【実力以上の進学校を好む中学生】レベルの高い高校へ行く良し悪し

こんにちは、まねこです。

受験を控える中学生で、各地域にある、いわゆる”進学校”を目指している人もいるでしょう。

レベルの高い進学校に行くことに関して、考えられる良い面・悪い面など、高校選びで想定できることを書いています。

【実力以上の進学校を好む中学生】レベルの高い高校へ行く良し悪し

毎年決まって、自分の実力を大きく超えた学校を志望する生徒に出会います。

高い目標はいいと思います。

「自分はこの程度だから、、、(*´з`)」と無難な目標設定をするより、限界を作らず挑戦することは応援したいです。

気になるのは、進学校での高校生活を想定したかどうか

進学校に入った場合に想定される良い面と悪い面を少し考えてみましょう。

レベルの高い進学校に行く良い面と悪い面

考えられる良い面と悪い面を4つに分けて考えたいと思います。

  • 1.周囲の学力が高いことで
  • 学力が引き上がる

環境によってその人の能力は大きく左右されます。

良い面としては、周囲の高い学力の環境にいることで、

  • ついていこうと必死になれる
  • 学力レベルの基準が引き上がる
  • 勉強法を盗める

などは真っ先に頭に浮かびます。

周囲の高いレベルについていこうと必死なれる環境と言えます。

また、テストの点数や勉強する難易度などの基準が一気に引き上がることになります。

「こんな問題出来て当然だよね。」とか「偏差値65以上は当たり前」とか。

その他、会話の中での常識レベルも格段に上がる環境になります。

また、周囲の効率的な勉強法を友達同士で共有できたり勉強の仕方の意見を聞けたりと、効果的な勉強法などに触れられる機会が増えることが想定されます。

一方で周囲の学力が高いことで、

  • 自信の喪失による意欲減?

進学校に入ってみると、

  • 圧倒的な知識量
  • マニアックな専門知識
  • 見たことのない読書速度
  • 理解できないほど速い計算スピード

など、突出した能力を持った友人が近くにいることになるわけで、自信を失うことも考えられます。

負けずに追いつこうと奮起できるタイプなら問題ないですが、学習意欲を失う子もいます。

レベルの高過ぎる環境に身を置く3年間がつらくなってしまう

通うだけでも苦痛であれば、進学校に行ったことを後悔することも(~_~)

  • 2.周囲の志が高いことで

  • 自分の志も高くなる

進学校に行くことになれば、地元の中学にはいなかった、友人との出会いがあります。

夢中なことや将来の夢が多種多様であったり、最高峰の大学を目指したり。

自ずと自分の志も高くなるでしょう。

中学の時に、高い志を口にすれば、狭い価値観で周囲からかわれたり、突拍子もないと笑われたりすることがあるかもしれません。

進学校であれば高い志を口にすることを躊躇しなくていい。周りも高い志を持っているので。

  • 意識が低い奴は低い?

進学校であれ全員が高い志を持っているわけではなく、足を引っ張るような人もいます。

賢さを全く別の方面に使う輩もいるでしょう。

  • 3.学校の授業進度が速いことで

  • 大学受験に有利

公立の進学校であれば、高1で入学し、高2までに受験範囲全ての学習を終えることもあります。

残り1年を志望校対策にあてられるわけです。

大学進学には有利に働きます。

※中高一貫校はさらに有利?
中高一貫校であれば、さらに早期に
大学受験の準備が出来ます。
実質、中学の段階から高校内容を
勉強できるので。
公立中学から高校へ行く生徒は、
こういった中高一貫校に通う生徒と
受験で勝負することになります( `ー´)ノ

  • 落ちこぼれる?

学習進度が速いためついていけないことも想定しておくべきです。

宿題の量など復習にかける時間の確保、授業の予習も必須になります。

時間を有効に使える人でないと苦しむことになります。

  • 4.進学率が高いことで

  • 受験対策が手厚い

進学校は大部分が大学へ進学するため、受験ノウハウの蓄積もあります。

  • 共通テスト対策
  • 個別試験対策
  • 目標に応じて学べる学部学科の提案
  • 先輩からの体験談
  • オープンキャンパスなどの参加
  • 様々な分野の専門家からの講演

などなど、多くのサポート体制が期待できます。

進学に向けた学校独自の取り組みも期待できます。

  • 大学に行かないとなると無策?

高校で新たな志が生まれるかもしれません。

大学に行かない決断をした場合、フォローしてくれるか心配です。

さて、進学校に行く良い面・悪い面を、4つに分けて考えられることを挙げました。

進学校に通う場合は、ハイレベルの授業がハイスピードで進むことが想定されるため、時間の使い方によって高校生活の充実度が変わります。

そこで、通学時間も十分考えおくべきです。

通学面を想定しておく

進学校が徒歩圏内にあればいいですが、多く場合、地域の進学校は隣町にあったりします。

バスや電車で片道2時間なども珍しくありません。

  • 移動時間で勉強できるか

移動時間を有効に使える人は上手くいく。例えば、

  • 電車内で本を読める・問題を解ける
  • バスの中でスマホで勉強できる

あるいは、家ではがっつり勉強するため、移動時間をリフレッシュ時間と位置づけて、完全に趣味に没頭するのもありかと。

好きな音楽を聞いたり、ゲームをしたり、友達同士でおしゃべりに興じたり。

大切なのは、移動時間を何となく過ごさないことです。

「この移動時間はこれをやる。」と明確にしておいて、”ただ時間が経過するだけ”を最小限に留める。

もし、「移動時間が何時間もあるなんて無理!」と断定していれば、別の高校を本気で考えるべきです。

3年間嫌な思いをしながら通学するには長過ぎます(´・_・`)

個人個人によって異なるので、受験前によく想定しておくことをお勧めします。

移動時間の方が勉強が捗ったり発想が生まれたりする人もいますので。

移動時間が長くなれば、1日の限られた時間で確保すべき睡眠時間がとれるかどうかも想定しておきましょう。

睡眠を想定しておく

  • 睡眠は大事(-_-)zzz

質の悪い睡眠は、1日を無駄にさせます。

頭が働かず、ボーっとして勉強に身が入らない。

自分にとって最低限の睡眠時間を割り出すことと、進学校に通いながら睡眠時間を確保できるかを想定しておきましょう。

まずは、自分にとっての最低限の睡眠時間を割り出すことをやってみましょう。

日によって30分ずつ睡眠時間を減らして過ごすなど、試行錯誤することは一度やってみるべきだと思います。

8時間は必要な人もいれば、6時間がむしろ調子がいい人もいます。

そして、その睡眠時間と通学時間、学校にいる時間を計算し、自分の時間はどれだけあるか分かります。

では、今回は以上になります。

偏差値で高校を選ぶ人もいるでしょうが、少し高校生活を想像し、その高校で学ぶ目的を考える機会になれば幸いです。それでは(^^)/