勉強でミスは許されない?【ミスを学び直す癖を】

こんにちは、「学ぶことは真似ることから」のブログです。

勉強していてミスをしない人はいません。

誰しも、問題が解けないときや不正解のときはあります。

間違いをするとひどく落ち込んでしまったり、解けないと自信を失ったりします。

特に真面目な人は、自分自身に厳しく、「ミスすることは許されることではない」と捉える人も多くいます。

勉強でミスは許されない?【ミスを学び直す癖を】

勉強でミスを恐れない【ミスよりもやってはいけないこと】

  • 勉強中はミスはしていい

と考えています。どんどんミスしていいのです。それよりもやってはいけないことがあります。

  • 無答で答え合わせ

自宅で問題を解くときに、無答のまま答え合わせをすることはありませんか。

これはおすすめできません。

目の前の問題を一生懸命答えを出そうと考える。これをやらなければ、いくら勉強時間や勉強する問題数を増やしても定着しません。

逆に、必死になって解いた問題は、たとえ間違っていたとしても、記憶に残りやすいのです。

「ミスをしていい」というのは、問題の解答を本気で出そうと試みた結果、間違いであればしかたがないということです。

「無答で答え合わせ」は考えているつもりになっており、実際はいろんな角度から問題を捉えようとしていません。

答えというゴールにたどり着くための、たった1つの綺麗な筋道はすぐには見つかりません。

いろんなアプローチを試みることで答えに近づいていきます。そして、いろんなアプローチをすることで地頭が鍛えられ学力がつくのです。

「無答のまま答え合わせ」の他にも、やってはいけないことを紹介します。

「ミス」よりもやってはいけない3つの勉強法

  • 問題を1分で放棄
「こんな問題やったことない」
「まだ習ったことがない」
「まだ準備がたりない」
「自分にはできるわけない」

できない理由を作り上げすぐに問題を解くことを止めることはやってはいけないです。

まだ経験したことのない問題に挑戦するのが、学びの醍醐味です。面白がってチャレンジましょう!

  • 模範解答の正攻法を暗記

問題を解くときに効率のいい解き方はあります。

とはいえ、正攻法では解けない問題もテストでは出題されます。そういった捻った問題には、地頭がないと解けません。いろんな角度からアプローチが必要な問題です。

大事なのは、正攻法の解き方とは別に、自分の解き方を大事にすることです。

無駄足になるようなことはありません。普段からいろんな解き方でやってみることで捻った問題への対応力がつきます。現場対応力です。

その中で自分の得意技をつくるイメージです。それに加えて、模範解答から別の解き方も盗み、いろんな解き方ができるといいですね(^o^)丿

  • 何でもすぐ調べる

わからないことがあれば調べて自分の知識にする。とてもいいことです。

ただし、問題を解くときは、自力で解く時間を設けるべきです。

”調べ癖”がついてしまうと、分からない所を想像したり、文脈から推測したり、仮定したり、持っている知識だけで解答を導くことが出来なくなるからです。

少しでも分からない所があると、前に進めない。これを避けるため、普段から調べず問題に対処する訓練をしましょう。

この3つの勉強法には注意です。

勉強でミスはしてもいいですが、「絶対に答え求めてやる!」という自力で何かしら答えを出そうとするのが前提です。

この意識をもって問題に望むだけでも、すぐにあきらめ答えを見る人より力の差がついてきます。

さらに、差がつく所として、答え合わせです。

ミスをした後が大事【学び直す】

ミスをした後に解き直す人こそ成長する

  • 「なぜこうなるか」興味を持つ

チャレンジした結果ミスをする。その後も大事です。

まず、答えを確認することです。当たり前ですが(^_^;)意外と自分なりの答えを導いて満足してしまう人に出会います。

そして、ミスをした場合なぜこの答えになるのか考え直す。自分の解答経路やアプローチを見返して、どこに欠陥があったのか洗い出しましょう。

この欠陥の洗い出しこそ、自分の思考法を整える絶好のチャンスです。

  • 模範解答から思考法を盗む

模範解答は自分が知らない思考法の宝庫です。

ミスをして、どうしても自分の解法や思考法に欠陥が見つからない場合は、模範解答の考えをそのまま辿り、盗みましょう。

自分のやり方の欠陥の修正は、時間を置いてまた見直せばいいです。時間を置くと見つからなかった間違いに気づくことがあります。印をつける、付箋を貼るなどしておけばいいですよ(^^)

  • 知らなかったことノート

「出来なかった」「ミスをした」原因が単なる知識不足であれば、知らなかったことをまとめておくノートの作成をおすすめします。

そのノートに「知らなかったリスト」としてまとめると、自分オリジナルのまとめノートになります。

通学の電車内で見直す、トイレの中で見直す、お風呂の中で見直す、難問ばかりやって疲れたら気分転換に見直す、などなど。

自分の知らないことだけを見直せるので、余計な情報はなく、知識量が圧倒的に増えます。

  • たとえ正解しても模範解答は読んでおくべし

解き方をアップデートしましょう。

より効率的な解き方を発見できます。解き方のバリエーションも増えます。思いもよらない知識ももらえます。

勉強中にミスをした後に学び直せる人は、しない人よりも成長度合いは格段に違います。

次々と先に進み全体像を捉える勉強もありですが、解き直す時間は必ずとるべきです。

勉強中のミスだけでなくテストや模擬試験も同様です。

テストは2度・3度やり直すべし

テストや模擬試験は、学んでいる分野の力を総合的に測定できます。

測定できるだけでなく、知識が整理されたり、分野の中で関連性が捉えられたりします。

知識と知識が結びつくとでも言いましょうか。

  • テストを利用して学び直す

テストは、いつもと違う会場や雰囲気でやることが一般的です。そのため必然的に必死になれます。積極的に受けることがいいです。

さらに、テストを受け、終わった後にミスを解き直すことで、さらなる効果が期待できます。

  • 知らないことが洗い出される
  • 体系的に知識がまとめられる
  • 自分で再テストで解き直せたか確認できる

また、テストの代わりに過去の実際の問題を解き、ミスを学び直すこともおすすめです。

https://manabi-skillup.com/?p=87

なお、テストでミスをすることは、テストの種類によって”ミス”を冷静に捉える必要もあります。

ミスをさせる問題設計【テスト作成の背景】

ここからは、あくまでテストの種類によります。

  • そもそも満点を取らせようとしていないテスト

合格不合格の設定するテストでは、合格点が半分程度のテストもあります。

つまり、ミスすることが前提のテストです。これは、解き切ることが難しく、いわゆる「捨て問題」の見極めが合否の重要な要素となります。

作問者が意図的に、制限時間では解けないような問題を紛れ込ませ、判断力を見極めようとするテストです。

テストこういった問題でミスをしても、悲観的になる必要は全くありません。

解き切れない、ミスをすることを前提として捉えるようにしましょう。事前の問題傾向の把握はどのテストでも欠かせません。数年分の過去問を解いておくべきです。

自分で判断が難しいときはその道のプロのアドバイスを聞くのが手っ取り早いです。

専門の学校、塾、家庭教師を利用したほうが効率的です。

  • 稀に作問ミス

あってはなりませんが、作問ミス実際あります。絶対解けない。解き直しもできません。

気づかずに、間違った解釈で解答してしまい、その後も間違った解釈で勉強を続けるケースを見られます。もったいない(T_T)

やはり、同じ勉強をしている仲間や先輩、勉強のプロと学び合っている人は情報が入りやすく有利です。

では、今回は以上になります。

勉強にミスはつきものです。

ミスをしないように、正攻法だけで解答しようとしたり、すぐ答えを見たりするのはおすすめしません。

それよりも自分のやり方でチャレンジして、ミスするほうが結果的に頭が鍛えられ成長します。

その後に、模範解答からやり方を盗み、解き方の引き出しを増やしていきましょう!では(^^)/