こんにちは、まねこです。
コロナウイルスの影響で、オンライン授業を始めとするネットを活用した学びが一気に加速しています。
学校からの連絡でLineを使ったり、先生が投稿したYoutubeで授業を見たり。
ただ、この流れよりもずっと前から、民間では、オンライン学習は当たり前のようになっています。
中でも、リクルートが出がける「スタディサプリ」の広がりが目立ちます。
2012年よりスタートして、2020年には有料会員数が74万人を超えています。
小学生から大人までが学べる豊富な授業や、スマホ1つで学べる手軽さ、手頃な価格など、利用者のニーズを捉えています。
確かに、これらの利点を考えると、小学生にとっても学びやすく、スタディサプリだけで基礎学力の向上が期待できそうです。>スタサプ
今回は、小学生にとって、このスタディサプリで勉強が十分なのか考えていきます。
スタディサプリで小学生の勉強は十分か?【オンライン学習への考え】
そもそも勉強に”十分”ということはないです...(-_-;)きりはない。
ですが、小学生にとって、スタディサプリで勉強することが最良の選択か、もっといい方法がないか、などの観点で述べていきます。
結論は、子供の学力層を大雑把に3つ分けて、
となります。あくまで個人の考えですが。
上位1割の小学生はスタディサプリはやらなくていい。
大雑把に分けたときの学力層の上位1割、例えば、首都圏の上位校や地域のトップ校に合格を目指す子供達です。
その理由を3つ挙げます。
まず1つ目は、問題の演習量が不足することです。
スタディサプリの解説は分かりやすく、難易度の高い問題も扱っています。しかも、受験科目の内容を網羅的に学べます。
ただし、学力の上位層は、理解度が高いため、丁寧な解説を聞くより、受験に応じた教材で訓練量を重ねる方が効果的と考えています。
中学受験で難関校を目指す場合、圧倒的な問題演習を重ねることが一般的です。
中学受験に挑む勉強量の確保するために、動画を見る時間よりも大量の問題を解くべきでしょう。
さらに、中学受験のために学習塾に通っている人は、塾のカリキュラムに沿った演習をすべきです。塾は受験のエキスパートであるため、適した復習のタイミングや量を提案してくれます。
スタディサプリには、動画に沿ったテキストを利用できます。がしかし、現段階では、学力の上位層は、学習塾の方が学力が効果的に高められると考えられます。
ただし、スタディサプリには、中学受験対策があります。理科の実験動画の閲覧、算数の応用問題のみなど、部分的に利用するのは良いかもです(*’▽’)
続いて、上位1割がスタディサプリをやらなくてもいい理由の2つ目。
中学受験において志望校の対策が必要だからです。
- 制限時間が短く問題数が多い学校
- 問題数は少ないが記述が多い学校
- 難問・奇問が多い学校
など、学校によって傾向があり対策が必要です。
上位校を目指す小学生は、少なくとも5年生に小学校の内容を一通り目途をつけて、遅くとも6年生の夏休み過ぎからは、志望校に向けた勉強に移行します。
網羅的にスタディサプリで学べたとしても、各中学校に向けた細かい対策は、現段階では難しいと考えています。
最後に3つ目の理由は、中学受験する子に対するサポートについてです。
子供の中には受験に不安やストレスを受けやすい子がいます。中には心療内科に通う受験生も。
精神面でのケアの他にも、時には生活面に対する叱咤が必要なこともあります。家族、学校、学習塾が一丸となって協力して支えることで、合格となるケースが多いのです。
以上の理由から、大雑把に学力上位1割は、スタディサプリはやらなくてもいいと考えています。
スタディサプリを利用してもワンポイントで。中学受験は長期戦になりますので、地域の学習塾のカリキュラムを全力でやる方が効果的かと。
下位1割の小学生はスタディサプリはできません。
学力の上位層の次は、小学生の学力層下位1割についてです。
大雑把に分けたときの学力層の下位1割、例えば、前学年までの学習内容であっても読み・書き・計算が難しい子供達です。
スタディサプリをできない・やるべきでない、2つ理由を挙げます。
1つ目の理由は、授業を聞くことより、子供自身が行動した方が効果的と考えているからです。行動とは、音読、漢字の練習、計算の練習です。
勉強は作業ではないものの、学力のベースとなる未知の「言葉」と「考え方」を発見するには、自らの行動して獲得するのが一番です。
まずは、”読む”ことで”言葉”を知り、”書く”ことで”言葉”を使えるようにし、”計算”することで”決まり”を知り使えるようにする。
オンラインで丁寧な解説を聞くことよりも、学校で習ったこと、貰ってきた教科書やドリルで基礎の基礎を徹底すべきです。
2つ目の理由は、サボる可能性があります。
スタディサプリは、スマホやタブレットで動画を閲覧することになります。
スマホやタブレットで出来ることは、無限にあり、子供にとって楽しいことばかりです。
ネットにも繋がり、アプリやゲームもあって、カメラもついていて写真も取れる。子供のやりたい放題ですね(/ω\)
確かに利用の制限機能を上手く使えればいいですが、手間ですし、子供は賢いので抜け道を見つけ出す天才です。
ネット利用のモラルなどの物事の分別がつかない小学生。親からしても気が気でないでしょう。「スマホに向かって勉強しているのか?遊んでいるのか?」と余計な心配事を増やすより、シンプルに学校教材で基礎基本の徹底すべき子もいます。
中堅8割の小学生はスタディサプリは活用はあり。
ということで、学力層で中堅であれば、スタディサプリは活用はあり。むしろ、意欲的な子供であれば、積極的に活用すべきです。
学校の授業進度に関わらず、子供の必要に応じて学べる点は。その子の可能性を大きく伸ばします。
学校の復習だけでなく、学校の進度に囚われず、学年を飛び越えて学ぶ子が広まれば、子供達の学力は大幅に飛躍します。
オンラインで地方の子供が活用すれば、学力の地域格差も縮小し、後の大学受験の様相も変わるでしょう。
最後に「スタディサプリ 小学講座」を下記に簡単に紹介します。
スタディサプリ 小学講座
では、スタサプ のポイントをざっくりと紹介します。
わずかな時間で授業を受け、すぐにドリルで練習することで定着にも繋がります。
下記のような使い方が考えられます。
- 塾や学校で分からない所だけ利用
- 前学年の授業を復習
- 中学生の授業を予習
- 英語の授業のみ活用
- 好きな社会だけを受講
- 学校の登校前に勉強する習慣をつけるために利用
- 通学や塾の送迎中に視聴
他の習い事や塾の移動時間など、ちょっとしたで授業を聞いて演習は自宅で。いろいろと生活スタイルに合わせて、カスタマイズできそうですね(^o^)
月額1,980円(税抜)。近隣の学習塾にこれほどの塾があるでしょうか。学習塾の月額料金は地域によって異なります。小学校6年生の学習塾のおよその相場は下記のようになります。
- 中学受験を目指す進学塾⇒月額35,000円~55,000円程度
- 学校の予習・復習をする補習塾⇒月額10,000円~18,000円程度
講師陣は、多数の書籍を手がける講師や東大出身、元教師、某大手塾の経験者などが担当しています。
保護者が学習状況をWeb上で確認できる「まなレポ」という機能もあります。学習時間や正答率などをメールでも確認が可能です。
子供が勉強を頑張るとコインを貰えるなどゲーミフィケーションの要素もあります。
では、今回は以上になります。それでは(^^)/