こんにちは、「学ぶことは真似ることから」のブログです。
塾に送迎をされている親御さんは多くいます。
子どもが徒歩や自転車で通う家庭もありますが、「夜が遅くなり心配」「塾が遠方」「勉強教材が重い」などの理由で送迎をされる家庭をよく目にします。
この送迎時に、成績が伸び合格する子の家庭と伸びない子の家庭の違いが見えてきます。
送迎でわかる合格する親子【勉強より大切なこと】
車での送迎の他に、車での送迎を禁止されいる塾もあるため徒歩で迎えに来る親御さんもいます。
この送迎時に成績が伸びる家庭はどういった特徴があるでしょうか。
成績が伸びる親子の送迎
結論から述べますとズバリ
という2つです。
例えば、「水曜日は8時5分に塾近くの公園の遊具の前で待ち合わせをする」など決まりごとがある家庭です。
塾は、補習が設定されたり、イベントがあったりと曜日によって終わる時間が変わることがあります。ルール化されていることは以下のようなことです。
ルールされていること ・開始時刻と終了時刻 ・送迎場所 ※曜日によって使い分けられている ※天候によって使い分けられている ※イベントのときは特例ルールもある ※混雑によって適宜変更される
同じ時間に始まったり終わったりしないため、その都度、親子のコミュニケーションが必要です。
子どもは「始まる時刻」「終わる時刻」「塾で何があるか」などを親にしっかり伝える必要もあります。
親に伝えられる子どもは、塾の出来事に強い関心を持っている証拠です。
親に塾の「始まる時刻」「終わる時刻」「塾で何があるか」を伝える子どもがやっている子は、以下のようなことが出来ています。
- 先生・講師の話をしっかり聴ける
- 聴くためにきちんと座れる
- メモを取ろうとする
- メモを取るためのメモ帳が用意され、メモ帳をしまうかばんの中も整理されている
- 疑問に思ったことを塾に帰る前に質問する
- 次の塾の日時を想定している
- 忘れ物がないか身の回りを確認する
塾でもこういったことをする指導をされるはずです。
しかし、自宅にいるときから親御さんからの指導が必要です。どういった行動をすれば良いかは、勉強自体よりも大事です。
特に小学生は「座れる」「聴ける」「メモできる」の3つは最重要です。
正直、「座れる」「聴ける」は小学生の前や小学生1・2年生で身につけておくべきことだと考えています。
幼い頃からエリート教育をされている家庭もありますが、「座れる」「聴ける」が幼い頃に身につかないと、将来伸び悩むケースがあります。
まず、基本動作の教育をご家庭でやる必要性を強く感じます。
親子のコミュニケーションの中で「座る」「聴く」の他にも、「物を大事に扱う」「名前を書く」「文章を書く」「文章が読む」「時間を守る」といったことの必要性を伝え、訓練をするべきです。
車の後部座席に乗るや否や... とある成績がトップの女の子は、 帰りに車に乗り込むと身を乗り出し、 母親にその日の出来事をすぐに話していました。 「出来事を表現する」ことは、 頭の中を整理でき、表現力も養われます。
一方今一つ伸び悩む親子の様子はどうでしょうか。
成績が伸び悩む親子の送迎
簡単にいうと、これは先ほどの逆になります。
「塾はだいたいこのくらいの時間に終わるから」「この前と同じ時間帯で送迎すればいい」など、あまりルール化されていない様子が見られます。
塾であったことをなかなか、話をしない子どもに対しては、親からの質問が有効です。
※質問の前に子どもの表情を読み取ってねぎらいの言葉をかけてください(*^^*)
「お疲れ様」でも「がんばったね」でもいいです。
送迎時の親から子への質問
- 今日新しく知ったことは何か教えて?
- 何が一番印象に残った?
- それどういうことかお母さんに説明して?
親が生徒役、子どもを教師役にして話をさせるのはおすすめです。
お母さんに教えてあげようと、子どもは今日の出来事を必死になって思い出し、伝えようと頑張ります。
この「思い出す」「教える」ということが頭の中を整理し、結果的に学んだことの復習になるのです。
ぜひ、子どもに塾でのことを話しをさせて、聞き役にまわってください(^^)
また、送迎時には子どもの本音を聞けるチャンスでもあります。
送迎時に子どもの本音を聞ける
同じ方向を向いた車内や歩いている空間は、本音を出しやすい雰囲気をつくれます。
「○○くんにこんなこと言われた...」 「○○先生に叱られた...」 「実は○○なんだ...」
など普段は言えないことを聞き出せます。
面と向かわず、運転しながら、歩きながらというのは、子どもが何となく話しやすいのかもしれません。
何でも話せる雰囲気づくりをしてみてください。
働きながら塾の送迎は大変です。
ですが、忙しい人ほど送迎をしてほしいです。
忙しいゆえに子どもとコミュニケーションをとれない場合、送迎することで強制的に会話をする時間が生まれるからです。
ご両親がいる家庭は、お父さんお母さんで協力が必要です。
夫婦でよく話し合い、ルール化しようとすることが、結果的にコミュニケーションを生みます。
しかし、実際にはコミュニケーション不足が原因で送迎トラブルは年に何回も遭遇します。
実際のトラブルを紹介しますので、ご参考にしてください。
実際にあった送迎トラブル
お父さんはお仕事、お母さんは仕事の飲み会へ、子どもの送迎を同じ塾に通う親へお願いするはずが失念。
どうしても両親とも送迎が不可能なことは必ずあります。
そこで、同じ塾に通う子の親へお願いすることもあるでしょう。
しかし、同じ塾に通う子の親へ連絡を忘れ、子どもがほったらかされるケースは、何度も目にしました(/o\)
スマホなどの連絡手段が容易になり、簡単に人とやり取りできるから起こるトラブルです。
連絡が簡単になったことで、送迎の調整を直前になってしまう。
「事前調整をギリギリにしないでください!」と叫びたい\(◎o◎)/
余裕をもって調整することで、子どもを安心させ、勉強に集中させることができます。
また、急いでいると車のトラブルも頻繁に起きます。
車での送迎が許可されている塾は地方では当たり前でしょう。
個人的にも、塾付近で「ガシャンッ!」という恐怖の音を何度聞いたことでしょうか(+_+)
本当に怖いです。
混雑を避け、子どもと乗り降りする場所・時間をルール化することは、子どもの安全面を考えると必須です。
子どもと待ち合わせ時間・場所が不十分、あるは子どもが忘れていて親が待たされるケースもよくあります。
特にスマホを子どもに持たせる場合、子どもはスマホで連絡をとらず、ずっと下を向いてゲームに夢中。車を探そうともしない...(-_-;)
親が車でイライラしてしまう原因にもなります、事前に子どもとの約束をしておきましょう。
では、今回は以上になります。
成績が伸びているご家庭は、送迎もスムーズなことが多いです。
子どもと親御さんのコミュニケーションが密に行われているからでしょう。
さらに、コミュニケーションの中で、子どもが塾内容を親に伝達しようとすることで、頭の中も整理できます。
移動時間や送迎時間はムダな時間と捉えず、そこでしか引き出せない話があるはずです。
車などには十分注意して、この時間を有効に使えたらいいですね。では(^^)/
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