記憶のプロセス「記銘」の3つの工夫【記憶力】

こんにちは、「学ぶことは真似をすることから」をコンセプトにブログを書いています。

「学ぼうとすることが頭に入ってこない」「文章の字面だけ目で追っているだけ」などの状態になったことはないですか。新しい情報を記憶したいのにできない。

この状態を解決する工夫をまとめていきます。

記憶は、記銘→保持→想起の3段階があります。

  • 記銘→脳に情報を入力する
  • 保持→情報を脳に保管しておく
  • 想起→脳から情報を出力する

今回はこの記銘の段階での工夫できることに絞ってまとめていきます。

1.興味を持つ 【「記銘」を工夫する】

うまく記銘するのに重要なことは、学ぼうとしていることにどれだけ注意を払えるかです。

学ぶことに対して、注意を払い続ければ、脳に情報は刻まれ記憶できます。学びたい事柄に、常に注意を引く工夫をしていきましょう。

記銘の段階、つまり情報を脳にインプットする段階の工夫の1つ目は興味を持つということが挙げられます。

例えば、勉強はできないけど「魚編の漢字なら30個以上書ける」「サッカー選手の名前をたくさん知っている」「特定のアイドルのことはいろんなことを知っている」など、特定の分野で膨大な情報を持ってる人は近くにいませんか。

自分に興味を持っていることは、インプットしやすいですので、学んでいることを辛いことと思わず、楽しんで自分が最も関心のあることと捉えるようにするとうまく記銘できます。

興味関心があることを学ぶことはとても効果的ということですね(*^^)v

好きなことを学ぶのであれば、上達速度も速く効率的です。好きなってみてください

  • 好きになる→興味が湧く→注意を引く→うまく記銘できる

2.目的の明確化 【「記銘」を工夫する】

記銘(インプット)の段階で工夫できる2つ目は、学ぶ目的を明確にすることです。

例えば、「東京大学に合格するため」「TOEICで850点以上取るため」「医者になるため」「頭がよくなって尊敬されたい」などが目的として挙げられます。

さらに、「なぜ東京大学に合格したいのか?」「なぜTOEICで850点以上取りたいのか?」「なぜ医者になりたいのか?」「なぜ尊敬されたいのか?」と自分に問いかけてみましょう。

自分に問い続け、目的を深堀りしてより学ぶ目的を鮮明にしていきましょう。

学ぶ目的がはっきりすれば、学ぶ質が自然と上がります。惰性で学んできるのであれば、一度立ち止まり目的地を探すべきです。

最終的な答えにすぐたどり着かないでしょうが、答えが出なくても自分の目的を求め続けるべきです。生涯求め続けることが、本当にやりたいことのための生活となり、目的を持った充実した毎日を送れるからです。

また、目的は頭の中で考えてもぼんやりとしたままで、明確になりにくいです。

個人的なおすすめは、紙に書いていくことです。一気に箇条書きに自分の思い当たる目的を書き出すのもOKですが、マインドマップを書くとより頭の中が整理されると考えています。

  • 考えを整理しながら目的を明確にする→記銘の質の向上 ※マインドマップを書くのがおすすめ

3.不安を取り除く 【「記銘」を工夫する】

記銘(インプット)の段階で工夫できる3つ目は、不安要素を排除することです。

「学校で陰口を言われ傷ついた」「職場で他人ミスの責任を取らされた」「家族のコミュニケーションがうまくいかない」「体が不調だ」など心の中につかえるものがあれば、人は集中できません。

不安の対象にばかり関心がいってしまうと、学ぼうとしていることに注意がいきません。

こういった場合は、注意の対象が自然と学ぶことにいくように、不安の要素を整理し、不安を取り除くことからやってみましょう。

本来注意を払いたいこととは別のことが気になってしまうことは誰でもあります。

個人の意見ですが、不安要素の多くは人間関係から生じるものではないでしょうか。

教育現場の子どもからの相談事項で圧倒的に多いことは、親との関係、先生との関係、友人との関係です。結局のところ、学びたいという気持ちはあるものの、人間関係に気を取られ、勉強に集中できないということが多く見られます。

ときに、学ぶぼうとすることで、今までの人との関わりが少なくなることがあります。

こんなときも、頭で考えるだけではなく、自分の真の目的を紙に書き出すと良いですよ(^_-)

目的とは、外れていることが明確になり、関わりを断つきっかけになります。勇気をもって目的外の行為はしないといいですよ(^_^)/~

  • 不安の対象を洗い出す→学ぶことのみに注意を向ける→効率よく記銘できる

今回は「記銘」するときの工夫を3つ挙げていますが、自分でも学ぶことをどうすれば吸入しやすいかを見つけてみてください。

自分の得意のインプット法がある人は強みがあってうらやましいです。気持ちの強さは必要ですが、気合や根性だけでなく、効率よくインプットする上記の3つの工夫を真似してみてはどうでしょうか(‘_’)