こんにちは、「学ぶことは真似ることから」まねこです。
勉強のやり方は日々変化しています。
机の前に座り”書く”ことで学ぶ子どもが減ってきているようです。
【書かない子ども】勉強のときにもう少し書いてみては?
最近は、ネットの普及により、動画見て学ぶことやスマホやタブレット内のアプリで学ぶことも可能です。
”書く”ことも重視しているサービスはあります。しかし、動画の利点を活かし、アニメーションの活用や映像を駆使することで、学習者の注意を引き、集中させるコンテンツが多数です。
こういった教育サービスの活用は、以下のような利点もあり、従来の「紙とペン」では体験できなかった学びが実現します。
- 経験のないことが容易に”見れる””聞ける”
- ”見る””聞く”ことで勉強に面白さが増す
- ”動かせる”ことで興味・関心を引き飽きさせない
- 五感を刺激した効果的な学習ができる
大いに活用してもらいたいところですが、考える力が養われているのか疑問に感じるときもあります。
「最新技術などを盛り込んだ、内容の充実した教育サービス」を利用して学ぶことと、原始的な「紙とペン」だけで学ぶことを両方経験することが必要だと考えています。
※「最新教育サービス」と「紙とペン」に偏らない勉強をすすめる理由
スマホやタブレット端末の利用は先程のような利点があるため、積極的に利用すべきです。紙とペン(鉛筆)だけでは難しい思考の手助けになります。
一方で、紙とペンで学ぶ利点もあります。
- 手軽に”書ける”
当たり前ですが、自在に好きなように書くことができます。というのも、まだまだデジタルペンの使用に制限があります。自分の思い通りに描けないということがあります。電源の心配、機器が上手く動かない、型落ちでサポート対象外になるなど、結局「紙とペン」が使い勝手が良いと感じることがあります。
- 試験などは紙とペンが主流
受験、資格試験など多くの試験は紙とペンです。日頃、本番の試験を想定して勉強することが大事です。本番と同じ道具で、勉強することが望ましいでしょう。今後試験を全てコンピュータで行うCBT(Computer Based Testing)が広まっていくことで変わっていくかもしれません。しかし今日明日で変わることではなく、しばらくは紙とペンによる試験が続く以上紙とペンによる勉強に間違いはなさそうです。
このような紙とペンによる勉強のメリットがあります。
最新の教育サービスも原始的な勉強もいいとこどりの勉強が、学習効果を最大化するため両方経験しておきましょう(^_^)v
小学生から高校生まで、”書かない”あるいは”書けない”子どもをよく見ます。書いた方がいいのに...と感じることもしばしば(^^;)
”書く”ことをおすすめする理由を紹介したいと思います。
勉強で”書く”ことを薦める4つの理由
紙に書くだけでなく、iPadのペンシルなどを利用して”書く”こともいいですね。ただ子どもにとっては紙と鉛筆が最も手軽でしょう。
小中高生であれば、各科目ごとに考えを整理しなければならないことがあります。
- 算数・数学⇒途中式を書いて順序立てて考える
- 社会の歴史⇒背景をイラストで書いてイメージする
- 対照実験の問題⇒結果を表で書き、結果を整理する
- 英語・国語⇒線や印をつけるなど”汚し読み”で話の展開を読み取る
すぐに答えの出ない複雑な問題ほど、頭の中だけで考えていると、少し前に考えてたことが頭から離れてしまいます。
これを防ぐために、思考したことを、式・イラスト・図表などで”書き”表すことで考えた手順が見えるのです。
「思考の見える化」には、ちゃっちゃと紙に書いてしまうことがおすすめです。
”書く”様々な方法が考えられます。例を挙げていきます。
- ノートにメモを書いて関連付ける
- マインドマップを書く
- マンダラートを書く
- メモリーツリーを書く
- マトリックス図を書く
- フローチャートを書く
- ポジショニングマップを書く
この他にも多くの”書く”技術があります。いずれも、新しいことを創造したり、問題点を明らかにしたり、複雑なことを整理したりと、発想を生む手助けになるものばかりです。
難題に直面したときや迷ったときこそ”書く”ことおすすめします。
頭の中に思い浮かんだことは、音や文字などの”形”に表されなければ、曖昧なままです。
脳を使って考えた内容を”書く”ことで、客観視することができます。例えば、スケジュール、ToDoリストなどは誰しも多くの人が作ったことがあるのではないでしょうか。
書くことで具体的に予定ややるべきことが見えてきます。
脳が活性化するためには、いろいろな刺激を受けながら勉強することが良いとされています。
”読む”は、目の”視覚”の刺激が中心となり、記憶しようとする行動です。
一方、”書く”は、手を動かし勉強するため”視覚+触覚”の刺激で、記憶しようとする行動です。
”書く”ことで、触覚の刺激が加わるため、”読む”だけより脳が活性化され、記憶することに有効と言えます。
しかし、”書く”ことにもデメリットはあります。注意したいことを確認します。
勉強で”書く”ときに注意したい2つこと
1つ目は勉強効率が悪くなる恐れがあることです。
読むことよりも明らかに時間がかかります。勉強内容を容易に理解できるときは、むやみに書く必要はありません。
2つ目は作業化の恐れです。
特に「ノートを作る」ことが目的になってしまうのは×です。勉強の目的は、きれいなノートを作ることではありません。内容の理解・定着をしたい。「書かなければ」と強迫観念を持つ必要はありません。
”書けない”⇒”書いてみよう!”
「何を書けばいいか分からない」という人は多いです。
「曖昧なこと」の「思考経路」を「具体的に」書いてみる。
なかなか答えが出来ない、原理が理解できない、文章の意味を把握できない、などなど。
勉強していて「分からない...」と脳が停止しかけたら、紙とペンを用意し、理解した思考経路を書くことから始めてみることがいいかと思います。
※小さい頃から書く癖を いたずら書き、イラスト、日記などなど。 幼少期や小学生、中学生のうちから、 書きながら次の展開を想像する経験、 書きながら自分を見つめる経験を 積むと日頃の勉強でも書くことが 自然とできるようになります。
では、今回は以上になります。
勉強中「手を停めてじーっとテキストとにらめっこ」5分10分たっても動かず。次第に眠そうになり放棄。
そんな子どもに向けて、ぜひ”書く”ということが思考の手助けになることを知ってもらいたいです。それでは(^^)/