こんにちは、「学ぶことは真似ることから」まねこです。
今回は中学生の定期テストで得点を取る方法の紹介です。
中には、定期テストを軽んじる生徒もいます。「テスト範囲が決められたテストは本当の実力ではない。」
確かにその通りですね(^_-)
しかし、公立中学に通う生徒にとっては、学期の中間・期末にある定期テストは非常に重要なんです。
【中学生】定期テストで90点をとる方法【誰でも出来る勉強法】
範囲が決められない「実力テスト」でもないのに、なぜ「定期テスト」は重要なのでしょうか。
ご存知の方もいるでしょうが、定期テストは通知表の成績を決める1つの要素だからです。
「定期テスト⇒通知表⇒入試の内申点」
定期テストは学期で学んだことが身についたか確認するためにも大切です。これを中学校3年間積み重ね高校入試に挑むわけです。
入試制度の観点からすると、定期テストは通知表の成績をつける重要な要素であり、何より、
高校入試の合否は、当日に受験する学力検査点と調査書(内申書)によって決まります。
※高校入試制度 詳細は各都道府県・学校によって異なります。 調査書の得点配分や傾斜配点など様々です。
※調査書(内申書)とは
調査書(内申書)は、受験時に中学校から受験する高校へ提出するものです。内容は主に以下のような点が挙げられます。
- 各教科の評定
- 特別活動の記録
- 出欠の記録
- 資格などの記録
「各教科の評定」は9教科(英・数・国・理・社・音・美・保体・技家)を1~5の5段階で評価されるもので、各教科
- 関心・意欲・態度
- 知識・理解
- 技能
- 思考・判断・表現
などの項目がありA~Cの3段階で評価され総合的に決まります。とりわけ、調査書の中で「各教科の評定」が内申点となり高校入試の得点になるのです。
評価を決める3大要素は、提出物・授業態度・テストの成績です。
特に定期テストの得点がA~Cの判定に及ぼす割合は大きいため、
「定期テストで高得点」
⇒「通知表で高評価」
⇒「内申点で最高評価”5”」
⇒「入試で有利」
と言い換えても大げさではありません。
内申点に関して、地域によって入試への得点へ換算する方法は異なります。
技能科目(音楽・保体・技術家庭・美術)を1.5倍の傾斜配点とする地域、1年生の通知表から入試の得点とする地域、地域による内申点の差をなくすため偏差値化する地域。
各都道府県の事情があるため、地域によって内申点の取り扱い方は異なります。
最近は学力重視の傾向があり、入試の得点に重きを置く地域も増えてきています。
とはいえ、やはり内申点が入試の得点になることに変わりはありません(定期テストの勉強を積み重ねることで入試の学力もつきますので大切ですね(^-^))。
地域によっては「85点以上でA判定」など明確にしている所もあります。90点以上をとり、授業態度や提出物も良好であれば”5”は誰でもとれます。
定期テストは、テストに向けて勉強することで学力を高めるためだけなく、入試の得点になるものなので重要です。前置きが長くなりましたが、テストで90点以上とるための方法を見ていきましょう。
【中学生】定期テストで90点をとる方法【誰でも出来る勉強法】
誰でも出来る定期テストで90点をとる方法は、
これだけOKです。塾にも行く必要はありません。
学校のワークとは【定期テストで90点以上とるために】
学校で配布されるワークのことですが、学校によって変わります。
以下に学校ワークの例を列挙します。学校で使っているワークはあるでしょうか(・_・)
英語 | 数学 | 国語 | 理科 | 社会 |
英語のパートナー (正進社) | 数学のワーク (正進社) | 新・国語の学習 (正進社) | 完全学習 (正進社) | 完全学習 (正進社) |
エイゴラボ (正進社) | わかりやすい数学 (正進社) | らくらく漢字ノート (正進社) | 中学理科ノート (正進社) | 学習整理 (学宝社) |
完全学習 (正進社) | 数学のリピート学習 (正進社) | 単元別漢字マスター (学宝社) | 学習整理 (学宝社) | 社会の自主学習 (新学社) |
英語のセレクションスタディ (学宝社) | 使いこなす数学 (学宝社) | 図解文法 (学宝社) | 理科の自主学習 (新学社) | 基礎基本徹底ワーク (東京書籍) |
英語のパーフェクトノート (学宝社) | わかる数学 (学宝社) | 新・基礎の学習 (新学社) | 基礎の学習 (新学社) | 基礎基本徹底白地図ノート (東京書籍) |
ジョイフルワーク (新学社) | 数学の問題ノート (新学社) | 基礎の学習 (新学社) | 理科ノート (新学社) | 地理の学習 (浜島書店) |
ニューエンジョイワーク (教育同人社) | 数学ワーク (啓林館) | ワークブック (東京書籍) | サイエンス問題集 (啓林館) | 歴史の学習 (浜島書店) |
ニューリピートワーク (教育同人社) | 基礎からの問題集 (東京書籍) | 新出漢字の学習 (東京書籍) | ワークブック基礎の徹底 (東京書籍) | 公民の学習 (浜島書店) |
ニューアプローチ (教育同人社) | 基本の定着ワーク (東京書籍) | 国語の学習 (浜島書店) | 理科の学習 (浜島書店) | 中学生の歴史ワーク (帝国書院) |
基礎の確認 (東京書籍) | 実力アップ問題集 (東京書籍) | 新しい国語のワーク (秀学社) | 学習サポート (大日本図書) | 中学生の地理ワーク (帝国書院) |
E-PLUS (秀学社) | 数学の学習 (浜島書店) | 単元別漢字 (秀学社) | 中学生の公民問題集 (帝国書院) | |
問題集 (大日本図書) | 中学社会研究ノート (秀学社) | |||
ワークブック (大日本図書) | ||||
中学数学基礎ワーク (秀学社) |
様々な業者から教科書に準拠したワークやノート、ドリルが出版されています。
※教科書に「準拠」 業界では当たり前ですが、 「準拠版」とは教科書に沿って作成されたワーク。 「標準版」とは教科書に沿っておらず、 単元ごとの順番になっているワークを指します。
学校のワークを3回やる理由
「繰り返し同じ問題を解く」ことが有効な勉強法であることを知らない人は意外といます。
特に子どもは1回ワークや問題集を解くことが「勉強」と勘違いしている子もいます。
「1回やったのに、なんでまたやるの?」と純粋な目で聞いてきます。
大人であれば、出来ないことを繰り返しトレーニングをすることで出来るようにするという考えはあるでしょう。子どもはそうは考えていません(-_-;)
必ずとは言い切れません。が、特に公立中学はほぼ間違いないです。
というのも、定期テストの作成は、学校の先生にとって負担がかかるからです。
オリジナルの問題というのは、作問ミスにもつながり大変な事態にもなります。
テストの作問は何かしら教材や資料を参考にして作成します。必然的に身近な教材を使います。
また、生徒が学校のワークをきちんとやっているかどうか確認する意味で、あえてワークと全く同じ問題を出題する先生もいます。
塾の教材や通信教材は、必ずしも学校の進度に沿っていません。
学校のテストは、学校の授業でやったことができます。他の教材で対策するのもありですが、手っ取り早く結果を出すには、学校ワークが最適です。
学校のワークを3回やる目的
3回やる目的は、解答を丸暗記するためではありません。
授業では新しいことを常に学び続けるわけです。学校の授業を受けているとはいえ、全てを覚えているわけではありません。
そのため、1回目は教科書を読み新しい情報を収集しながら解いていきます。
2回目は自力で、3回目は全て出来るか確認していきます。
学校のワークを3回やる際の5つ注意点 【重要】
最初は1回通す。1ページ1ページ繰り返さない。全範囲をまず1度全てやりきります。
1問1問繰り返してすぐに復習しても短期記憶で終わってしまいます。完璧な理解と習得にこだわり過ぎず、全体を把握しましょう。
テスト範囲が決まっていない場合 「テスト範囲が決まっていないから勉強しない」 これはまずいです( ̄д ̄) 少なくとも推測はできます。 ・前回のテスト範囲の最後のページを調べる ・学校の先生に聞く ・テストまで日数と学校の授業コマ数から予想 学校で進んでいない単元も推測してあらかじめ 勉強しておくといいですよ(^◇^)
中学校の教科書はどの参考書より詳しい最高のテキストです。
隅々までよく読み知らなかった情報を得ましょう。いきなりワークをやろうとしても、知らないことが多すぎて分かりません。
教科書を読んだうえで問題を解くことを心がけるといいです。
※そもそも教科書があればワークはいらない 教科書の内容がテストで出るので、 教科書を完璧に理解すればワークをいりません。 しかし、教科書を読んだだけで、 重要な箇所を把握したり、 解ける技能が見つけられる人はごく限られた人。 重要な箇所はワークの問題にっている所です。 ワークは重要な箇所をまとめたり、 技能を習得するための練習ツールです。
1回目が最も労力がいります。
知らないことを調べれる、やったことのない問題を解く、答えを調べ解説を読む。
初めてのことは時間がかかります。
※ワークを繰り返しやっていくと...
- 1回目⇒超大変(やめよっかなぁ..(ノД`)しんどい..)
- 2回目⇒「何が出来て」「何が出来ないか」が分かる
- 3回目⇒めっちゃ勉強できる、が数問はミスる
- 4回目⇒全部出来る(自分が天才に思えてくる&勉強が楽しくなる)
- 5回目⇒解くスピードが神レベル、数時間で全範囲のワーク終了
問題文の最初の数文字読んだだけで、答えが思い浮かぶように解答を覚えてしまいます。
ただし、問題文はしっかり読んで、答えの理屈を頭で回想しながら解くと”うろ覚え”を避けれます。
ただ繰り返すだけでも効果はあります。ただし、採点の都度解き直しはマストです。
間違いを教科書で調べ直すこともそうですが、解説を読むことで思いもよらぬ知識が得られます。
ミスしたところは問題文に印をつけよう! ミスした内容が意識されて記憶に残ります。
勉強計画は必要ですが、面倒に感じる人もいるでしょう。
定期テストに関しては時間をかけて計画を立てる必要はないです。
ざっくり少なくともテストの3週間前には1回目のワークをスタートさせるべきです(解くことが遅い人は4週間前から始めるのがいいです)。3週間(21日間)のざっくりした配分ですが、
- 1回目⇒10日間
- 2回目⇒7日間
- 3回目⇒4日間
といった具合でしょうか。1日目はとにかく時間がかかります。
※一覧表を壁に貼っておく チラシなどの裏紙で構いません、 5科目別にテストの全範囲(教科書とワークのページ)、 何ページ進んだか、を書き込めるように貼っておく。 進んだらページ数やページ番号を書き足す。 これだけでも進捗度が見れていいですよ(^o^) どの科目が遅れているかも見える化できます。
【おまけ】学校の定期テストに向けてやるべきこと
個人的な経験ですが、500点満点を取る生徒がいました。
上記のようなことを徹底した生徒で、学校の授業を聞き逃さないように、先生の言っていたことをメモを取っています。
先生によっては、どの教材にも書いていない授業でしか伝えていないことを出題される先生もいます。
また、教科書の隅に書いてある小さいなことを出題される先生もいます。
ワーク3回というのはあくまで90点ということですので、100点を目指す人は、より細かい勉強が必要になります。
では、今回は以上になります。
まだ身についていないことを、繰り返すことで学ぶことは無意味なことではありません。
量にだけに頼った学習は批判される方も多いですが、定期テストでなかなか得点できない人は参考になるのではないでしょうか。それでは(^^)/