こんにちは、教育や子育て、学ぶことについてをブログにまとめています。
教育の現場で見られるのが、受験生のメンタル面からくる体調の変化です。
円形脱毛のある子どもに直面することがあります。とりわけ私立中学の受験を考える小学生にみられることが多いです。髪が自然と抜け落ちる子ども、無意識に自分で毛を抜いてしまう子どもと事情はそれぞれです。他にも、眉毛を無意識に抜いてしまい、なくなっている子どももいました。
小学生に限らず、受験を控える中学生や高校生の体調の変化、あるいは精神的ストレスからくる行動の変化に直面することがあります。
受験生がいる方は、自宅で居眠りをするわけではなく、きちんと座っているものの、放心状態になっている子どもを見かけたことはありませんか。
意欲的に学んでいたのに徐々に活力が少なくなっている、そのんなときの提案です。
原点に帰る【学ぶ目的】
自分自身が「なぜ学ぼうとするのかをじっくり考える」ことは、「学ぶ」という行動より優先すべきです。
目的のない行動は、活力のない行動となり、学習効率が非常に悪いです。学んでいて、自然と学ぶことを躊躇してしまうようなことがあれば、行動をやめ、原点に戻りましょう。行動をやめることもまた、行動です。勇気をもっていったんやめるといいです(・_・)
学習効率が悪くても学ぶことを継続しようとする人は、まじめな人に見られる傾向です。「どんなに苦しくても頑張るんだ」というたくましさを感じますが、休む方が賢明です。
ここでいう原点に帰るとは、「何のために自分は学ぶのだろうか」「勉強する目的は何のだろう」と答えを探すということです。
答えを探すために、マインドマップなどのツールを利用し、目的を書き出すことをおすすめします。頭の中だけで考えるだけでは、考えが整理できないことが多く、不安なります。
目に見える形にして、目的をゆっくりと考えていきましょう。学び始めのころと、考えや気持ちの変化が起こっていて当然です。
当初の目的や目標と変化があってもかまいません(^O^) 人は変わるものです。
生活リズムを整える【自分に適した食事と睡眠】
体調は年齢とともに変化します。自分に見合った睡眠時間を自分で試行錯誤してみましょう。
成功者が、極端に短い睡眠時間で努力したエピソードなどを耳にしたことはありませんか。
人の体は千差万別、自分と同じ体の人はいません。「眠らずにやらなければ目標は達成できない」という強迫観念にとらわれず、自分の体調と向き合いましょう。
また、睡眠の働きに「記憶の固定」というものがあります。眠ることによって、日々学習したことを脳に定着させる働きです。学んでいるときには、なおさら眠ることが重要です。
食事に関しても、自分の体形を気にして制限する人がいますが、エネルギーがなければ人間は活動できません。
人は、自分の見た目を理想に近づけることで、充実感を感じますが、本来の学ぶ目的を達成するのための行動を優先させましょう。
自分のことを人に話す【信頼する人】
本来の目的が明確を明確にし、生活リズムを整えたら、今の自分の考えを声に出し、人の伝えることをおすすめします。
精神療法上、話すこと自体がストレス緩和に効果があるとされています。
自己開示することで、自分はどう思われるか不安になる人もいますが、気にせず自分のことを話しましょう。
自分の目標や夢、達成するための行動、うまくいかないことなどを言葉にすることで、自分の困っていることが整理され明確化されることで不安がやわらぎます。
自己開示をする相手は、家族やパートナー、親友などの信頼できる人が良いでしょう。
自分を開示することによって、相手も自分のことを打ち明けやすくなります。相手の過去の経験から、学びのヒントになることが得らるかもしれません。また、人の失敗から学べることもあり、まねをして自分に取り入れることも良いですね(*^^*)
人は変わるもの、変化を見極め、適応しよう
「最初に決めたことは最後までやりぬく」信念は、困難を乗り越えるためにもつべきです。ただし、その信念が自分を精神崩壊させるようであれば、方向転換をした方が良いのです。
元々の考えに固執するより、変化に上手く適応し、目的を見極め、目的にあった行動をするべきと考えています。