こんにちは、「学ぶことは真似ることから」まねこです。
中学受験をする子供の成績を伸ばすには、その子に合う環境や周囲の接し方が欠かせません。
今回は”しっかりもの”の小学生の成績が、より伸びるための接し方を紹介します。
【中学受験】”しっかりもの”の女の子への接し方【成績が伸びる】
”しっかりもの”の小学生とは、以下の5つの項目に当てはまる子供ではないでしょうか。
”しっかりもの”とは一般に「考え方が堅実な人」「手堅い人」という意味です。一概には言えませんが、コツコツ勉強できるため成績はクラスでは良い方で、女の子に多いです。
こういった子供の特徴を捉え、中学入試に向けてさらに成績を上げるための接し方や注意点を見てきます。
”競争心が強い傾向”を上手く利用する
”しっかりもの”の小学生の成績を効果的に上げるには、競争心を上手く利用することです。
”しっかりもの”の女の子は、親や学校の先生、塾の先生などの大人からの評価を気にする傾向が強いです。
社会的に評価を受けるために、家庭内、学校のクラス、塾のクラスでも上位を目指そうとするのです。
この競争心に火をつければ、もっと勉強を必死で夢中になってやるでしょう。
競争心に火をつける環境
この上昇志向を高める手段としては、進学塾に通う選択が考えられます。
塾によっては、模擬テストや実力テストなどでクラス分けをしている塾があります。
このテストによるクラス分けの仕組みは”しっかりもの”をより発奮させるでしょう。子供はこの”クラス分け”がとても刺激的です。
2か月に1回、月1回、週1回、ペースは違えどクラス分けを伴うテストを実施し、比較的に1つの教室に大人数の小学生が通う塾に通うことがおすすめです。
いつも上位のクラスにいることは、”しっかりもの”の承認欲求を満たし、より勉強に意欲的になれるでしょう。
さらに、テスト結果の順位を実名入でり張り出す塾も存在します。子供達で張り出された成績表に群がり盛り上がります。
- 「○○さんは何番だ」
- 「○○さんがクラスが上がった」
- 「○○さんはいつも算数は1位だ」
実際に結果を出せば、自然と周囲から評判が立ち”しっかりもの”の上昇志向を刺激します。
コツコツ勉強が出来る特徴を利用する
”しっかりもの”は継続して勉強することが得意です。
長時間は出来なくても、毎日ちょっとずつ努力を積み重ねることができます。
これを利用して成績を伸ばす手段としては、努力したことを見える化しておくことです。
勉強しているテキストのページを表にして、勉強したら”○印”をつける。そして家族の目に入るリビングに貼っておく。
これだけでも、ちょっとずつ”○印”が増えることの満足感を得られます。さらに、リビングに貼ることで自然と周囲に自分の努力を見てもらっていることで刺激になります。
ネット環境があれば、タブレット上で勉強でき、親がスマホで学習状況を把握できるサービスがあります。こういったデジタルツールを利用することで、学習状況が自動で閲覧でき、継続し努力していることを実感できます。
また、計画通りにタスクをこなせる強みがある傾向でもあります。
勉強をすぐに始めるよりも、学習計画を立てて、締め切りや目標を定めて勉強をすることを好むでしょう。計画通りに進めることを苦にせず、どんどん計画を遂行していきます。
計画もスケジュール表をリビングなどに貼りだすことをおすすめします。
”しっかりもの”への接し方の注意点
”しっかりもの”は周囲の子と比べると大人であることは間違いありません。良い面ではありますが、自分の悩みや困りごとを声に出せない傾向にもあります。
子供の言動、成績の推移をよく観察して、わずかに発する”シグナル”を察しなければなりません。
- 勉強でつまずいている単元を成績表で把握しておく
- 宿題で特に時間がかかる教科を把握しておく
- ちょっとした弱音を聞き取る
しかし、勉強について上からもう言うとかえって、プライドが傷つくことになります。
勉強の小言は、塾の先生に相談し、塾の先生に代弁してもらうことをおすすめします。
親は徹底して励まし、頑張っていることを評価し承認することです。
また、強い上昇志向は、結果が出ない時はかえってマイナスに働きます。
クラス分けのテスト、成績の張り出し、これらは結果が出たとき効力を発揮します。
一方、結果が出ない時は、激しく落ち込み、必要以上に気にします。特に子供たち同士の会話で、傷つくこともあるでしょう。
- 「○○さんって意外と得点が低いんだぁ」
- 「○○さんに□□くんが勝った」
- 「あの○○さんがクラス落ちたって」
周囲から聞こえる子供の真っすぐな意見が心に刺さります。子供は素直な分、ストレートな表現をしてしまいます。
こういったことが続き、学習意欲が下がり続けるようであれば、レベルを落とした塾に転塾を考えても良いです。
レベルを落とし、常に自分が上位に入れるような塾で勉強するほうが、かえって成績が上がることもあります。
この他にも、コツコツ勉強することがマイナスになることがあります。
勉強することが”目的”になってしまう危険性があります。
”ただ継続すれば良い”という考えに陥ると、勉強が作業化してしまい、知識を活用して思考力を養えなくなります。
”きちんと計画を立て、コツコツ勉強する”ことは手段であり、なぜ勉強するのかを明らかにすることが大事です。
勉強が”作業”になる原因は、メンタル面の不調が考えられます。
- もっと多くの勉強しなければ
- いつまでにこれをやり終えなければ
- 成績を上げるにはもっと暗記しなければ
「○○しなければならない」という強い強迫観念が生まれると、学習の本来の目的を見失います。
行動の内容を具体的に褒めることでも、気持ちが楽になり自信を取り戻せます。保護者のサポートは、どんなに子供が”大人”に見えても欠かせません。
では、今回は以上になります。
子供のタイプは様々です。生まれてから、幼児期を経て、ずっと接している親だからこそ、子供の性格は把握しているでしょう。とはいえ、親の思いと子供の気持ちは全く同じではありません。ずっと生活を共にしている分、見えないことがあるかもしれません。
コミュニケーションを取る中で、子供が最も頑張れる環境を整えたいですね。それでは(^^)/