学習効果を上げるには日頃の生活を整える【6つのことから】

こんにちは、「学ぶことは真似ることから」まねこです。

勉強したことは効率よく自分のものにしたいのものです。

短い時間により多くのことを学びたい。多くのことを理解し記憶したい。論理的な思考で難題を次々に解き明かしたい。独創的な新たな創造をしたい。など。

学習効果を引き上げるには、まず日頃の生活習慣を見直してみることも良いかもしれません。

学習効果を上げるには日頃の生活を整える【6つのことから】

今回は、生活を見直すことで体の調子が整い、より勉強の集中を高めたり、効果を高めたりすることを見ていきましょう。

健康でなければ人は頑張れません。病や体の不調を抱えながら勉強していては、学習効果が高まるはずはありません。

まずは、体調を整え、勉強できる心身の状態にしましょう。

工夫や改善の必要があれば、今日からやってみてはどうでしょうか。

1.睡眠を整える

睡眠不足は体に良くない。という一度は耳にしたことがあるはずです。

しかし、世の成功者の中には「睡眠時間は3時間、そのぐらいの努力は必要。」という人もまた耳にしたことがあるでしょう。

脳は平均7時間の睡眠が最適なつくりになっている

6~8時間の幅の睡眠をとることが良いとされています。

苦手な問題を解いていたり、長文読んでいて眠くなったことはありませんか。生物学的な特性で睡眠はごまかせません。

”ショートスリーパー”と呼ばれる稀なケースもありますが、通常5時間程度の睡眠時間の人は慢性的な睡眠不足になっているだけで睡眠負債が溜まり続けます。

※睡眠負債
睡眠不足が借金のように積み重なり
不調を引き起こす状態のこと。

睡眠不足による悪影響で、以下のような研究結果がでています。

  • 死亡率:睡眠時間6時間以下の人は、7~8時間の人の2.4倍(自治医科大学)
  • 交通事故:睡眠時間6時間以下の人は、交通事故死亡率が13%以上高まる(アメリカ非営利団体AAA Foundation for Traffic Safety)

その他にも、疲れやすくなり、集中力や注意力の低下、イライラしやすくなります。また、糖尿病、高血圧などの生活習慣病にもなりやすいことが分かっています。さらに、食欲を高め、肥満の原因となり動脈硬化、心臓病、脳卒中のリスクを高めます。

睡眠不足はパフォーマンスの低下、健康リスクも

睡眠をとるだけで、日ごろの勉強のパフォーマンスも上がります。「眠らず必死で勉強」するのではなく、睡眠を整えて「脳が活性化する状態で勉強」しましょう。

いい睡眠にするには、眠り始めのノンレム睡眠の質の確保です。

眠り始めのおよそ90分(個人差があり80~120分の幅)で深く眠ることです。自律神経やホルモンのバランスが良くなり翌日のパフォーマンスは上がります。

質のいい睡眠をとるために4つの要素

  • 温度
  • 湿度

面倒くさがらず、自分にあった睡眠環境づくりをしましょう。

「真っ暗」で「静か」な「快適な温度湿度」を保ちましょう。

2.目の疲れを取り除く

現代の子どもに多いのが目の疲労です。

スマホ、パソコン、タブレット、テレビなど、あらゆる電子機器が存在しています。

こういった発行体を目にしない日はありません。学校でもEdTechと呼ばれる教育と科学を組み合わせた、最新の教育が広まっています。

※睡魔?
教育現場でも眠そうにしている子どもを
よく見られます。話を聞くと、
睡眠時間もしっかりとっている。
生活習慣に大きな問題はなさそうです。
話を聞くと休日の起きている時間の大半
ゲームをやっていたとのこと。
”目の疲れ”と”睡魔”を混同している
子どもは多く見られます。

”眼精疲労”を寝不足と誤解

タブレットで読書もでき、ネットを介した教育サービスも充実してきています。”書く”ということにもデジタルにペンも進化し”手書き”と変わらないどころか、より便利になりつつあります。

こういったデジタル教材の利用は期待されます。教材や本も”紙”はいらなくなるのでは、と個人的に感じていたところですが、子どもたちを見ていて考えは変わりつつあります。

目の疲労感を感じるがゆえに、集中力が落ち、学習が長続きしないのでは。このように考え、紙による読書や勉強の必要性を感じる昨今です。

視力や目の疲れ方は、人それぞれですので、デジタル教材も個人の体調に合わせて上手く活用したいですね(^O^)

そこで、目を労り、疲れをためない、取り除くことは必要です。

  • 長時間パソコン・タブレットなどの使用は1時間ごとに10分間の休憩
  • デジタル教材と紙教材を交互勉強
  • 疲れたら蒸しタオルなどをあてて目を温める
  • スマホを見る距離を40cm以上
  • 意識的に瞬きまばたきをする

他にもきちんと睡眠をとる。勉強の合間でスマホを見ない。明るい部屋でデジタル教材を使用する。など目のケアをし疲れを感じないことで、勉強に集中できるでしょう。

3.食事を整える

バランスの良い食事をとることに越したことはありません。

ここで、少し気なるのは、”食べなさ過ぎ”という子どもです。

※通知表の体重を隠す
成績確認のため学校の通知表を
拝見することがあります。
学校によっては身長や体重を含めた
健康状態が記載された学校もあります。
女子の中には、自分の体重を
ネームペンで塗りつぶす、という子がいます。
そこまでするかなぁ...(*_*;

年頃の子は特に自分の”見た目”にこだわる子がいます。最近は、体重を気にする子は女子だけではありません。男子にも見栄えに相当気を配っているのを目にします。

しかし、そういう子に限って「ぼーっ」としている。食べないと頭は回りません!

  • ごはんなどに含まれる糖質は脳のエネルギー源
  • 脳内で情報のやりとりに使われる伝達物質の材料になるのはたんぱく質
  • 脂質は悪ではない、脳の温度あげ活性化する

朝食と学力が関係していることもよく耳にすることです。成長期の子どもであればバランスの良い食事は欠かせません。

※過度のダイエット
日本の20代女性の約2割が「痩せすぎ」
終戦直後の女性のエネルギー摂取量は
2098kcal。近年1600kcalほど。
栄養不足が問題視されています。

4.コミュニケーションをとる

勉強していると将来不安を感じることは誰でもあります。

「成長しているのか..」「合格できるのか..」「ダメだったらどうしよう..」

不安を取り除くには懸命に勉強することです。そしてもう1つは、信頼できる人とのコミュニケーションです。

今勉強していること、感じていることなどを言葉にして伝えるだけでもメンタルケアになります。特に家族とのコミュニケーションは重要です。

話をされた側は、親身になって聞いてあげてください。

家族とのコミュニケーションは最高のメンタルケア

※年頃の子ども
親子のコミュニケーションを取りずらい時期はあります。
子ども側は、殻を破り親に相談した方が
絶対にいいです。人生の先輩であり、
無条件に自分を愛してくれる人は他にいません。
親側は、棘のある言動が返ってくることもあります。
ですが、大きな気持ちで後押しし続けてもらいたいです。

また、家族に限らず、他者とのコミュニケーションをとる利点はあります。

  • 自分の意見を伝える能力
  • 考えを伝える表現力
  • 物事を客観的に捉え伝達する力
  • 相手の気持ちを推し量る力

などの能力が自然と向上します。一人で勉強するよりも、他者いることで大幅に伸びる能力です。

さらに、仲間とのコミュニケーションで、いい刺激をもらったり、励みになります。勉強への不安を共有できたり、いいガス抜きにもなります。

  • コミュニケーションで言語運用能力アップ
  • 仲間と励まし合えて学習意欲アップ

5.外出する

籠って勉強だけでは、精神的に病みます(^_^;)

ずっと同じところにとどまっていると、思考しずらく、いい発想も生まれずらいこともあります。

たまには、外を散歩するなど気分転換を図りましょう。

また、気分転換以外にも適度に日光を浴びるメリットもあります。

  • 骨を丈夫にするビタミンDが作られる
  • 免疫力を高め病気を予防
  • セロトニンが分泌させ感情を穏やかに

疲れたら、日光浴をしながら”ぼーっ”とするだけでもメリットはありますね。

また、適度な運動をすれば、勉強はますます捗るでしょう。

ウォーキングなどで、脳の血流が増加し、思考力や集中力が増すことが期待できます。血流をよくすることで、疲労の原因物質も効率的に処理されることから、疲れにくくなることも期待されます。

  • 日光を浴びて気分も体調も整える
  • 適度な運動で血行よくすることで脳も活性化

6.姿勢を正す

ついつい勉強していると、前のめりになり猫背になります。

首が前にでた”ストレートネック”の子どもが増えています。首に負担がかかり顎が前に突き出したような姿勢になります。

原因は、やはりスマホ。同じ姿勢で長時間見続けると、その姿勢が癖になります。

勉強するときも同じような姿勢になり、続けて勉強すると、やがて首や肩、腰に不調がでてきます

他にも、長時間のパソコン、同じ姿勢での読書、高すぎる枕などが原因として考えられます。

体に痛みが出ていては勉強に集中できません。

一方で背筋を伸ばすことのメリットとしては、やはり血流がよくなることでしょう。

酸素や糖が効率よく脳に運ばれ、思考の助けになります。また、堂々としたポーズをとるだけでもストレスが減るなどもことも分かっています。

  • 体に負担のかからない姿勢を意識する
  • 背筋を伸ばし血流をよくする

では、今回は以上になります。

1日1日のちょっとの勉強の質の違いが積み重なれば、勉強の成果に大きく関わってきます。

長期間にわたる勉強だからこそ、日ごろの生活や体調面に気を配りたいですね。それでは(^^)/