こんにちは、「学ぶことは真似ることから」まねこです。
テストに向けてしっかり勉強して、あとは本番の試験を迎えるのみ。やるべきことは全部やったから、あとは自分の力を信じて目の前の問題を淡々と解くだけ、という人は多いのではないでしょうか。
1点でも多くとるための行動は、試験前の勉強だけでなく、試験中にもやるべきことはあります。
今回は、試験中に1点でも多くとるためにやるべきことを10紹介します。
1点でも多くとるために、テスト中にやるべき10のこと
既に当たり前のように出来ている人もいるでしょうが、やったことのない行動があれば、一度、模擬試験など試してみてください。
1.文字は読みやすく丁寧に
自分独自の文字を使っている人は多くいます。日頃から素早くノートをとるために、省略したり簡素化したり、早く書く工夫をされているのでしょう。
一度自分のノートを見直し、読みにくい字があれば注意を払う必要があります。分かっているのに、文字が読めないために得点を落とすのはもったいないですので。
平仮名や漢字だけではなく、”6”と”0”のように見分けがつきにくい数字もあります。数字やアルファベットなどもはっきりと書くことで、些細な減点を防げます。
採点をしてもらう立場である意識を持つ
相手の立場に立つ、つまり採点者の立場に立って回答することをおすすめします。
読みにくい字を解読するには、労力を要し、勘違いされることが多々あります。勘違いされるような文字を無くすことだけでも、不用意なミスを減らせることが出来ます。
2.試験終了10分前には全て解く
2つ目は、試験終了10分前に全て解こうとすることです。
多くテストの場合、全て解き終えることは難しいですが、解き終えなくとも全ての設問を読み、すぐに解答できる問題をやる。分からない所は飛ばして構いません。
終了10分前までに完璧に出来ることに越したことはありません。が、なかなかそうはいきません(^▽^;)
終了10分前までに一度すべての設問をやってみる主な理由は以下の2点です。
簡単な問題や自分の得意な問題が、テストの後半にあったにもかかわらず、前半で時間を掛け過ぎて、手が届かず時間切れ。これを防ぎ、「取れる問題を取る」というのがテストの鉄則です。
また、余裕を持って一度全てに目を通しておくことで、飛ばした問題に戻って再度考えることが出来ます。
「既に解答できた問題の見直し」と「飛ばした問題の再挑戦」をするためにも、試験終了10分前に解くべきです。
3.設問番号に印をつけながら解く
試験終了10分前に解こうとすると、なかなかすぐには解けない問題を飛ばす必要があります。
そこで、設問番号に印をつけながら解き進めると、見直し時間を有効に使うことが出来ます。
例えば、下記を参考にしてください。
設問番号に3つの印を使い分けて、書いておくことで、最後の10分で見直すべき優先順位が分かります。
「もう少し解けそうだが、時間が掛かりそうだから飛ばした”☆印”の問題」をやり直すことで、得点を稼げる可能性は高いです。
「完璧にできた”○印”の問題」は確実にできているか”サッ”と確認。
「全く分からなかった”×印”の問題」は、別の角度で考えてみる。
印をつける時間は1秒程度で時間も取りませんし、3つを使い分けることで、どこを見直すべきかも即座に判別できます。
4.問題文は”手”で読む
文は”目”で読みますが、テストでは”手”でも読むことをおすすめします。”手”で読むとは、文章に印や線を書き入れながら読むことです。
文章のポイントととなる箇所に、以下のような”キズ”をつけながら読むことは定番です。
- 線を引く
- 線でつなぐ
- 丸で囲む
よくテスト後の問題用紙が、受ける前と後であまり変わらず、真っ白の人を見かけます。それで、常に満点であれば早急な改善はいりません。が、得点が伸びていないのならば、ぜひ試してみてください。
書き入れながら読むことで、論理のつながりが詳らかになったり、問題を解答するうえで必要なポイントが明らかになります。
自分の手で書き込みを入れると、他人の書いた文章に入り込め、読み解きやすくなる
5.解答欄は全て埋める
5つ目は、解答欄には全て答えを書き入れることです。
分からない所は、”勘”や”予想”でも構いません。何か書けば当たる可能性がありますが、意外とあきらめて何も書かない人は多くいます。
また、”勘”や”予想”であっても、完全な当てずっぽうではなく、正解の可能性が高い予測をすべきです。
- 内容を吟味して選択肢の絞り込む(消去法)
- 角度や長さなどで、他と比較してあり得ない答えは避ける
- 明らかに間違った文は書かない(”てにをは”がおかしいなど)
予測で解答することは、投げ捨てることではありません。考えられるあらゆる手段を使って、最も可能性の高い解答を書きましょう。
6.解く過程を残しておく
特に数学(算数)や理科などの計算式や筆算を書き残すことです。
答えを導こうとしている途中に、問題と合わない場面に遭遇することがあります。問題文の内容と途中で求めた値が矛盾するようなことです。
どこに、思考の過程に誤りがあるかどうかを確かめる為にも、”過程”を残しておくべきです。
また、試験終盤に、答えに間違いがないか見直すときにも有効に働きます。途中式などの過程を追っていき間違いがあれば、途中からやり直せます。
さらに、試験が終了し、間違った場合も、自分の考えがどこまで合っていたのかも分析できます。
”思考の過程”を残すと、解いているとき・見直しのとき・試験が終わったときに有効
7.解答欄に書き入れる前に番号チェック
テストでは、解答用紙と問題用紙が別々のことがよくあります。
そこで引き起るトラブルが、”解答欄のずれ”です。「大問1の答えを解答用紙の大問2に書いていた。」「最初で解答欄をずらして、他の問題すべてずれてしまった。」
このようなミスを防ぐために、解答欄に答えを書く直前に、解いた問題番号と解答欄の番号をチェックして書き入れることを忘れないでください。
鉛筆を持っていない手で、しっかりと指でたどって番号をチェックすればミスを防げます。
鉛筆を持っていない手で解答欄の指差し確認を。
8.”始め”の合図でまず受験番号を書く
8つ目は、試験が開始した直後に、真っ先に受験番号(あるいは氏名)を記入することです。
絶対にあってはならない受験番号の書き忘れ。まず自分の答案であることを記さなければ、いくら高得点をとっても評価されません。
また、試験に終わる最後にもう一度書いてあるか確認しましょう。
9.試験を開始してすぐに解かない
受験番号(と氏名)を記入したら、すぐに最初の問題から取り掛かる。これはおすすめできません。
まず、試験の問題を全体に”目を通す”。熟読はせずに、視界に入れる程度で構いません。全体に目を通す意味としては、以下の3点です。
闇雲に解くのではなく、全体を知ったうえで、1つの問題にどのくらいの時間を掛けられるかを知れます。
また、全体像を見ないと「どのくらいの分量があるのだろう?...」と不安を生みやすく、不安から1つ1つの問題の精度が落ちてしまいます。
あらかじめ、全体を把握しておけば、おおよそ自分の解けそうな問題も判別できます。1分間もあれば十分ですので、問題全てに目を通しておきましょう。
10.完璧に解こうとしない
「絶対満点をとる」「必ず合格点をとる」といった意気込みはあるべきです。
とはいえ、テストによっては、全問正解を前提しない問題設計がされることがあるのです。明らかに時間内に解くことが難しいテストがあります。
こういったテストに真正面から全問正解を狙っていくと、難しい問題に時間を奪われ、制限時間内で合格点といった満足いく結果は得られません。
取れる問題を確実に取る
”潔さ”と”賢さ”を持って、手際よく得点を取れる問題に時間を掛け、得点が取りにくい問題は素早く見切りをつける。これには、本番のテストを想定した過去問によるトレーニングで養えます。模擬試験を受験することも有効です。
では、今回は以上になります。
テストに向けて準備をすることはもちろんですが、テスト中であってもできることはありますので、ご参考になれば幸いです。それでは(^^)/