中学生にとって合理的・効率的より大事なこと【勉強の成果を上げる】

こんにちは、「学ぶことは真似ることから」まねこです。

効率重視の勉強をよく耳にします。

確かに、勉強において手っ取り早く成果を出せる方法があれば、迷わずその方法を選びます。

少し気になるのは、効率や合理性を追い求めすぎて、勉強そのものの探求が不足している子が多くなっていることです。

中学生にとって合理的・効率的より大事なこと【勉強の成果を上げる】

特に多くの中学生が、スマホを持ち始める時期でもあり、ネットから大量の情報に触れる機会が圧倒的に増えます。

当然、「定期テストで成績を上げる方法」「英語の勉強法」など検索することもあるでしょう。情報の中には、教育に関わるプロの意見や教育機関が発信する情報、成功者の知恵など有用なものも多くあります。

このページも勉強に励むすべての人に、少しでも参考になればと思い発信しています(._.)

成功者・経験者から合理性のある”効率的な勉強”は真似すべき

※合理性
論理にかなっている。目的にあって無駄がない。
※効率的
労力に対するはかどり具合。仕事の能率。

「勉強のやり方」の”正解”を探し回ることは悪いことではないです。自分で調べたり、試行錯誤したり。積極的にいろいろ試して効果的な勉強を探る。

とはいえ、注意が必要です。「勉強のやり方」の”正解”を探し回ることばかりやっていませんか

スマホだけでなく、パソコンやタブレットなどを持つ中学生は、情報収集ができる反面、情報収集に振り回される子がいます。

「やれあれがいい、これがいい。これはダメ、あれもダメ。」となりがちで、情報収集に時間を割いて、勉強する時間を削っている。

ここで伝えたいことは、中学生にとって合理的・効率的な勉強よりも、遥かに効果的なことがあるということです。

中学生にとって大事なこと

合理的・効率的より、夢中になることが遥かに大事。

はっきり言って、”夢中”にさえなれば、不合理であれ、非効率であれ、関係ありません

中学生にとって、学習効果が最もあるのは、正解の「勉強のやり方」で学ぶことではなく、夢中になること。手段や方法は二の次でOKです

合理性とか効率性とはどうでも良い?

『”夢中”にさえなれば、不合理であれ、非効率であれ、関係ありません。』 と伝えた理由は2つあります。

  • 1つ目は、中学生レベルの勉強だからです。

おそらく、この文章を読んでいる多くの人は、中学生あるは中学生を子に持つ親、中学生の教育に関わる方だと推測しています。

中学生の勉強は、「初等中等教育」であり、大学などの「高等教育」の前段階です。

初等中等教育の役割(読み飛ばしても構いません(^▽^;))

高等学校段階までの初等中等教育は、人間として、また、家族の一員、社会の一員として、更には国民として共通に身に付けるべき基礎・基本を習得した上で、生徒が各自の興味・関心、能力・適性、進路等に応じて選択した分野の基礎的能力を習得し、その後の学習や職業・社会生活の基盤を形成することを役割としている。

基礎・基本を学ぶわけですから、中学段階で高度なことはありません。乱暴な言い方ですが「やれば出来る」レベルです。

つまり、基礎・基本の習得に、手段・方法による”違い”はあまりないのです。夢中になれば、勉強のやり方が悪く、多少効率が悪くてもすぐに追いつけます

  • 2つ目の理由は、夢中になって勉強できれば、合理的・効率的な方法を自然と追い求め、勉強法を修正できるからです。

理にかなっている勉強方法は、すぐには分かりません。勉強していくうちに、気づいていくことが多いのです。

特に中学生の中には、勉強することに慣れていない子も多く、「勉強って何するの?」という初歩的なことさえ分からない子もいます。

先生、親、塾の講師、先輩、友人などを真似して、勉強の”型”を学び、”型”を真似ることから始めるのです。その勉強の”型”の理由や合理性などは後回しで構いません。

勉強に慣れてから、自分の頭で考え工夫をして、アレンジしていくことで、効率が身につきます。

https://manabi-skillup.com/?p=1972

中学生が夢中になるきっかけは?

中学生のとって、勉強に夢中になれるときは、どんなときでしょうか。4つ紹介します。

1.時間を制約されたとき

  • 制限時間を設ける
  • 試験に申し込む

勉強中であれば、キッチンタイマーなどで、細かく時間制限をして勉強することです。自然と没頭できます。

また、受験直前はどの生徒も無我夢中で勉強します。今まで鉛筆も持ったことがないような子も、積極的に質問をするなど、解決しようと必死になります。

試験直前は高い集中力を発揮しますので、極端なことを言うと、試験に申し込めば良いのです。英検などの試験とか。

勉強せざるを得ない状況をつくることも、夢中になるきっかけになります。

2.危機感を感じたとき

  • 定期テストの成績の低下・低迷
  • 模擬試験の判定

中学生にとって、学校の定期テストへの関心は非常に高いです。友達との差も知れるため、誰が成績何番とか、誰より頭が悪いとか、前より点数が上がったとか。定期テストに無関心な子はいません。

そして、その定期テストで成績が低迷し危機感を感じたときは、夢中になって勉強するきっかけになることがあります。

https://manabi-skillup.com/?p=1792

また、模擬試験では、志望校の合格判定の基準として、A~Eで判定されるテストがあります。

自分の将来の判定がアルファベットや数字で示され、危機感を覚え、必死になって勉強することも多く見られます。

危機感を感じたときは夢中になれるチャンス

特に、親と学校、親と学習塾、などで三者面談をきっかけに変わる子が多くいます

時間をとって、具体的な数値を確認しながら、将来について話し合うことが、夢中になって勉強するきっかけになるでしょう。

3.結果が出たとき

  • テストで優秀な生徒を上回った
  • テストで席次が大幅に上がった

「意外と自分は出来るんだ」とちょっとした成功体験をすることで、後に夢中になって勉強し始めることがあります。

勉強に対して自信を持つことで、夢中になれます。少しだけ上の目標設定をして、超えていくことが自信につながります。

4.夢・目標が明確になったとき

  • 将来やりたいことが明らかになった
  • 達成したいことがある

将来就きたい職業がある、行きたい学校がある、やりたいことがある。など、勉強の目的が明確になったとき、夢中になって勉強できます。

「”好きなこと”はこれっ」とはっきり言えるようであれば、”好きなこと”と勉強をつなげることで、モチベーションは高まります。学んでいることは、いずれ好きなことに関わってきます。

夢中になるには、まずこれだけやればいい3選

勉強になかなか没頭できない場合は、勉強することを絞りましょう。やることを1点に絞った方が夢中になれます

  • 好きなことだけ学ぶ
  • 得意なことだけ学ぶ
  • 人より勝てることを学ぶ

上記3つのうちどれか1つを徹底的にやりこみましょう(^O^)/

1つでも夢中になってやり込めば、自ずと能力は引き上がります。これだけは絶対誰にも負けないことを持つことで、自信がつきます。

まずは、自分の武器を1つを持ちましょう

また1つを高めれば、上達する勉強のやり方を経験できますその経験は他の科目の勉強に応用できるので、他の科目も同様に勉強すれば、全科目の成績は上がっていきます。

義務感を感じながら勉強しても、効果は薄く、コツコツやっても身になりません。好きなこと、得意なこと、人に勝てることに絞って夢中で勉強べきです。

夢中でない人がコツコツやっても、夢中の人には絶対勝てない。

勉強のやり方でいくら遠回りしようが、非効率だろうが、不合理であろうが、夢中であればすぐに改善できます。”夢中”が最強( `ー´)ノ

では、今回は以上になります。

夢中になるきっかけを待つのではなく、自分で作っていきましょう!それでは(^^)/