こんにちは、まねこです。
中学受験のため塾に通う子で、成績上位にはよく喋る子が多い印象です。
当然、子供の性格は様々です。成績上位の中にも、あまり喋らないのがスタンダードな子や、たまたま周囲に喋れる友達がいない子もいます。
たくさん喋ることが、学力の向上に直結するなら、日頃から子供は喋るべきかなと。喋るメリットなどをまとめてみようと思います。
成績向上の秘訣はよく喋ること!?【中学受験で上手くいく子】
なぜそんなに喋るの?何をしゃべってる?
楽しそうにずっと喋っている子を見ると「よく喋るなぁ・・・(^_^;)」と関心します。
話の内容は、
- 学校でのエピソード
- 昨日見たテレビ
- 最近発見したYoutuber
など、たわいもないことが正直多いです。
元気のいい女の子は永遠と喋れるんじゃないかと思うほど、とある小学生の男子は一人で何か喋り続けています(・.・;)
ただ、ときには、問題の解き方について、自分達の意見を述べたりする、まさに”ディスカッション”のような場面もあります。
こちらが口をはさみたい気持ちを抑えて聞いていると、よく喋る子は相手に理解してもらうために、表現を工夫したり、言葉遣いを変えたり、例えを出したりしています。
成績の向上に”お喋り”が貢献している可能性が高いと見ています。
あれこれ元気にぺらぺら喋る子が中学入試を突破していくのを目の当たりにして、喋るメリットをまとめようと思います。
よく喋ることによるメリット
では、子供にとって普段からよく喋ることのメリットを5つにまとめてみます。
1つ目は、言語化能力が高まることです。
中学受験の問題には、記述式の問題が必ずといっていいほど出題されます。
想像しやすいのは国語で、説明文で内容を要約する問題、物語文で登場人物の気持ちをまとめる問題。
他の教科でも、
などで記述式は頻出の出題形式となっています。
日頃からよく喋る子であれば、説明に苦労することありません。
普段から考えたことを喋る癖がある子は、自然と記述式の対策をしているようなもの。
家庭内でも、
- 今日一日の出来事を説明させる
- 授業の内容を説明させる
など、親から子供に聞くことで言葉によって説明するトレーニングも可能です。
2つ目も、言語化能力が高まるメリットです。
加えて自分の想いや考えを言葉に変換できるようになることも期待できます。
よく喋る子は
- 「自分はこう思う。」
- 「自分はこれが好き、嫌い。」
- 「こうれがしたい、したくない。」
など素直に感じたことを表現でます。
上手に表現できなくても、表現しようと試みている。
公立中高一貫校の適性検査の問題には、自分の考えを書かせる問題も出題されます。>公立中高一貫校の適性検査を知る【中学受験】
短い文や作文などで、自分の想いや考えを理由を含めてまとめる力が求めらる。そのためよく喋っている子は有利に働くでしょう。
また、中学受験でよくある、
などで、答えの定まらない、自分の考えを述べる機会でも、普段の”お喋り”は役に立つと言えます。>【入学試験】合格するための面接【入室から退室までに心掛けること】
家庭内でも、子供の意見を言わせる機会を作ることで、意見を言葉にする練習ができます。
テレビやネットのニュース、新聞など、「これどう思う」など質問し、意見を子供に喋らせる。
親の考えと違ったとしても、とりあえず聞く。喋らせることが目的。
自分の意見を喋ることに躊躇させないことで、以後、積極的に自分の考えを言葉にする癖をつけていけるのではないでしょうか。
3つ目は、つまずいている地点が明らかにできるメリットです。
「何が分からないか分からない」子供からよく聞かれることです。
自分の中で、どこまで理解していて、何でつまずいているのか、整理できていない現象。
黙々と勉強していると起こりがちです。
よく喋る子であれば、
- 「分かんない」と言葉に発し、
- どこまで理解しているか、喋ることで整理し、
- 何が分かんないか、探し当てる。
この流れが自然とできて解決が期待できます。
子供一人でもブツブツ独り言を言いながら解決する子もいます。
とはいえ、お喋りの子でも「分かんなぁ~い((+_+))」とだけ言って放棄しそうになることもあります。
そんな時は、「どこまで理解したか」「何が分からないのか」など周囲が質問し、回答を引き出す。
子供は喋っていくいうちに、頭の中が整理でき、自分で自分の問題を解決していきます。
この経験を重ねると、自分で問題点を明らかにし自分で解決する、社会人になっても必須のスキルが高まるでしょう。
4つ目は、本質的に考えられるようになることです。
子供は、喋っていくうちに、自分自身に問いかけられるようになってくると思います。
- 「この勉強の仕方で正しいのだろう?」
- 「なぜこの問題が解けない原因は?」
- 「なんで中学受験をするのか?目的は?」
言葉を巧みに操れるようになれば、思考も深まり、自分の行動の意味を探り始めるのではないかと。
小学生という時期に、自分を客観的に見ようとする子は少ないです。
よく喋る子は、喋っているうちに、言葉を使って自然と自分を客観視する能力を身につけているように感じます。
言葉を使って、客観的に自分の行動や行動の元となる考えを表現できれば、本質に迫れるのではないでしょうか。
5つ目は、メンタル的にも良い影響をもたらすことです。
よく喋る子は、自分の不安や心配事も口にします。
- 「点数低かったぁ(/o\)」
- 「ヤバい受験まであと2か月しかないっ(・.・;)」
- 「ぜんぜんこれ解けない(=_=)」
など。
自分の中だけに心配事を抱えると、不安が増し精神的にきつくなります。
小学生の中学受験では、精神内科に通院するほど、精神的に削られる子もいます。>【勉強に集中するための】受験の不安を軽減させる方法【”書く”】
不安を喋って吐き出せることは、大人にとっても精神衛生上いいですし。
やるときはやる子
元気でお喋りな子は、以上のようなメリットがあるため、成績が上がったり、中学受験で上手くいくのではないかと思っています。
さらに、こういった子は、メリハリがつけれる子が多い印象です。
時には羽目を外してしまい、大人からの指導が必要なときもあります。
ただ、やるべきときは、やるべきことを淡々とできる。黙々と課題と向き合える。
当たり前のことを当たり前のようにできる子達です。
では、今回は以上になります。それでは(^^)/