こんにちは、「学ぶことは真似ることから」まねこです。
小学生から中学生に上がると生活リズムは大きく変わります。
中には部活にも入らない中学生もいますが、部活だけでなく、塾、運動、音楽といった習い事もしている子どもも多くいます。
学校の宿題と部活に習い事、複数のことで大忙しの子ども。始めたときは、全てをできると決意したものの、あまりの多忙さに「やめようかなぁ...」と考えることもあるようです。
やめる前に一度、高校を見据えて考えてみてはどうでしょうか。
中学生のうちに”多忙”をの経験すべき【学校も部活も習い事も】
自分ひとりでじっくり考える時間も必要です。
立ち止まって、将来の進路や自分の実現したいことなど、大人になってからのことを考えることで、現在やるべき行動が見えてきます。
加えて、いろんな体験を通して様々な経験をすることで、自分のやりたいこと、得意と不得意・好き嫌い、などを発見することもできます。
小学生・中学校生活はとことん忙しくするのもあり
興味を持ったら積極的にいろんな行動をして経験を積みましょう。
意外なことが得意と分かったり、習い事で学んだことが、生きていくうえの強みになったりします。習い事をすることで、学んだ分野のスキルアップ以外にも期待できることは多々あります。
- 体力
- コミュニケーション力
- 幅広い年齢層との接し方
- 実社会での一般教養
しかし、中学校生活は忙しくするのもあり、と考える最大の理由は高校生活にあります。
中学生のうちに”多忙”をの経験すべき理由
なぜ、中学で部活も習い事もいろいろやって多忙にすべき理由です。
中学より遥かに忙しくなる高校生活の予行練習になるから
いきなり高校生活が始まって、すぐに高校に適用できません。
だったら、中学のうちから、高校生並みの忙しさを経験しておくことで、大学を強く意識し始める高校生活をスムーズに送ろうという作戦です。
人によっては異なりますが、高校が中学より忙しくなる要素を3つ挙げていきます。
1.勉強内容の増加・高度化
勉強の量・質ともに中学と比べものになりません。
- 単純に勉強内容が多い+難しい
- 授業進度が早い
- 課題の量の多い
- 科目数の増加
中学生では、中学校でトップレベルで期待されていたものの、高校ではつまずき、希望する大学へ進学できなかった子どもも多くいます。
また、高校入試は、希望すれば大半の人が高校に進学することができます。
一方、大学入試は、高校入試より倍率が高く、他者との競争が激しくなります。希望する大学に向けて、目安となる得点をとるために、より一層勉強することに時間をあてる必要がでてくるのです。
2.部活・サークルなどの活動が本格化
特に運動系の部活では、身体も大人と遜色ないほど成長するため、練習内容がハードになることもあります。
夜遅くまで練習し、帰る時間は夜9時になることも。休日は朝から晩まで部活。
高校スポ―ツは、”甲子園”、”春高バレー”、”全国高等学校サッカー選手権大会”、”ダンス部選手権”、”全日本吹奏楽コンクール”などテレビで大々的に取り上げられ関心の的となっています。
高校を、部活やサークル活動を基準に選ぶ中学生も少なくありません。
- 全国大会常連校だから
- 部活の先輩が活躍しているから
- 信頼するコーチ・監督がいるから
など、高校を選択する大きな理由になっています。
この高校の部活熱は、子どもを中学より遥かに忙しくさせる要因になっています。
3.心身の成熟化
”忙しさ”と一見関係なさそうです。
しかし、心も身体も大人に近づくにつれ、内面も外見も変化することで行動も変化します。
真っ先に行動していた中学校のときに比べ、「自分は何者なのか」「将来自分はどうなるのか」などを考えるようになり、行動について考え悩むことが多くなります。
自分自身への関心が高まり、些細なことで自己評価が高まったり、揺らいだり。
- 将来への不安と希望
- 異性への興味
- アイデンティティ
- 友人関係
といったことを考え、不安定になりやすい時期でもあります。
やるべきことはたくさんある。でも、すぐには行動に移れない。結果的に忙しくなり、さらに不安定になっていく。
心身の成熟化によることも、多忙の1つの要素になっています。
この3つの要素があるため、高校生活は忙しくなるでしょう。そのため高校生活を送る前に、中学生のうちに多くのことを経験して、”多忙”の練習をしてはどうでしょうか。
”多忙”を経験することで身につけられることがあります。
中学生のうちに”多忙”を経験することで身につけられる4つのこと
1.スケジューリングのやり方
- 学校の宿題・提出物などの期限
- 部活の日程
- 習い事の日程
複数のことを同時並行で進行するには、上記のことを上手く組み合わせて、1日の流れを組み立てる必要があります。
中学のうちにスケジューリングすることに慣れていれば、高校生活の忙しくなったときに上手に予定が立てられるでしょう。
手帳を使うもよし、スマホを使うもよし、スケジューリングツールを使いこなすことは社会人になっても役立ちます(^-^)
2.優先順位のつけ方
「真っ先にやるべきことは何か」「後回しにしていいことは何か」など。
スケジューリングとつながることですが、中学から忙しくすることで、”緊急性”・”重要度”・”難易度”などを分析する能力を養います。
※ただ忙しいだけでは× 「時間に追われる」だけでは、 中学生活がしんどいだけです。 どんなに忙しくても、 行動の成果が最大化するための策を 考え追い求め続けましょう。
単純な行動の速さだけでなく「先にこれをやっておくと、後々他のことも効率がよくなる」というような考え方は、小さい頃から訓練しておくといいですね(^_^)v
3.能率の高い勉強のやり方
短い時間で高い成果を生む勉強法を自然と身につけられます。
忙しいわけなので、ダラダラと勉強してはいられません。
中学生の頃から「短時間で身につけるにはどうすればいいのだろうか?」と自問自答し、工夫することで、自分に合った勉強法を見つけることができます。
試行錯誤ができる経験は、大学入試が差し迫った高校生よりも中学生のうちがいいです。
勉強の創意工夫は常にすべきですが、大学入試が迫ると目の前のことをやらなければなりません。
早くから能率の高い勉強を身につけるには、中学校で忙しさを経験することではないでしょうか。
4.時間の価値観
時間は有限です。
「暇だなぁ」と感じる中学生はいます。何もしないことに違和感を感じない中学生。
一方で、いろんなことに挑戦している中学生であれば、時間が貴重で有限である価値観を持てます。
成長とともに、「やらなければならないこと」「やるべきこと」「やりたいこと」が増え、ようやく時間が貴重なものだと気づく。
中学校での多忙さは、この”気づき”を与えてくれます。
では、今回は以上になります。
毎日部活で帰るのは夜8時前、それから習い事、さらには宿題。休日も大会など、忙しそうにしている中学生をよく見ます。
その忙しいなかで、時間のやりくりを経験することは、高校、大学、社会に出てからの生活に役立ちます。
「忙しいから、何もできない」と放棄するのではなく、「忙しいから、どうすれば良いのか」と考え工夫してみることで能率は高まります。
たくさんの習い事をやっている子どもで、少し放棄したくなったら参考にしてください。それでは(^^)/
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