こんにちは、「学ぶことは真似をすることから」をコンセプトにブログを書いています。
テスト直前でみなさんはどのように勉強していますか。まだ2週間あると余裕をもって自分の計画に沿って勉強する人、焦りを感じる人、諦めて開き直る、自分よりできない人を見て安心しようとする人など。
教育現場に少しでも関わる方であれば、テスト前に必ずと言ってもいいほどよく見られる光景です。
学習や勉強は、試験を突破することではなく、学ぶことによって自分の行動が変わることです。ですが、今回はテストの2週間前の差し迫った時期に、より点数をとるため、効率的に勉強をする方法を1つ紹介します。
【効率的な勉強】テスト2週間前に勉強効率を上げる方法
今回の結論を言いますと、
ということになります。
テスト2週間前の時間が限られた状況では、テストに出題される全てを細部にわたって網羅的に勉強することが難しいことが想定されます。
そこで、大事になってくるのが優先順位です。
しかし、この優先順位をどのようにつけるのかが、出来ない人が結構見受けられます。
誰でも簡単にできる1つの方法を提案しようと思います。容易に真似できますので、1度試してみてください(^^)
優先順位をつけるマトリックスとは
「マトリックス」は、もともとラテン語の子宮に由来する言葉で、何かを生み出すものを意味する言葉です。一般には「基盤」や数学の「行列」(数学ではdeterminant:行列式がよく使われます)という意味です。
ここでは、簡易的に2つの成分を縦と横に分ける分析ツールとして利用します。以下のものを参考にしてください。
- 勉強する内容を分析し、優先順位をつけます。
- 縦の軸は、テストに出題されやすいかどうかで分類する
- 横の軸は、問題や単元を解けるかどうかで分類する
少しわかりずらいですので、実際の例を見ていきます。
例えば、数学の勉強を例にとり、単元をピックアップして以下のように分類します。(数学の単元名は便宜的に適当です)
上記のように1つ1つの単元を分類したら、分かることを具体的に見ていきます。
- 右上の「2次関数」はテストに出題されるが、もう既に解くことができる
- 右下「微分」は解くことはできるが、テストは出題されにくい
- 左「複素数平面」はテストで出題されるか曖昧で、解くことができない。
- 左上の「方程式」はテストに確実に出題されるが、解くことができない。
以上のように「出題されやすい・されにくい」「解ける・解けない」の2つの成分で分析することで、4つの事象に分けて、自分の現状を分析することができます。
では、テストの2週間前にどこを優先的に勉強すべきでしょうか。以下見てください。
- ◎→出題されやすいが解けない問題・単元
- ○→出題されやすいが解ける問題・単元
- △→出題されにくく解けない問題・単元
- ×→出題されにくく解ける問題・単元
優先順位は”◎”のところが最も高いと視覚的に分かり、真っ先に「方程式」「不等式」「因数分解」を勉強すべきと判断できます。
マトリックスの活用方法
縦軸と横軸の矢印を大雑把に大きな紙に書き出し、分類する「問題の種類」・「単元名」は付箋紙に書いて、大きな紙に貼ることをおすすめします。
問題や単元を明確に分類できる場合もありますが、分類する全体像を見なければ、相対的に出題されやすいかどうかや解けるかどうかは掴みずらいです。
おおよそ分類した後に、単元を書き換えると手間がかかりますが、付箋紙を張り替えるだけだと表を作成しやすいです。
「解けるかどうか」「出題されやすいかどうか」以外にも、「得意か不得意か」「配点割合が多いか少ないか」など成分をアレンジすることで、より自分の試験内容に合わせたマトリックスも作れます。
自分のテストの内容に応じてアレンジしてみてください。今回はテスト2週間前に優先順位をつける目的でしたが、テストまでの期間の違いによって成分を変えてみるのもよさそうです。
さて、テストまでの短い期間で、勉強の優先順位をつける方法として参考にしてもらえたらと思います。
既に自分で工夫されている方も多くいらっしゃると思いますので、自分の確立した方法がうまくいっている方はぜひ自分のやり方を実行し続けてください。
大事なことは、残りの短い期間で、ただがむしゃらに勉強するのではなく、効率的に得点するための工夫を惜しまないということです。
マトリックスの活用は、自分で出題傾向を分析するきっかけにもなります。
さらに、自分の解ける・解けないが明確になり、曖昧だった自分の現状が分かります。テストが差し迫った時期に、自分の現状を知るだけで客観的になれて、不安が和らぐことも考えられます。ご参考になれば幸いです。では(^_^)/