面倒くさがり屋の操縦法【勉強しない子への接し方】

こんにちは、「学ぶことは真似ることから」まねこです。

何でもかんでも面倒くさがる子どもいませんか。

登校の準備、学校の提出物、塾の宿題、片付けなど、日常のあらゆる場面でなかなか行動しない子どもはよくいます。特に男の子を持つ家庭からよく聞かれることです。

勉強も面倒くさがって学ぶ癖がつかないと、一向に学力は上がりません。

「面倒くさがり屋」の子どもを上手く勉強に向かわせる方法はないのでしょうか。

面倒くさがり屋の操縦法【勉強しない子への接し方】

家でだらだらと過ごす子ども。

「早く宿題しなさい!」「片付けなさい!」と叱っても、どこ吹く風。

親の子を案ずる気持ちを察してほしいところです。が、子どもには分かりません。

親の𠮟責にも知らん顔の「面倒くさがり屋」の子どもは、ちょっとしたことで自信を持たせるのがいいと考えています。

ちょっとしたことで自信を持たせる

「面倒くさがり屋」の特徴の1つに、意外と自信がない子どもが多いです。

行動しても自分は出来ない...」だから「行動しない。

「面倒くさい」というのは言い訳なんです。

「実際はやればできるよ。」「でも面倒くさいからやらないだけ。」

勉強でも出来ないことを見られたくなかったりします。

子どもの本音は親に褒められたい。出来ない自分を親に見られたくない。だから出来ないということをカモフラージュするために、「面倒くさい」という”てい”にしてやらない。

こういう子どもにはちょっとした行動や発言を拾ってあげて、言葉に表すといいです。

親の評価に子どもは敏感です。

  • 宿題すら机の上に出さなかった子が、ドリルを机の上に出したとき
  • 本や新聞を読んだとき
  • 自分のかばんを移動させたとき
  • 学校のお便りを出したとき
  • ゲームを自分から切り上げたとき
  • 自分から家事を手伝ったとき

いろんな場面で、今までやっていなかった行動をしたときに、言葉で評価してあげると、その行動を次もやろうします。

過度な”褒め”はいりませんが、最初のうちは意識して言葉にすることがいいです。

「面倒くさい」は”できない”のを見られたくない言い訳かも。自信を持たせる声掛けを。

適度に調子に乗らせる

「面倒くさがり屋」のもう1つの特徴に、一度行動して上手くいったら調子に乗りやすいことです。

調子に乗ったらどんどん調子に乗らせましょう

勉強でも「自分は出来るんだ」と少しでも感じれば、自然と行動したがります。

初期段階では、とがめることは自重し、子どもの思うがままに行動させて見守るべきです。

今まで「面倒くさがって」行動に移らなかった子どもが、行動し始めたら、多少のことは目をつぶりましょう。

適宜、さらに子どもが自ら行動するような声掛けなどの後押しもあるといいですね。

行動し始めたら見守る。さらに行動する助言も。

競争心を利用する

行動し続ける後押しの1つとして、上手く競争心をくすぐるようなことがいいです。

特に男の子はライバルを設定し、友達と競わせるようなことも有効です。回数、ページ数、得点などを友達と比較して競わせると調子に乗ってきます。

※ライバルは敵ではない
友達をライバル視することに批判的な見方もあります。
しかし、敵ではなく、あくまで目標・指標・目安です。
出来るようになったことを、客観的に認識するには、
ライバルとの比較も、子どもには分かりやすいです。
ときにはライバル設定をしてはどうでしょうか(^_^)

どうしても人との比較に疑問のある場合は、過去の自分との比較がいいですね。

もう1つ競争心をくすぐる方法として、勉強のゲーム化です。

目標を定め、ミッションを明確にして、成功したらご褒美を設定する。面白がってやれば「面倒くさい」ことも楽しくなります。

ライバル設定やゲーム化することで「面倒くさいこと」を「楽しいこと」に変換

【注意】人のことを貶すことを許さない

子どもがどんどん行動し始め、出来ない事が出来るようになってきたら注意が必要です。

今まで出来なかったことが、当たり前のように出来るようになる。他の子どもが出来ないことも、当たり前のように出来るようになる。

子ども自身が成長したことで喜ばしいことですが、”当たり前”は、他の子にとっては当たり前ではないことがあります。

そんなときに、子どもは「何でこんな簡単なことができないの?」と感じます。自分の常識からは考えられないことが起きてきます。

ここで、人を貶したり、馬鹿にしたりすることがないように、家庭での教育は必須です。

成長スピード、能力差、価値観の違いを学ぶ良い機会になるはずです。

成長とともに多様な価値観を認める人間性を。

適度に評価する

「面倒くさい」と言いがちの子どもへはどうしても、叱ることが多くなります。

毅然とした態度で接することが出来る親は素晴らしいです。

さらに、使い分けて適度に褒めることも織り交ぜると、すんなり行動するときもあります。

ついつい怒りがちであるときは、「褒める材料」を探しましょう。

いいところ探しです。行動・発言・しぐさなど少しでもいいところがあれば、センス良く褒めてください。

ただし、子どもが”どうしようもなく”見えることはあります(^^;)ひどすぎるときですね。

褒めるところがないときは、親の気持ちや期待を少しだけ伝えみるのもいいです。ピグマリオン効果で子どもが行動し始めることもあるかもしれません。

毅然とした対応の中にも適度な褒めを。

子どもの発言と本音は一致しない

「面倒くさい」は本音ではないかもしれません。

子どもは、必ずしも使いこなせる語彙が豊富とは言い切れません。そのため、覚えた言葉を、文脈や会話の前後関係なしに使うこともあります。

本音ではやらなければならないという気持ちは、持っているはずです。

内側の複雑の気持ちを、表現できるまでの言語能力が備わっていないことへの配慮はあっていいでしょう。

「面倒くさい」を連呼していると、その発言が癖になり、ついつい何でもかんでも「面倒くさい」と言ってしまうこともあるようです。

よくよく話をしてみると、そんなに面倒くさがっていない(-_-;)むしろ興味がある。ということもあります。

「面倒くさいっ!」と親を突き刺すような言葉が飛んできても、落ち着いて時間をかけ話すことをしてみるといいですね。

本音は「面倒くさい」というわけではない。向き合ってじっくり話すことも。

では、今回は以上になります。

「面倒くさい」と言いがちな子どもが相当数いるのではないでしょうか。

学ぶ楽しさを知らなかったり、自分の気持ちを表現できなかったり、体調・気分がが悪かったり。子どもの本心を探りながら、勉強することに喜びを感じてもらいたいですね。

だらだらと過ごすよりも、積極的に行動することが楽しいということを、少し工夫をこらしてみてください。それでは(^^)/