
こんにちは、「学ぶことは真似ることから」まねこです。
中学受験を検討されている家庭はいらっしゃいますか。
今回は中学受験を考えている方、中学受験に向けて勉強をしている保護者に向けた内容です。
子どもを受験に向かわせるとき、親子の持つべき心構えです。
【中学入試】中学受験に対する心構え【小学生の勉強への向き合い方】
中学受験は必ず必要ということではありません。
私立中学や公立中高一貫校ではなく、地元の公立中学校に行けばよいわけです。
そもそもなぜ受験(受検)するのかということを明確にしておきたいです。
親子で受験をする目的を何度も確認する必要があると考えています。
受験(受検)をする理由を定める

受験をする理由に万人に当てはまる、正解はありません。
受験する理由は家庭により変わります。
- よりよい学習環境で学ぶため
- 東大に入るため
- 医学部の合格実績が高い中学に行くため
- 中高一貫した教育を受けるため
- 特定の授業を受けたい、部活やサークル活動をやりたいため
- 自分の学力を試したい など
様々な理由が考えられます。が、親子でより深掘りしていく必要があります。
「なぜその学校なのか」「なぜ東大・医学部に行きたいのか」「なぜ中高一貫校なのか」など”なぜ”を積み重ね、より本質に迫っていきましょう。
受験に向かっていると、勉強のスランプに陥ったり、つらくなったりすることはよくあることです。
そんなときに、”なぜ受験するのか”に立ち返れれば、何度も奮起できます。
頑張って勉強する理由を明確にしておくことは、日頃の勉強へのモチベーションを高めるだけでなく、不調になったときに、仕切り直せるきっかけになります。
受験勉強をする理由は、親子で必ず確認しておきましょう。
※受験するきっかけはたわいのないこと ・仲のいい友達が受験するから ・クラスの3割以上が受験するから ・頭のいい人は大抵受験しているから ・憧れの人が受験したから ・親に言われたから など 子どもが受験を目指すきっかけは、 ちょっとしたことが要因になります。 決して悪いことではないですが、 大人の役割として、 きっかけを掴んだ子どもに対して 質問を繰り返すことで、 受験する目的を掘り下げさせる 手助けをする必要があるのではないでしょうか。
受験する理由は、子どもの成長とともに変化しても構いません。
親子のコミュニケーションを通して、”受験理由”が変化した背景や変化の過程を確認しておくことが大事です。過去を振り返ることで、現在自分が頑張っている理由が明瞭になるからです。
そして、受験する理由は、やりたいことの実現や夢につながっていることが多いです。
やりたいこと・夢もまた変化します。子どもは、新しい出会いや知識が増えることでどんどん変化します。
本来の定めた受験理由が変化しても、勉強する理由は追い求め続けばいいわけです。
学ぶ理由を追求し続けば、勉強のモチベーションが下がることは怖くはありません。
さらに、中学受験の心構えとして、重要なもう1つの考えがあります。
逆に言うと、中学受験に合格したからといって、成功、勝ち組であるということではありません。
「中学受験の不合格=失敗」ではない

受験理由を明確にしつつ、受験に絶対合格するという意志は必要です。
とはいえ、中学受験は誰でも合格できるわけではありません。
受験を志し始めた時期、倍率、当日の体調、試験に出題された問題との相性など、様々な要因で合格不合格は変わっていきます。
入試は1点差で合格不合格が区別されます。
1点高い人が優れていて、1点低い人が劣っているということでは決してありません。
そこで、親子で持っていてほしい心構えとして、「中学受験に失敗はない」ということです。
中学受験で得らること【中学受験に失敗はない】
生きていくと何かしら壁にぶつかることはあります。難しいことにチャレンジすればなおさらです。
難関中学合格に向けて「毎日勉強する」「難しい問題に必死に解こうとする」「友達が遊んでいるのに自分はチャレンジする」など困難に立ち向かうことになります。
将来、大学受験、資格試験、仕事などで困難に出会ったときに、逃げずに解決しようとすることを身につけることができます。
中学受験を経験することで、生涯にわたって新しく生まれる問題・課題を自ら解決する力を養うことができるのです。
入試の問題には、知識・技能を問う問題もあります。これは、大学受験にはなくてはなりません。
また、論理的思考力を問う問題もまた、大学入試でも多く出題されます。最近は、答えが1つに定まらない、思考力と表現力が必要な問題も増加傾向にあります。
中高一貫校で出題されるような問題が大学入試で出題されるのも事実です。
一方で、受験への心構えとして好ましくないものもあります。
気を付けたい中学受験への向き合い方

やると決めたこは、最後までやりきるべきです。
大幅なやりたいことの変化、夢の変化はやむを得ないと思います。しかし、受験理由が明確になり、断念する理由がない場合は困難を乗り越えようと最後までやりきることが必要です。
なぜなら、途中で放棄することで”断念癖”がついてしまい、将来少しの困難に出くわすと逃げてしまう人間になるからです。
臨機応変な変化はいいでしょうが、辛いことからすぐ逃げず、適度な休息をとりながら”困難に立ち向かった経験”を勝ち取らせたいです。
受験をする子どもの中に”一生懸命勉強をしていない”という姿勢を見せる子がいます。
これは、不合格したときに「本気で勉強していなかった」という”言い訳づくり”のようなものです。
こういった不合格した時の予防線を張っているようでは、試験に向けて頑張れるはずがありません。
人からの目線を気にするのではなく、貪欲に自分を高める経験をさせたいです。
では、今回は以上になります。
中学受験に本気に立ち向かったという経験は貴重です。
「合格・不合格」より受験理由を明確にして「本気で臨んだかどうか」が大切です。
受験は、問題に直面した時に立ち向かう姿勢を獲得する絶好の機会です。中学受験を検討される方は、子どもと一緒に話してみてはどうでしょうか。それでは(^^)/
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