志望理由が書けないときの解決策【入試の志望動機の書き方】

こんにちは、「学ぶことは真似ることから」まねこです。

”志望理由”を書く場面は様々です。

  • 中学の一般入試の一部として課される
  • 高校入試の推薦入試
  • 大学入試や短大、専門学校などの推薦入試・AO入試

以上のような場面で志望動機を簡潔にまとめ、自分をアピールし売り出すことが求められます。

志望する学校には何としてでも行きたい。でもどのように書けばいいか分からない、という人をよく見ます。

今回の内容が、”志望理由”がなかなか書けないという人の解決策になれば幸いです。

志望理由が書けないときの解決策【入試の志望動機の書き方】

推薦入試などで合否が決定する流れはざっくり以下のようになります。

  1. 志望理由書の提出
  2. 審査・面接・筆記試験など
  3. 合否決定

志望理由書のみで合否決定する場合は、他の受験生より優れていると判断されなければなりません。

また、志望理由書に書かれたことは、面接で詳しく聞かれることが一般的です。

そもそも”志望理由”は何を書けばいいのでしょうか。

”志望理由”に書くべきことを把握する

「何を書けばいいか分からない...」ときは、まず”志望理由”に書くべきことを明らかにすべきです。

  • その学校で学びたいこと
  • その学校でなければならない理由

全く書けないのであれば、まずはこの2点だけ考えることです。

最初は、あれこれと細かく考えず、「この学校でやりたいこと」をシンプルに言葉に書き表してみましょう。ポイントは雑でもいいので”書く”ことです。

ここで、「なぜこの学校でなければならないのか」を考えるうえで、志望する学校のことを知る必要があります。

志望校を知る【志望校の特徴を書き出していこう!】

次にやるべきことは、志望校のことを調べて書き出すことです。

行きたい学校のことを知らないで、何となく進学しても、通学する数年間は意欲的な学びが出来ないでしょう。ネームバリューや噂だけで志望校を決めてはいけません。

仮に入学できても、想像と現実の大幅な解離に戸惑い、「なんでこんな学校に入ってしまったんだろう...」と後悔することになります(/ω\)

ということで、志望校のことを調べて書き出しましょう!少なくとも以下の6つのことを調べて書きましょう。

  • 校風(雰囲気、学習者・指導者の特徴など)
  • 教育理念・方針
  • カリキュラム・授業・講義などの内容
  • 施設・設備
  • 授業外の活動(部活・サークル・各種課外活動など)
  • 卒業後の進路

パンフレットなどの資料は絶対に取り寄せるべきです。

パンフレットなどの学校案内は、その学校が良い面が前面に出て興味を引き、その学校の特色を知ることが出来ます。

※学校案内は魅力的ですが。
学校側としては、学校の運営上、
より多くの学生・生徒を集めたいわけです。
そのため、たくさんの人を呼び込み、
学校を売り込むため、学校案内は
綺麗な”うたい文句”が並んでいるでしょう。
パンフレットなどは良い面が知れる反面、
悪い面が隠れていることも理解しておきましょう。

また、ホームページの無い学校は存在しないでしょう。

必ずネットで調べれば、スマホやタブレット、パソコンなどで、簡単に学校情報を得られます。

ネットは、手軽に調べられる利点がある一方、情報が小出しになっていることがあります。手間は少しかかりますが、学校の全体を捉えるために、パンフレットなどの資料を取り寄せるべきです

志望校の特徴の書き方は自由

目的は”志望理由”を書くことです。

志望校の特徴はそのための準備段階ですので、書き方はこだわらなくてOKです(^o^)

白紙に箇条書きでもいいので書くことが大切です。頭の中だけでは整理できません。

先ほどの書くべき6つのことも、詳しく書き過ぎないで以下のポイントを押さえておけばいいのです。

  • 志望校で「いいな」と思った点
  • 魅力的に感じた点
  • 入学後に取り組みたい点

このポイントを押さえて、6つに分けて書き出してみてください。

また、このように雑にでも良いので書いていくと、「そんなに魅力はないなぁ」とか「やっぱり行きたくないかも」など、実は行きたくないということが分かるかもしれません

書き出すことによって、本当に行きたいのかどうかも明らかにできるメリットもありますね(^^)

また、パンフレットなどで調べるよりも最も良いのは、実際に学校に行くことです。

学校へ行こう!【生の雰囲気と実体験は書く”好材料”】

  • 学校説明会
  • オープンキャンパス
  • 公開授業
  • 部活の体験
  • 文化祭・体育祭などの学校行事

これらは絶対に参加すべきです。

行きたい学校のこと(先ほどの6つのことを含む)を一気に知れます。実際のパンフレットとの違いも分るでしょう。

また、生の雰囲気を感じることで、自分の感情が揺れ動きます。「絶対に行きたい!」「ここで○○を学びたい!」と強く思うことで、”志望理由”も必然的に書くことができます。

  • 実際に学校に行くと刺激を受ける
  • ”学校の特徴”と”自分のやりたいこと”がリンクされる
  • 必然的に志望理由も書ける

また、卒業生など、先輩からの生の声を聞くことも非常に有効です。身近な人からの情報は信憑性があるだけでなく、受験へのやる気にもつながります。机の前に座って頭を悩ますだけでなく、外に出て実際に話を聞いてみるのもおすすめです。

パンフレットやネットから得た情報、学校に行き感じたことなど書き出したことをもとに、志望理由を書いていきましょう。

志望理由の書き方とポイント

志望理由を書くときのポイントはこちらです。

  • 情報を詰め込み過ぎず
  • シンプルに
  • 具体的に

このポイントを押さえて書いてみましょう。

合格できる志望理由書は、以下の事柄が網羅されていることが多いです。

  1. エピソード(志望するきっかけ、学びたい理由など)
  2. 学校の好きな所(具体的な愛着など)
  3. 自分の強み(根拠のあるアピール・実績など)
  4. 学びたいこと(この学校でなければならない理由など)
  5. 将来像(なりたい自分、実現したいことなど)

上記の1は、自分を分析することが必要です。過去を振り返り、今とのつながりを明瞭に表現することです。

上記の2は、パンフレットなどから書き出したことをまとめます。

上記の3は、実績などアピールです。具体的に数字などで表現すると伝わり、説得力が出てきます。

上記の4は、自分と志望校をリンクさせます。この学校でなければならない、他ではダメという根拠も示しましょう。

上記の5は、その学校で学んだ後の未来の自分を述べましょう。進路や夢です。

以上を踏まえて書いていくと相手に伝わりやすい志望理由になります。

書き終えたら”てにをは”を確認しましょう。

志望理由はシンプルが一番です。ただし、根拠のないこと、大袈裟なアピール、一貫性がない(志望校と自分がリンクしない)などは見透かされます。

さらに、面接がある場合は、深く突っ込まれ、質問に答えることが難しくなります。

自分が書いた文章の良し悪しを自分が判断することは、なかなか難しいことです。書いたら第三者に読んでもらいアドバイスを聞いてみましょう。それでは(^^)/