小学生では今一つでも、中学から伸びる子の10の特徴

こんにちは、「学ぶことは真似ることから」まねこです。

小学生の頃は、子供の性格家庭の方針によって高まる能力の差が大きく分かれます。

「うちの子は周りの子供に比べては勉強できない」「将来大丈夫かなぁ...」「中学受験する子は何でもよくできるのに」

勉強に関しても、早期に幼児教育に力を入れている子、塾に通う子、通信教育で学んでいる子、などはテストで高得点ばかり。不安になる親御さんもいるかもしれません。

しかし、勉強面で小学生のうちは今一つでも、中学に入ると徐々に成績が上がり、難関大学などに進む子供もいます。

そういった「後伸びする子」の小学生の頃の特徴はどのようなものがあるのでしょうか。

小学生では今一つでも、中学から伸びる子の10の特徴

1.じっくり考え解くのが遅い

受験に向けて塾に通う子供は、塾から合格するためのノウハウも習得します。

学校では習わない知識だけでなく、「素早く解答できる方法」「問題を解くための考え方や手順」など1点でも多くとるための行動が叩き込まれます。

また、塾はライバルもいる環境ですので、人と競い合い、切磋琢磨することで”迅速さ”や”正確さ”がより磨かれます。

小学生の頃から成績が良い子は、同世代の子よりも”豊富な知識”と”解答を導くスピード”で他の子を圧倒します。

一方で、小学生のうちにあまり成績が良くない子は、”知識不足”と”解答に時間がかかる”ことが原因として考えられます。

  • 言葉、ルール、原則などが知らない。
  • 速く書けない。速く解く意識がない。

このような理由で答えを導けず、成績が悪いとされているかもしれません。

1つ1つの新しいことに、「何でこうなるんだろう」など「なぜ」と考える子は時間がかかります。子供の頃に「なぜ」と考える癖は、思考力を要する問題に対して威力を発揮します。

小学生のうちは知っているかどうかの問題では弱くても、中学になれば、知識も増え、考えることに慣れているためどんどん成績が伸びる子が多いです。

2.字を丁寧に書く

字は綺麗かどうかではなく、自分なりに丁寧に書こうとする子です。

文字を書かないで勉強することは少ないでしょう。年齢が上がり、問題の難易度が上がるにつれ、頭の中だけで問題を解くことが難しくなります。

そんなときに、”書く”ことで思考が整理され、難しい問題も解くことができます

字を丁寧に書こうとする分、他の子より時間がかかってしまうかもしれません。中学生にもなって字をまともに書けない子は現実います(^_^;)

中学になって書けないと、複雑になっていく勉強内容に四苦八苦することでしょう。

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3.素直さ

勉強の提案をされた場合、素直に自分でやってみることです。

提案された内容を続けるかどうかは別として、まず試してみる。やる前から「あーだこーだ」と否定して行動しない子だとなかなか成長しません。

4.「出来なかった・知らなかった・分からなかった」ことに興味を持つ

大人に指示されたことを実行する。小学生のうちはこれでも成績は上がります。

しかし、中学、高校と上がるにつれ、逐一、人の指示を受けていられません。

学年が上がれば学習内容も高度化し、質問できる相手が限られてきます。

そこで、出来なかった問題を自分で考え直し、自分で調べ、自分で答えを求めることが、より一層必要になります。

小学生の頃の、未知のことを積極的に分かろうとする姿勢は、中学・高校で難問に果敢に挑む姿勢につながります。

5.ミスをほっとかない

間違えたときに「なんで?」と純粋に思う子です。

ミスに対してしつこく「なんで?」と考え自問自答、ミスしたことの解決策を探ろうとする子は中学で伸びます。

  • 文の意味の取り違いを疑い問題文を読み返す
  • 計算過程でミスがないか式を見返す
  • 解法を知るため解説を熟読する
  • 解説の意味を理解しようとする
  • もう1度自分で解いてみる

などミスを放置しない行動です。

1つ1つミスをほっとかないとなかなか先に進まず、小学生では他の子より出遅れてしまいがち。ただミスを正す試みこそ伸びる学習と言えます。

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6.ゆっくりだがしっかり読める

学生のうちに読むのが遅い子は、すべての勉強で遅れます

全ての科目、問題文を読む必要があるからです(当たり前ですが(=_=))。

とはいえ、ゆっくりでもしっかり読める、つまり内容を理解しながら読める子は中学で、読むスピードさえ上がれば一気に成績が上がるでしょう。

逆に”斜め読み”をして、内容の理解をないがしろにする読み方であれば、中学になると伸びません。

7.自分の意志で判断する

「今はこれをやる!」と自分のことを自分で決められる子供です。

何をするにも親の意見を聞いたりするのは良くありません。親が子供の身の回りのことに干渉しすぎることが原因となります。

また、勉強では、自分の考えで解かずに、すぐに正答を確認したがる子とも言えます。

一方で、自分の頭で考える子供は、成長するにつれ、自分で判断し意見を述べる力がつくでしょう。

良い面ではありますが、「勉強しないで遊ぶ!」と明確な意志を持って判断することが多いなら、小学生のうちは、勉強の成績は期待できないでしょう(・_・)

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8.荷物を準備・整理できる

中学で伸びない子は、かばんの中がぐちゃぐちゃな子供です。

配られたプリント類、教材を整理できず、授業の準備も一苦労。準備に時間がかかる分、人より勉強時間が減ってしまいます。

小学生のうちに荷物の管理能力は身につけたいものです。

9.好きなことがある

夢中になれることがある子。没頭することがある子。

小学生のうちは、勉強だけがすべてではありません。遊びから学べることもあり、好きなことを追求することで、高まる能力もあります。

1つのことに夢中になれるのは、面白いからです。勉強の面白さに気づけば、学ぶことにも夢中になれる素質があるのです。

中学生にもなれば、勉強の面白さや必要性を実感できるでしょう。

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10.学ぶことを楽しんでいる

新しいことを知って喜び、出来なかったことを出来て楽しむ。

人との優劣(速さや勉強量)の比較ではなく、純粋に自分の中で楽しんで学んでいる子は、自然と伸びます。

最近は学ぶ手段も様々で、ネットさえつながっていれば、パソコン・スマホ・タブレットでいろんな学びも体験できます。

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では、今回は以上になります。

小学生のうちはぱっとしない子が、中学では、常に成績が上位になる子を多く目にしてきました。

人としての基本動作が、小学生の頃に出来るようになっている子が多い印象です。それでは(^^)/