるかと思います。

”スキマ時間勉強”をすすめる理由として4つのメリットがあります。

”スキマ時間勉強”をすすめる4つの理由

1.勉強時間を増やせる

短い時間で細目に勉強することで、単純に勉強時間を確保できるというメリットです。

たかが5分だから、勉強してもあまり効果はないのでは?と感じる人もいるのですが、数分であろうと能力は伸ばせます。

確保できる時間が少ないから行動しない。という感覚だと、10分しかない、15分しかない、30分しかないから勉強しなくていいや。と先延ばしになってしまいます。

わずかな時間でも勉強し、少しの成長を勝ち取る。その積み重ねです。

また、1日単位で考えても、10分の隙間時間を5回繰り返しただけでも、50分勉強したことになります。50分の勉強では学べることは多いです。

勉強は時間の長さを競うものではありません。とはいえ、勉強量を確保する手段として、スキマ時間勉強は有効なのではないでしょうか。

2.時間的制約により集中できる

  • 目的地まであと5分、2ページだけ読んでしまおう!
  • 親が塾に迎えに来るまであと10分、集中して宿題を終わらせよう!
  • 食事の時間まであと15分ある、今のうちにこの問題は解こう!

など、時間がせまってくるため、自然と短時間でやりきろうとする気持ちになれます。

時間が短いため、勉強できることも制限され、やることも絞りやすく集中しやすい。

時間的な制約により、集中力がアップすることは間違いありません。スキマ時間勉強は、自動的な締め切り効果が期待できるのです。

3.人より努力している向上心を得られる

わずかなスキマ時間で勉強する人は多くはいません。

ちょっと時間の使い方といえば、何となくスマホを見たり、人とおしゃべりしたり、ぼーっとしたり。

他の人が、勉強しない中、自分だけが目標に向かって頑張っていると、人よりも前進している感覚を得ることができます。

この特別な向上心は、勉強意欲をさらに高め、わずかな時間であっても質の高い学びを可能にしてくれます。

勉強したことが定着しやすい、理解スピードアップ、読書速度アップ、情報処理速度アップなど、いつもよりも能率のより学習が期待できます。

4.勉強方法を工夫するようになる

「この5分間にどうやって効率よく勉強しようか」と自然と勉強法を工夫するようになります。

限られた場所、限られた時間、限られた勉強道具、など制約条件が多いスキマ時間。

この”限定”された中で、効果的な勉強をするためには、主体的に工夫することが必要です。

ただ何となく勉強することが減り、「いつ・どこで・何を・どのように」勉強するかが明確になります。

勉強する「日時・場所・内容・方法」が明確になれば、あとは動くだけ。”限定”されることで、”工夫”が生まれ、明確な”行動”を実現できます。

スキマ時間勉強の具体例

では、スキマ時間勉強には、どのような「日時・場所・内容・方法」があるのでしょうか。具体的な方法を5つ紹介します。


塾・学校の帰りの送迎時間を15分遅らせる

1つ目の具体例です。

塾のお迎えをいつも15分遅らせている家庭がありました。

ご家庭に話を聞くと「15分の待ち時間でその日の復習や宿題をやりきる」というルールを設定しているそうです。

確かにその子は、いつも帰りの時間に残り、水を得た魚のように、猛然と勉強に取り掛かっていました(゚Д゚)

この15分はまさに脇目も振らず一心不乱。乱雑な勉強かと思いきや、集中力が極限まで高まっているためミスも少ない。

この極限の集中時間を設けているため、その子のテスト中の集中力は他の子と比べものになりません。テストのラスト5分で、時間が差し迫っていても、日ごろの”集中タイム”を経験しているため、迅速に正確に解答できています。

あえて、習い事などの帰りの送迎時間を遅らせる。ありではないでしょうか。


学校・塾の休憩時間で1つだけ勉強する

2つ目の具体例です。

学校・塾などの授業の間の休み時間は10分程度が多いのではないでしょうか。

トイレに行ったり、水分補給をしたり、次の授業の準備をしたり。欠かせないことはあります。

しかし、こういった欠かすことのできない行動を素早くやることで、1つだけ勉強できないでしょうか。

意外と素早くやっていると、待ち時間があります。友達とおしゃべりしたり、手いたずらをしたり、何気ない行動をしていないでしょうか。

この時間はたかが2~3分ですが、授業で習ったことを実際に自分でやってみる時間を設けることで、授業内容をより定着できるでしょう。超短時間集中です。

※授業の進度が遅いとき
進行している授業が理解し簡単であれば、
どんどん先に進んじゃいましょう('ω')ノ

朝の登校直前の15分、荷物を抱えて玄関で勉強

3つ目の具体策です。

小学生であれば、朝、全ての支度を整え、ランドセルをそばに置き、玄関で漢字を10個練習する。ランドセルを背負いながら、塾の宿題をする。

時間になったらすぐに玄関を飛び出し学校に行けるように、タイマーなどをセットしておくといいですね。

何より朝はよい発想がでたり、論理的に考えられたりしますのでおすすめです。

家族が多くいて、朝は忙しくてそんなことはできない。といういう人は、次のように子どもを学校に早めに送り出すのもいいです。


15分早めに登校し、教室や学校の図書館で勉強

4つ目の具体策です。

注意したいことは、朝早くなり過ぎない事です。

集中力が長続きする高校生であれば、1時間前の登校でもいいですが、小中学生は、長すぎる時間はおすすめしません。どうしても、周りの友達などの影響で集中力が続かないことが往々にしてありますので。

また、大人の目がないところで勉強することは、真面目な子はできますが、勉強習慣のない子はできません。実際は教室で友達と遊んでいたのに、親に「朝勉強したよ」と平気で言う子もいます。


電車やバス、車内などでデジタルツールの利用

5つ目の具体例です。

スマホやタブレットを利用して、移動時間で勉強する方法です。耳で聞くだけでも良いです。

注意したいことは、ただのこなし作業にならないことです。移動時間はどうしても周りが気になってしまうこともあります。学習者側も迷惑ならないようにしなければなりません。

自分で覚えたいことをボイスメモで残して聞く。既存のアプリを使用する。など適度に集中できるものがいいですね。

では、今回は以上になります。

”限定”を利用したスキマ時間勉強をおすすめはします。

が、「わずかな時間でもやらなければならない」という強迫観念が生まれたときは、ゆっくりぼーっとする方がいいです。

義務感が生まれると、学習効果が期待できません。意欲的な勉強が何より大事です。それでは(^^)/