こんにちは、まねこです。
塾に通う子供から、
「自宅で勉強するので、2週間ほど塾は休みます。」 と連絡があり。話を聞くと、 「単身赴任のお父さんが一時の休みで戻ってきて、子供の学習状況が気になるため、マンツーマンで教える」 とのことでした。 |
非常に熱心なお父さんで頭が下がります(´ω`)
実は、時期を問わず、こういったことにしばしばあります。
「親が教えたいので塾を休みたい。」あるいは「親が教える時間ができたので辞めたい。」
ときには、あらかじめ最初の塾に入る面談の際に「テスト前は毎日親が見るので塾に行かない。」などもあります。
塾としては、どの家庭にも信頼され「通いたい」と思われなければなりません(・_・)
とはいえ、こういった家庭の話を聞くと、塾の指導内容や方針、成績推移とは関係なく「親が1から100まで教えることが最大の学習効果を生む」と考えて、小さいころからずっと親子で勉強しているようです。
勉強を親が子供に教えることについて、良い面もありますが、関わり方によっては懸念されることもあります。
【1から100まで】親が子供に勉強を教えている件【学ぶ環境】
生まれながら一人で生活できる子はいません。ひらがなであったり鉛筆の持ち方であったり、幼少期は必ず人(親)の手厚い手助けが必要になります。
小学生や中高生などの勉強についてはどうでしょうか。子供の年齢に応じて、どのように子供と関わっていますか。
親が子供に勉強を教えることの良い面と懸念点
親が勉強の内容を子供に教える場合、良い面としては、以下のようなことが考えられます。
子供と同じ時間を過ごしてきた親は、子供の性格や能力、特性、これまでの経験などを把握しています。少なくとも他人より。
そのため子供に応じた言葉遣いで、子供の興味関心などに合わせて教えられます。
サッカーが好きな子にはたとえ話にサッカーをしたり、漫画が好きな子には漫画を通して歴史を教えられます。個人の嗜好に合わせた究極の個別授業となり得ます。
学ぶ側の子供も、見知らぬ人ではなく、最も信頼できる親から指導を受けられます。安心感もあり質問もしやすいでしょう。
また、自宅で勉強する機会をつくるには、親の時間の都合を合わせれば、自宅でいつでも教えられるので、時間や場所をさほど問いません。
安心感や手軽さの面で、親が教えるメリットはあります。
一方で、親が勉強を1から100まで教えようとすると、いくつか懸念されることもあります。大きく分けて3つ。
1つ目の懸念されることは「親への負担」です。
少なくとも教えるには、学習内容の理解し、相手が理解する教え方で、納得させる必要があります。労力と時間を要することです。
仮に難関校を目指す子に、勉強を教えるとなると大変です。高校生内容は当然、中学校や小学校内容でも、大人が解くのに苦労する問題もあります。親が期待するレベルが高ければ高いほど大変です。
2つ目の懸念されることは「”親子”という距離感の近さ」です。
近いがゆえに、子供は親に甘えたり、逆に親が子供を甘やかすこともあるでしょう。第三者の方が、さっぱり割り切って教えられ、子供の理解が早いことが見られます。
親は子供に対して「なんでこんなことがわからないの!」とイライラすることも。
3つ目の懸念されることは「親が常時継続して教えられるか」という懸念です。
仕事、家事、子育て、介護など、生活のために必要なことは個人個人にあります。
さらに、今後、体調の変化や仕事の変化など、予期せぬライフスタイルの変化も起こり得るのも考えなければなりません。
全て子供に捧げると決意しても、いつでも子供の勉強に付き合えるわけではありません。
学習効果を上げるには、継続した学びが不可欠です。
”親が教える”学習スタイルを、常時継続できるでしょうか。
小・中・高と学んでいく中で「親が教えなければ、勉強出来ない子」になってはいけないような気がします。
自分で課題を見つけ、自分で解決しようとする。
自学できるようにするには、適度に外の世界で学ばせることが良いのでは。
余程時間に余裕がある人でない限り、長年わたって子供の勉強の面倒は見続けられません。親が、勉強を1から100まで教えるのは、こういったことが懸念されるので、勉強に関しては他人の力を頼るべきかと思います。
他人に頼って学ぶメリットとデメリット
”他人に頼る”、つまり、塾や家庭教師、通信教育をはじめとする習い事を活用することです。
子供の学びは上手に人に任せて、適度に関わることがいいのではないでしょうか。
「子供に関することを人に任せるなんて...(・.・;)」と感じる人もいるでしょうが、もちろん、デメリット・メリットの両面を考えておくべきです。
デメリットとしては、習い事は全般的に当たり外れがあることが挙げられます。
例えば、塾であれば、
など、入ってみたら、求めていた塾”像”と違う、という経験をした人もいるかもしれません。
また、家庭と塾の教育方針が一致しおらず、指導内容に疑問に思うことも想定できます。
一方で、他人を頼って学ぶメリットを挙げると、大きく分けて2つ。
親の考えを子供に伝えることは重要です。小さい子供であれば、物事を表面的にしか考えられないことが多いため、物事の捉え方を学ぶ上で親の考えを聞くことは大切です。
ただ、親の考えしか聞かないと、物事の捉え方が偏る可能性もあります。
塾などの習い事を通して、他者の考えや意見を聞き取り入れることで、多様性を受け入れやすくなります。子供の考えや想像力が広がります(*´ω`*)
また、塾や家庭教師などを利用すれば、その道のプロから学べるわけです。
指導面においても、知的好奇心をくすぐるような学びが期待できます。豊富な知識を体系的に学べます。
進路指導面においても、目標と現実とのギャップも知れて、ギャップを埋めるための学習計画などもアドバイスをもらえます。ある程度の期間続いている地域の塾であれば、詳細な受験情報をストックしているため、志望校の出題傾向など、ピンポイントで知ることもできます。
その他にも、学習意欲が高まるような工夫を、授業や会話の中でしてくれるはずです。
専門家に頼った学びを。
「親が子供に教える」より、「子供から習う」ことで頭を整理させる。
子供は出来る限りプロから学び、学んだことを親に伝えることで、習ったことを頭の中で整理できます。
親は、子供が習ったことをの聞き役にまわることがいいかなと思います。
勉強に関しては、家庭教師からマンツーマンで学ぶことがプロと接する近道です。参考までに、家庭教師を利用できるサービスを以下にまとめておきます。
資料請求や無料体験などで利用してください。
では、今回は以上になります。それでは(^^)/