こんにちは、「学ぶことは真似ることから」まねこです。
1日は24時間と誰しも平等です。資格の取得や受験勉強では、この24時間をいかに使うかで重要です。24時間の使い方でほんのわずかな違いであっても、毎日繰り返されれば大きな違いになるからです。
時間の使い方を見直すことで、時間が生まれ学習時間が確保でき、学習効果が高まるでしょう。
やるべきことの優先順位を決めることをまず第一にやるべきです。
勉強を何よりも優先すべき?時間のやりくりで注意すべきこと
日常の行動を見直し、優先順位をつけてみてください。
ここで、真面目な人に多いのが「勉強を何よりも優先すべきだ」「あらゆるものを犠牲にしなければならない」という修行僧のような人です。限りなく行動を制限し勉強のみに力を注ぐ。こういった意気込みはあるべきです。
注意したいことは、削ってはいけないことがあることです。生きるための行動、つまり睡眠時間と食事の時間です。
勉強においての優先順位をざっくりとつけると下記のようになります。
- 生きるための行動
- 勉強
- その他の時間
勉強が第一優先ではなく、睡眠、食事といった生きるうえで欠かすことができない行動は削ってはいけません。
1日のタイムスケジュールを組むときに、まず生きるための行動を省かずにしっかり組み込む。その後に勉強する時間を入れることになります。
省いてはいけない生きるための行動
勉強時間を確保するために、極端に削ったり省いたりしてはいけない行動とはどういったことがあるのでしょうか。
先程あげたものも含めると下記のことが挙げられます。
まず、第一に睡眠です。
禁欲は必ずしも良くないです。睡眠時間を削ると勉強の集中力が無くなり、勉強能率が著しく低下し、学習効果が高まりません。
※睡眠不足で不安・抑うつが強まる 国立精神・神経医療研究センターの研究によると 睡眠不足(被験者平均4時間36分)では、 感情ストレスを受けると熟眠時よりも 扁桃体の活動が高まり不安や抑うつが 高じやすくなることが分かりました。
しっかり寝ることを当たり前にして、睡眠以外の活動時間の工夫をすべきです。寝る時間を削って勉強時間を確保することはおすすめできません。
しかし、8時間睡眠が良いのか、7時間睡眠が良いのか、これは個人によって異なります。
眠り過ぎて長い時間が経過することはできる限り避けたいので、自分が意欲的に活動できる睡眠時間を試行錯誤してみることです。
- 今日は20分だけ短くしてみる
- 少し早い(遅い)時刻に眠ってみる
- いつもより30分早く起きてみる
- 7時間睡眠ではなく、6時間睡眠でお昼に30分仮眠してみる
など、工夫することで自分のベストな睡眠時間を探しみることが重要です。個人的に睡眠時間が7時間を切ると日常でも睡魔が襲ってきたり、ぼーっとしたりします。何事も試してみることが大事ですね(^_^)v
第二に食事です。
下記に、1日に「何を」「どれだけ」食べたらよいかを示すおおよその量があります。これは農林水産省が示す食事バランスガイドです。
時間を確保したいがために、過度に食事を手早く簡単に済ませる意識はおすすめできません。
脳にとって必要な栄養素であるビタミンとブドウ糖などをバランスよく摂取すると、脳の働きも良くなります。
脳のエネルギー源であるブドウ糖は炭水化物から摂取できますが、それ以外にも下記の栄養素が脳のパフォーマンスを高めます。
たんぱく質は分解されアミノ酸に、アミノ酸はドーパミンやセロトニンなどの脳の神経伝達物質の原料となります。
※ドーパミン やる気を高め学習能力や記憶力を高める。 不足すると認知症の原因にもなる。 ※セロトニン 精神を安定させ睡眠の質を高める。 不足するとうつ病の原因にもなる。
青魚やマグロなどの魚油に含まれるDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)は、必須脂肪酸と呼ばれ生きる上で欠かせません。記憶力、注意力、判断力、空間認識力を維持することが報告されています。
※DHA・EPAの働き 1.脳神経を再生し情報伝達維持に役立つ 2.神経細胞を保護する作用 3.脳神経間の情報伝達を滑らかにする 4.ヘモグロビンの量が上昇し脳細胞が活性化
脳でブドウ糖が代謝されるときに必要な栄養素はビタミンB群です。また、神経伝達や神経細胞の働きを正常に保つ働きがあるため、脳に不可欠な成分といわれています
※ビタミンB1 糖を代謝し脳にエネルギーを供給する ※ビタミンB2 糖質、脂質、たんぱく質を体内で エネルギーにするなど、代謝を支える働き ※ビタミンB3 セロトニンを増やす効果 ※ビタミンB6 筋肉や血液などをつくるときに働く ※ビタミンB12 脳からの指令を伝える神経を正常に保つ
ただし、食事にこだわり過ぎると、きりがありません(^▽^;)
1週間のうち約半分の3日程度はファーストフードやコンビニでも良いのではないでしょうか。
時間をかけ過ぎては、勉強時間が削られてしまします。常に自炊できる人や食事の準備をしてもらえる人は問題ありませんが、時間がない人は、コンビニやスーパー、外食などを上手に組み合わせるといいです。
最近は栄養素に重視されたお弁当も充実しています。
また、何より食事は勉強のリフレッシュにもなります。楽しみながら食事をすれば、勉強の気分転換になります。
第三に、学校と労働です。
学校は義務教育であれば当然、高卒や大卒となるためには出席しなければなりません。
また、生活費を稼ぐ必要がある場合は仕事をしなければなりません。
こういった人は、自分のやりたい勉強の時間が大幅に削られることになります。
しかし、わずかな心がけで勉強時間を確保することはできます。真っ先に思い浮かぶのが、通勤・通学の時間の利用です。
電車に揺られながら本を読むことだけはありません。
- イヤホンを利用した音による勉強
- スマホを利用した勉強(アプリなど)
- 難題で行き詰ったところを思案する
様々な通勤・通学時間の使い方が考えられます。ここで注意したいのは、人によって向き不向きがあることです。
- 移動時間でも勉強に集中できる人
⇒移動時間で、あえて難しいこと、不得意なことを学ぶ。
- 移動時間は全く勉強に集中できない人
⇒無理勉強せず、自分の好きなことをする。(Youtubeとか音楽とか...)
”勉強漬け”だと精神的に滅入り、長期戦となる受験勉強では、努力が長続きしません。
好きなことをしてフレッシュすることで、勉強がかえって捗る。余暇時間があることで、高い集中力で勉強できます。
移動時間で勉強出来る人は大いに勉強し、帰宅したらやりたいことをやる。
移動時間で勉強出来ない人は、移動時間だけ好きなことをやって、帰宅したら勉強する。
個人の特性に合った移動時間の使い方を試行錯誤すべきでしょう。
また、この”余暇時間”も一概に削るべきではありません。
一概に削るべきでない余暇時間
最初に以下のような勉強するときの優先順位を確認しました。
- 生きるための行動
- 勉強
- その他の時間
睡眠、食事、学校、仕事は省けませんが、それ以外の時間全てを勉強に注ぐ必要もありません。勉強が大好きでずっと続けられる人はいいですが(^^;)
3つ目の”その他の時間”である”余暇時間”を完全に消すと、かえって勉強の能率が悪くなることがあるからです。
好きなことを思いっきり楽しむ時間を設けることで、勉強の濃度が濃くなることが期待できます。
- 勉強する前に好きな音楽を1曲聞いただけで、猛然と勉強できる
- 彼女とLINEを10分するだけで、勉強のやる気がでる
- 10分ジョギングしたあとは勉強がはかどる
などなど。勉強はしていないくても、余暇時間があることで、勉強濃度が濃くなる”好きなこと”は削らず、けじめをつけて積極的にすべきでしょう。やりたいことはやるべき【趣味と娯楽の付き合い方】
では、どのような時間を削るべきでしょうか。
勉強において削るべき時間
これは言うまでもなく、だらだらと過ごす時間です。
ついついやってしまう行動、けじめをつけられず長々とやってしまう行動です。
これらの行動とは決別すべきです。
好きなことをするときは、最低限以下の3つを明確にしてからやるべきです。
- 開始時刻と終了時刻
- 好きなことをした後、何を勉強するか
- 好きなことすることで、得られる勉強面でのメリット
1つ目は時間のけじめをつけて、次の行動(勉強)をしやすくなる。
2つ目は次の行動内容を明確にしておくことで、次の行動(勉強)をしやすくなる。
3つ目は勉強を中心として考えることで、本来の行動(勉強)をしやすくなる。
超禁欲的な生活は短期で終わります。時折、けじめをつけてリフレッシュしながら、学ぶ時間を確実に確保し続けることで、着実な進歩が望めます。
個人的には、勉強の合間に散歩する、人と会話をする、などがおすすめです。軽い運動で血流も良くなり頭もスッキリします。また、人と話すことで不安の軽減にもなります。
では、今回は以上になります。
勉強時間の確保は忙しい人にとって一番頭を悩ませていることではないでしょうか。生活に欠かせない時間はしっかり確保し生活を整えることで、冷静に時間の使い方を考えられるかもしれません。それでは(^^)/